- 本 ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048938334
作品紹介・あらすじ
「今年は最悪の夏休みだ。わたしはこの夏に、やり残していることがある」
一度死んでも生き返ることができ、その際にひとつの願いを叶えられるという不思議な木の実を手に入れた子供たち。
二度目の死を迎えてこの世から消えていなくなったもの。別に誰かに成り代わったもの。自分を殺した相手への復讐心を募らせるもの。
各々の願いがもたらした因果は絡み合い、物語は予想だにしない展開を迎える。
そして永き時を生き続け、彼らの行く末を見届けた魔女は、何を願う。
感想・レビュー・書評
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「もうひとつの命」の続編。
前作では掘り下げられなかった魔女について、そして藤沢達のその後を楽しめます。
何度も生まれ変わり、生き続ける魔女が命について思うことこそ、私たちが生きている意味なのかもしれません。
前作を読んでいないと内容が分かりにくいと思うので、是非あわせて読んでみてください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書を置き去りにして進んでいく感じで読み終わりました。もう一つの命を読んでから読むとまた違って見えるのかもしれませんが読むのが、大変でした。面白くなくて進みにくかったです。
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『もうひとつの命』の対となる作品。前作のエピソードに触れつつ、時間や記憶の無常さと繋がりの温かさを描いた作品。 死んでも、記憶や認識を失いつつ復活できる果実を中心にした作品。魔女パートとと彼女と一緒に暮らしている藤沢のパートがあります。藤沢パートでは前作で殺し合いをした七理が記憶を失い復活し、藤沢の前に現れます。 そして魔女パートでは彼女の過去や果実の謎が明かされます。 藤沢パートでは記憶、魔女パートでは時間という断裂がある中で、繋がりが描かれます。 『もうひとつの命』とセットで大好きな作品です。
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イイハナシダナー????
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『もうひとつの命』を先に読んだ方が良いのだと思います。
恐らく。
魔女に貰った赤い実は、命を蘇らせる力がある。
更には、その時の願いや容姿まで叶えてくれる。
けれど、蘇った命は、既に人間としてのそれではなく、動かない心臓と定められた残り時間の中で全う出来るものでしかなかった。
前作を読まずに入ったので、とりあえず困った。
それはそれとして、完結出来るような作りにしておいて欲しい……。 -
【かけがえのない友情を求めた、少女と魔女の物語。】
「今年は最悪の夏休みだ。わたしはこの夏に、やり残していることがある」
一度死んでも生き返ることができ、その際にひとつの願いを叶えられるという不思議な木の実を手に入れた子供たち。
二度目の死を迎えてこの世から消えていなくなったもの。別に誰かに成り代わったもの。自分を殺した相手への復讐心を募らせるもの。
各々の願いがもたらした因果は絡み合い、物語は予想だにしない展開を迎える。
そして永き時を生き続け、彼らの行く末を見届けた魔女は、何を願う。
著者プロフィール
入間人間の作品





