余計なものもいとおしくて

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 132
感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048969574

作品紹介・あらすじ

【本文より】
仲良かった友達は皆、私立の中学校へ進学。急に一人ぼっちだ。
私の母校の中学校はいくつかの学校が一つに合併した学校であった為、とにかく人が多かった。
人が多ければそれだけ沢山の友達ができると思っていたが、全然上手くいかない。

お昼ご飯は給食ではなく、お弁当であった。小学生の頃の近くの席同士の人と机をくっつけて食事をともにする形式とは違い、お弁当を一緒に食べたいと思う人を誘う形式である。
給食がないことは少し寂しいが、お友達を作るチャンスでもある。
勇気を出して周りの子にオファーをかけるも、「ごめん、無理」とのこと。

明日は明日の風が吹くのだ。また明日誘えば良い。

ある時、「小学生の頃のあだ名」がクラスで話題となり、不意に「あだ名」があるかどうかを問われた。
私はそもそも会話には参加していなく、聞いていただけなので話を振られて嬉しかった。

そして私は小学生の時、仲が良かった子にあだ名を貰っていたのだ。
私は咄嗟に「ななんばって呼ばれてたよ!」と会話に参加できた嬉しさも相まって、よく分からないテンションで答えた。

会話は一瞬静まり、「え、山姥みたい」と誰かの小馬鹿にしたような声が響く。

その発言から私は、何も言葉を発することはできず、友達もろくにできないまま会話は終了した。
それから2週間が経った頃、教室に入ると違和感を抱く。私以外のクラスの女の子の鞄に赤いふわふわの大きなキーホルダーが付いているのだ。
最初はその赤ふわの意味がわからなかったが、男子がそれについて触れる。

一体それは何なんだと。

どうやら話を盗み聞くに、私以外のクラスの女の子全員で懇親会が開かれ、皆でお揃いの赤ふわキーホルダーを買ったとのこと。
なるほど。明日は明日の風は吹かない(続)

感想・レビュー・書評

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  • 余計なものもいとおしくて 岡奈 なな子:一般書 | KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322011000859/

    岡奈なな子(@okanananako_) ・ Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/okanananako_/

  • YouTuberさんのエッセイ。
    とても読みやすくて、すっと心に染み込んでくるような文体だった。

  • 変に取り繕ったり着飾ったりしないでありのままの自分を魅せているのが
    その他大勢のアイドルyotuberと違う魅力。
    このエッセイでも暗い過去も包み隠さず記されている。

    生きづらさを抱えている人は共感してより彼女のことを身近に
    そしていとおしく感じられるのではないでしょうか。

    映画と音楽チョイスのセンスの良さが好き。

  • 岡奈なな子ちゃんは最近お気に入りのユーチューバー。
    今まではキラキラした美容系ユーチューバーばかり見ていたので、飾らないなな子ちゃんは新鮮で、画面から溢れる昭和レトロな雰囲気にすっかりハマった。彼女に出会えたおかげで生活感あふれる日常の風景も、エモくて今この時しかない特別なものに見える様になった。

    美人で、友達もいて、料理を美味しそうに頬張る彼女は私にとっての癒しであり、彼女の書く本はどんな素敵な楽しいエピソードで溢れているのだろうとこの本に手を伸ばした。彼女に壮絶な過去があったなんて微塵も思ってもいなかった。

    数々の困難を乗り越えてきた、しなやかな強さ、達観した考え方、これらがなな子ちゃんの「おかん」的な安心感を形成しているのではないかと感じた。ますます応援したいと思えた。読んでよかった。

  • これからも繰り返して読み返したいと思った本だった。おかなちゃん、すごく面白いよ!!特に映画について語っている箇所は何度も読みたい!私も次から新しい視点で映画読みる!ありがとう!

  • (*´꒳`*)

  • おかなちゃんだいすき。

  • 岡奈なな子Youtuber
    ここでは本の感想というよりエッセイ本なのだから岡奈なな子さんについて語ろうと思う。

    この方を知ったきっかけはにゃんたこさんからだ。youtubeを見た最初の印象は「美人!芯があってよく笑う元気な人」だった。あと料理が美味しそうと言っても見た目はアレだが...愛情たっぷりで母親の料理を食べたくなる懐かしい気持ちにさせてくれる。

    そんな人だと思っていたが、「とても臆病で自信がない人」だと分かった。学生時代は苦労した事、それと衝撃なのが同性とお付き合いをしていたという事だ。私は別に否定する気もないし寧ろ人を愛せることは素晴らしいことだと思う。だが、この多様性の世界でも驚きは隠せなかった。
    ただ単に売れているYouTuberだからという(紐付けにもならないが)固定概念を生み出してしまった。この人にはこの人なりの生活があり人生があるのに...芸能人を見てもこの人は一人間という事が分かっているのにも関わらず偏見で見てしまい申し訳ない気持ちだった。すみません
    まあこの一つのことをここまで長く書いていると腕も痛くなってくるのでそろそろ感想文とやらを終わりにしよう。

    このエッセイ本には岡奈なな子さんの人生が書かれており岡奈なな子さんの幸せが書かれています。そして、小さな幸せをよりリアルに実感でき、子供の頃に戻ったような懐かしさでいっぱいです。また、今の自分を肯定してくれるそんな作品でした。

    ヨコからむろ


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著者プロフィール

映画と音楽をこよなく愛する女性。築約50年の祖母の家に引っ越し、家族への遺影代わりに動画撮影を始める。昭和レトロな雰囲気を醸しだす、飾らない日常動画が人気を博し、日本を超え海外でも話題となる。現在のYouTubeチャンネル登録者数は50万人超え。

「2021年 『余計なものもいとおしくて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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