笑う書店員の多忙な日々 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 115
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048938808

作品紹介・あらすじ

その筋では知られる書店『四谷書廓堂』の文庫文芸担当として働く女性店員、楠奈津。なによりも本を愛する彼女が、日々店にやってくる困ったお客様や出版社の営業担当を相手に奮闘する姿をコミカルに描いていく――。

感想・レビュー・書評

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  • 残念な仕上がり。

    盛り込みすぎたから?描き切れていない要素が多すぎて、肝心のストーリーも雑な展開に感じる。

    最も突っ込みたいのは書店の仕掛けで売り切った500冊。その作者。顔も見えない。どれだけ凄い作品を書いたにせよ、その作者の人間像がスルーされていたのでは、ね。

    小説って、人間を描くんですよね。
    物語になんの影響も与えていない神様なんかを登場させてお茶を濁すくらいなら、もっと本に関わる人々をしっかり描きましょうよ。

    書店員ものは数多いですが、独自の視点や世界観で自分らしく仕上げた作品もいくつもあります。

    ストーリーに没入できなかった時点で、私の中では読まなくてもよかった作品です。

  • 四ッ谷駅前の老舗書店を舞台にしたお仕事小説。

    書店員は体力勝負とはよく聞くが、それにしても全般的に体育会系すぎるノリで、でもそれが心地よい「チーム」に見える面白さがある。そこに入り込んできた深窓の令嬢系本好きとの対比も良い。

    中編4つは各編ごとにまとまっていて、書店員の様々な側面が見られる。それらを通じての成長物語になっている構成も綺麗。だけど個人的には、もうひと押し心に刺さるものが欲しかったのと、少し不思議な要素がちょっと空回っている感があった。

    キャラが良いのでもし続刊があればもっと暴れて欲しいな。

  • こんな書店があったら楽しいだろうなぁ。でも書店を舞台にした小説では、たいがいやりがいはあるけど金は出ない風に描かれているので、そういう面でも書店の将来が心配です。
    さて、本文中に何カ所か違う書店の名前が出てきます。元の原稿では文誠堂だったんでしょうか。メディアワークスはこういう校正ミスが残念。

  • 最近増えて来た(気になるから目につくだけかな)書店もの。ファンタジーだったりキャラが立っていたり、色んなアプローチがあるので、これはどんな本かな、と読んでみる。表紙絵も好みだったし。
    結構リアルな書店事情に夢と優しさをプラスした感じ。全てIT化されていたり、隠し監視カメラをいくつも設置したり、って実際は中々難しそうだから、その辺が(書店員の)夢をプラスかなって。
    第四章の、あらすじ紹介にもある新人作家の作品をを仕掛ける話が一番面白かった。

  • 書店員なので表紙につられて。

    だいたい書店小説って、こういう形が多いですよね。本好き新人バイトが職場に入ってきて、変り者先輩店員とかレジェンド店長(あるいは使えない店長)が出てきて、本に関するちょっとした謎解きをして・・・・。
    毎日が連想ゲーム。「お客様が仰る、本にまつわる情報というのはね、十割間違っています」というセリフにはウンウン頷いてしまった。探してる本に辿り着くまでに時間がかかってしまう。「(言ってたのとだいぶ違うけど)こちらでしょうか?」「そう、それ」か「そうですかね?私もよくわからないけど」えーーー知らんがな。

    楽しく読めた。最後の賭けには乗れないけど!怖い500冊て!

  • 作者の成長を感じる。次の作品でどこまで変わるのか、また楽しみに待ちたい。

  • 【書店員って、ほんと大変な仕事だ。それでも、私は本を愛してる。】

     東京の小さな書店で、個性的な店員に囲まれながら働く楠奈津。文庫文芸担当の彼女は、新人バイトの紗和とともに膨大な仕事に埋もれていた。
     ある日、某出版社から持ち込まれた新人デビュー作のゲラを読んだ奈津は衝撃を受け、全店フェアを提案する。だが、「なぜ新人の作品を?」「情熱だけで売れるわけないだろ」と周囲から猛反発を受ける。
    「私が売りたいと思ったんですよ。売れてほしいと思った。それじゃいけないんですか!」
     果たして、奈津の想いは報われるのだろうか――?

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著者プロフィール

2016年に「人生はアイスクリーム」(メディアワークス文庫)にてデビュー。

「2018年 『笑う書店員の多忙な日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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