- 本 ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048938709
作品紹介・あらすじ
バースでの長逗留を終え、ようやくロンドンに帰還したラザルス。リーラは徐々に感情豊かになり、観光がてらついてきたエディス達との交流も続く。賭場の馴染みからは、そんな関係を冷やかされる始末。ラザルスは賭博師として日銭を稼ぐいつもの生活へと回帰していく。
だが幸福そうに見えるラザルスの心を陰らせるひとつの懸念――。リーラという守るべき大切なものを得たが故に、彼の賭博師としての冷徹さには確実に鈍りが生じていた。裏社会の大物や警察組織にも目を付けられつつも、毎日を凌いでいたラザルスだったが……。
そしてかつての恋人である賭博師・フランセスとの因縁が、ラザルスに決定的な破滅をもたらすことになる。
感想・レビュー・書評
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シリーズ物とは斯くあるべし
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どうなることか、今度こそラザルス死んでしまうとハラハラした。
それだけに最後は……! 見開き挿絵のフランセス見ましたか? 説明できないけどこんなぴったりな表情、はあ〜夫婦か!!
繰り返し現れるフレーズや伏線回収も良いです。「十字架なくして王冠なし」。
次巻で最後とのこと、名残惜しい。すごく良いものが読ませていただけると期待して待ちます。
ところでなぜか最初からフランセス(CV能登麻美子)で脳内再生されてる -
会心の出来と思わせてくれるぐらい良かった。主人公の過去のモヤモヤした部分をこれ以上ない形で物語に落とし込んで昇華させていて、読んでいる方も胸が熱くなった。
著者プロフィール
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