銀河の死なない子供たちへ(下) (電撃コミックスNEXT)

著者 :
  • KADOKAWA
4.44
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本棚登録 : 88
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048939843

作品紹介・あらすじ

このマンガがすごい! WEB(宝島社)
2017年11月オトコ編1位!

不死の姉弟に育てられた少女ミラは、
一人だけ成長することに戸惑いながらも、幸福な時間を積み上げていく。
ある晩、姉弟の母親から二人の出自に関する秘密を明かされて…。

最終章マッキ編(50ページ)描き下ろし収録!!

感想・レビュー・書評

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  • 「死に怯える瞬間 生の価値が最大化する。どんな感情なんだろう?僕にはわからない」(下巻冒頭)

    不老不死のπとマッキには,死というものがわからない。

    いや,必ず死が訪れることを知りつつも,目の前のことで精一杯の私にも,死がどんなものなのかよく分かっていない。

    時間が経つにつれてミラはどんどん成長し,一方でπとマッキはずっと子どものまま。

    3.1415…と小数点以下無限に続く円周率と同じ,彼らの時間も永遠に続く。

    命に限りあるミラとの生のコントラストが際立つラスト,彼らの命は亜光速で流れゆく。

    その未来ある選択がとても,人間らしい。

  • 上巻ほどの衝撃ではなかったが、下巻は回収。
    それも、閉じる終わりではなく大々的に開く終わり。
    「海を越える」→「星の海を越える」このあたり、素敵だ。
    施川先生の死生観たっぷり。

  • 久々にSFというジャンルの芯を食らったような。ぼろぼろ泣きました。2018年ベスト。死を思え生を生きろ。

  • 「死に怯える瞬間、生の価値が最大化する。どんな感情なんだろう?僕にはわからない」
    「永遠の時間を持っていても大切なものを失う準備なんてできないって、それを知ってるだけだ」
    「誰も不幸じゃないよ。僕とπにはミラがいて、ミラには僕とπがいる」

    我々はどこから来たのか。我々は何者か。我々はどこへ行くのか。生きることの無意味さに飲み込まれないための物語でもある。

    ところで上記のゴーギャンや「ライオンに怯える馬」、「オフィーリア」、砂浜の地上絵、手塚治虫の「火の鳥」など、絵はこの作品のキーワードのひとつ。時を超えて受け継がれたり、失われたりする人間の営為を象徴しているのだろう。

  • 不死の体は人類の永遠の夢。
    孤独と退屈が精神を苛むであろうことは容易に想像できる。
    でも、死の直前に死か、永遠の命かと問われたら、潔く死を選べるだろうか?
    死は美徳ではない。生命の唯一の使命は生き残ることだ。
    まだ幼いミラの選択には違和感しかなかった。

  • こう言う漫画を、世界を動かしているのは自分たちだと思っているお偉いであろう政治家に読ませたい。想像力を養えと言いたい。

  • ミラが最後に選んだことは、自分には理解できた。最後まで人間として生きたかったのだと。

  • 感想特になし

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著者プロフィール

代表作『サナギさん』『バーナード嬢曰く。』『鬱ごはん』『オンノジ』『ヨルとネル』など多数。2014年に第18回手塚治虫文化賞・短編賞を受賞。2016年10月には『バーナード嬢曰く。』がアニメ化される。

「2018年 『銀河の死なない子供たちへ(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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