- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048938570
作品紹介・あらすじ
孤独な子供時代に出会った謎の男ローレン。死んだと思っていた彼から手紙を貰った大学生の宏助は、彼の足跡を追い始めるが――。『ちょっと今から仕事やめてくる』の著者が贈る、優しさと強さに満ちた意欲作!
感想・レビュー・書評
-
人は誰もがローレン。
客観的に罪とは言えなくても
自らの自覚による過ちを犯して、
その罪滅ぼしをする。
人が誰かのために生きることの本質を
とてもわかりやすく伝えてくれる物語
心がおだやかになり、大切な人や
困っている誰かに手を差し伸べたくなる
あたたかな作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
閉ざされた人間関係が一つずつつながっていく。
心が浄化される物語です。 -
高評価本ということで手に取る。
幼いころに仲良くしてくれた流浪の画家ローレン、主人公が大きくなった後、手紙が来て絵を管理・販売してほしいと。ローレン、友人、主人公の過去が語られていくという物語。
話の書き方は面白く、登場人物の謎な過去が明らかになっていくという形で物語が進むので、引き込まれる。心暖かくなる一冊。 -
北川さんの小説だから元気が出るかなって思いながら読み進めていったのが悪かったんだろうな。
それほど、面白いと思わなかったな。
たぶん、期待していたことが大きかったんだろうな。
人の縁ってわからないものだからねぇ。。。 -
人とのつながりの大切さに気づける物語。
-
ちょっと感動
ミステリアスな進行、そうかそういうことか。星の降る家のローレン読み終わって題名の意味がわかった。
光か -
主人公の宏助が偶然知り合った雪子とともにローレンにまつわる謎を探っていく前半は、想像力をかきたてられて楽しい。ローレンはどんな人生を湯んできたのか、なぜ宏助を助けたのか。そして宏助自身どんな生活を営んでいるのか。前半に浮かぶ疑問は、すべて後半で明らかになる。もう、一気読みである。
子どもへの虐待が社会で論じられる昨今、タイムリーな一冊だった。目の前の子どもの様子を察し、助けるような大人が少なくなっている今、大人への反省を促す内容となっている。
雪子の親友が姿を消した本当の理由とその後の顛末は、ちょっとドラマ的だが、ローレンの存在感は大きい。
心地よい終わり方がとてもいい。 -
大切な人のために集める光。心に光る星空を大切な人と分かち合い、明日への道を照らす光となれ。良い本でした。