10代からのメンタルケア 「みんなと違う」自分を大切にする方法

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048974110

作品紹介・あらすじ

発達を専門とする人気精神科医・本田秀夫氏による、10代から知っておきたい人生のヒント集。
「先生の話に集中できない」「友達と話が合わない」「自分のペースを大事にしたい」…自分の特性に悩む人の特徴をおさえ、対処法をまとめました。
文章だけではなくマンガと図を組み合わせて解説しているので、気が向いたところから気軽に読むことができます。また、漢字にはすべてフリガナを振っています。
子どもの気持ちを理解したい保護者、教育関係者、支援者にもぜひ手に取ってほしい1冊です。

第1章 自分のタイプを知る

第2章 「友だち」ってなんだろう
・仲のいい友だちが一人しかいない
・部活や係の仕事を引き受けすぎる
・なぜか急にグループからはぶられた

第3章 「努力」ってなんだろう
・遅刻や忘れ物が多くて叱られる
・部活でみんなのようにがんばれない
・人の話をちゃんと聞けない

第4章 「普通」ってなんだろう
・「普通はこうでしょ」と言われる
・そもそも友だちがつまらなく感じる
・「自分は発達障害かも」と思った

第5章 「みんなと違う」自分との向き合い方

感想・レビュー・書評

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  • 他の本読んでたら最後まで読みきれずに返却期限が…
    でも娘は興味深く読んでいたし、家に一冊買っておいてもいいのかも。

  • 自分が10代の時に出会いたかったです。
    今の私にも勉強になることが沢山でした。
     今の10代の方で、モヤモヤしたり何か答えが欲しいとか苦しんでいるのであれば、手に取ってみてはいかがかなと思います。
     夏休みが明けるのがこわいなと、ソワソワしている子どものそばに置いておこうかとも思いましたが、字を読んだり書いたりするのに困難感があるので、感想を聞いてもらうことにします。
     10代に限らずですが、みんな自分が幸せだと思う場所でおもいっきり幸せであって欲しいと私は思います。

  • オーディブルで聴了。

  • とても分かりやすいので、人間関係がうまくいかない、集団の中で孤立を感じている10代の子たちには読んで欲しい本でした。
    ただ、内容は他にもよくある本と変わりない内容なので、親御さんにはあまり向いていないかもしれません。

  • 当方既に10代でも学生でもない社会人ですが、周りから変わってると言われる自分に悩み拝読。学生向けなので文体がとても優しく読みやすい。社会人でも悩んでいる方にはヒントになると思います。また、こういう考えがあるんだと視野が広がり心が晴れやかになります。うちに1冊常備して繰り返し読みたい本です。
    ただやはり学生向けなことがあり、困っている大人に対しての解決策までは提示されていません。もっと具体的な解決策やアドバイスを求めている社会人の方は大人向けのものをおすすめします。

  • 大人が読むとそうだよなぁと納得する内容。

    あきらめる=明らかにする
    あきらめることは、決めることでもある
    という内容が特に印象に残りました。

    ただ、子どもが一人で学校で実践するのは難しいかもしれません。

    子どもが実践するというより、まずは周りの大人が、子どもが自分らしく生きられるようにサポートしなければならないと思いました。

  • いつもの本田先生と違って口調が柔らかくて優しい(笑)

  • ふつうって何だろう。
    僕は中学生の頃から「そういう人」という立場を得て楽になった。そう認識されることでみんなと違う「ふつう」でなくても大丈夫になった。
    あなたのふつうはあなただけのものだよと伝えたい。

  • この著作者の他の本を読んでいて、こちらも読んでみようと思って手に取った。
    10代向けだからか、非常に言葉遣いも優しく、気持ちに寄り添ってくれているように感じた。
    学生の頃ってそのグループとか集団しか見えないようなところがあるので(私は少なくともそうだった)、そこにばかり固執しなくても良いと言うメッセージを何度も出してくれるのはすごく助けになると思う。というか、私が学生の時にかけて欲しかった言葉だ。

    通り過ぎた今は、よくこなしたなと自分で思うくらいだけど、今渦中にいる人達は同じように悩んでいるのだろうか。もしくは、SNSが発達した今、さらに複雑な悩みを抱えているのかもしれない。そういった人に届けばいいなと思う。

  • 10代は自意識過剰の時代。周りには同年代しかいないし、いろんな尺度で序列化されやすい環境。やればできるという幻想、周囲からの期待と自分の期待、現実から離れた希望を普通と思い込み、勝手に落ち込むこと多し。一方で、世界が狭いので(わざと見ないようにすることも)、自我を肥大させて、根拠もない自信をみなぎらせる。この著者のような大人が近くにいれば悩みや問題行動が減るのかもしれないが、昔は文学作品の登場人物や伝記になる実在の人物の思考や行動を参考に解決?していたのかもしれない。圧倒的経験不足を読書によって補う。今なら漫画や映画、ドラマか。コスパタイパで物語の筋だけ分かればいい人では登場人物の思考や行動を吟味しにくいだろう。本書は具体的な悩みに、きっちり具体的な考え方や取り組み案を提示する。しかし、結局、どのように思考するか行動するかは本人なので、背中を押す力の認知が重要かも。思ったようにいかない時もあるという考え方を持つことがいい。昼があれば夜がある。春夏秋冬季節は巡る。種から芽が出て葉を繁らせ花を咲かせて枯れていく。生まれれば成長し老いて死ぬ。

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著者プロフィール

信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授。東京大学医学部医学科、東京大学附属病院、国立精神・神経センター武蔵病院、横浜市総合リハビリテーションセンター、山梨県立こころの発達総合支援センター所長、信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長を経て、2018年より現職。博士(医学)

「2020年 『障害者・障害児心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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