がんばることをやめられない コントロールできない感情と「トラウマ」の関係

  • KADOKAWA (2023年10月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784048975070

作品紹介・あらすじ

たまに自分のことがわからなくなる人へ。止められないほどの恐怖、不安、怒り、さびしさ……自分を苦しめる感情の正体を、豊富なマンガ・図解付きでていねいに解説していきます。

●「いい子」でいることに疲れた
●感情のコントロールがうまくいかない
●「自己肯定感」という言葉にもやっとする

20万部を突破した『我慢して生きるほど人生は長くない』著者・鈴木裕介氏が伝えたい
過去の自分と向き合い、生きやすくなる方法。

【目次】
第1章 がんばりすぎるのはトラウマのせい?
第2章 あなたのトラウマが生まれたしくみ
第3章 私の中のいろんな「わたし」
―見捨てられるのがこわい「わたし」
―突然の怒りが止められない「わたし」
―相手の要求に全力で応える「わたし」
―親しくなることを回避する「わたし」
―やさしくされるとこわくなる「わたし」
―死にたい気持ちを持つ「わたし」
第4章 「私」と「わたし」でつながりなおす

みんなの感想まとめ

感情のコントロールに悩む人々に向けて、過去のトラウマがどのように自分の感情や行動に影響を与えているのかを解き明かす内容です。著者は、私たちの中に存在する「パーツ」と呼ばれる自己防衛メカニズムを紹介し、...

感想・レビュー・書評

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  • よくあるメンタル系の本かもしれない。でも私にはとてもしっくりきた。

    コントロールできない感情を過去の「トラウマ」から自分を守るために生まれた、「パーツ」と呼ぶ。普段はそのパーツと共存できているが、ストレスなどで自分の中のエネルギーが少なくなった時、自分とパーツでエネルギーを奪い合う。時として、パーツ側が強くなり、自分の中にコントロールできない感情がわきあがる。

    パーツの例えとしては、「頑張ることを命じるパーツ」
    かつて自分を否定されて深く傷ついた痛みを、もう二度と経験させないためにとにかく頑張らせる。とか。

    自分の素の感情とパーツによって増幅させられた感情を切り分けて考える必要がある。


    パーツは自分を守るために生まれたもう一人の「わたし」
    パーツをコントロールするのではなく、「ケア」する。
    何に傷つき、何から守ってきたのかを見つけて、過去に別の「物語」を与える。


    本の中で色々なタイプの「パーツ」が紹介されていた。で、読んでいてふと、自分の「パーツ」が分かった。自分のコントロールできない感情を湧き起こすものの正体。何から守るためにできたパーツだったのか。
    それが分かっただけで、急に自分のこれまでの経験に1本線が通ったような不思議な気持ちになった。良かった。

  • 当てはまるものが多くて、あ〜私も沢山のトラウマを抱えていたんだと感じました。
    複数のわたしが出てくるのは、なるほどそういうことかと納得した部分もあったり、自己受容にむかうように、自分といま一度向き合うゆっくりとした時間が必要なんだと感じました。

  • 仕事でも、とにかくがんばらなきゃ、とにかくなにかやらなきゃ、相手の要求に応えなきゃ、コミュニケーショの正解を探し続ける
    と思うのは普通のことで、むしろ頑張らないやつ、全然動かないやつを見るとイライラ、反吐が出る、少しでもそいつらのことが評価されたら嫉妬で嫌になる。
    そして、そんな自分が嫌だけど、止められない。どうしようと思った時に読む本。

    自分のせいじゃない。トラウマのせい。それでこれまで、自分は守られた。正しい生存戦略をとった。と客観的に少しでも思えた。

    自分が持っているパーツかもと思ったもの
    ・相手に寄せる、応える
    ・親密さを嫌がり、距離を保ち、回避・拒絶したがる


    そして、今日から、
    自分を大切にしてくれる人、そうじゃない人を識別し、そうじゃない人にはレベルを下げても良いということを実践したい。

  • #がんばることをやめられない
    #鈴木裕介
    23/10/2出版
    https://amzn.to/48AtJHc

    ●なぜ気になったか
    世の中には「どうしてそこまでがんばるの?」と思わされる人がいる。それはトラウマと関係しているという内容のよう。僕が賛同できるか否か確認するために読みたい

    ●読了感想
    「がんばる」ことに対して「トラウマ」が関係することはあるとは思う。だが、そうではなく、自己の責任感や達成感による「がんばる」をやめるには、を知りたい僕には響く内容でなかった

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き

  • トラウマとケアについて、やさしく、やわらかく、包み込むようなあたたかさで説明されていて、安心して読めました。

    傷ついている人を理解しようとするときに、助けになる内容でもありました。

    「幸福耐性」という言葉の紹介が印象的でした。
    生命を守るために身につけた生存戦略を、どのようにして自分にやさしいものに変化させていくのか。
    そこには「尊重」と「時間」の両方が必要なのだろうと思いながら読みました。

  • 「休むと心が落ち着かない」
    「突然の怒りが止められない」
    「見捨てられるのがこわい」
    「死にたい気持ちを持つ」
    すべて自分に当てはまる。自分の中にトラウマがあるというのは目測がついていたけど、読んでその解像度が上がった感じ。
    「トラウマのない人はいない」というのも、その通りだと思う。
    感情の洪水に対して必要なのは「コントロールではなくケア」という言葉にハッとする。「ケア」が一筋縄ではいかないのだが、生き抜くために切り離した負の感情も大切な自分の一部で、それと丁寧に向き合っていく作業が必要なのだろう。

  • 本文中にゲームのペルソナ4を使った例えが出てきたけれど、自分が感じていた心の奥底にいる、相反する衝動を持った自分は、今現在までの苦しい瞬間に自分の辛さを肩代わりし、生かしてくれていた自分なんだという事実が本当に驚いた。
    自分で自分を好きになる為の道を示してもらえたような感じがして、心の冷えきった暖炉に火を灯してもらえたようなほっこり感があった。

  • 生きづらい、人付き合いが苦手、しんどいと思っている人にぜひ読んでもらいたいです。

    私は毒親育ちで生きづらいとは思ってましたが、この本でより深く生きづらさの理由が分かりました。

    もう1人の「わたし」(インナーチャイルドや潜在意識と考えてもいいかな?)が私を今日まで生きられるように痛み、苦しみ、怒りなどを身代わりに受け取っていてくれたんだ、ありがたい存在なんだと思えました。

    この本を読んだからと言って、すぐに生きやすくなる訳ではありませんが、嫌いだった「私」も「わたし」も少し愛おしいと思えるようになりました。

  • 一番こういう系で自分にしっくりした本
    読んでてなみだがでた

  • 流し読みのため評価なし

  • 「やりたいこと」というか、「自分」というものがないように感じる。
    動き続ける苦しさはあるけれど、止まることはもっと苦しい。止まってしまうと、もっと根本的な何かを失ってしまう気がする。それがこわい。
    自分の人生を自分で決めているという感覚。それは、人生のコントロール感。自分の人生で何を大事にするか。何をやって、何をやらないか。やるとしたら、いつやるか。どんなスピード感でやっていくか。それらを自分で決められることは、健やかに生きる上でとても大事なこと。
    他人の期待に応えるばかりではなく、自分の望みを自分で満たせるようになると、人生はより豊かなものになる。
    すべての感情には役割がある。
    自分の中から生じた感情がいかにネガティブなものであっても、押し込めたり、なかったことにしようとしたりせずに、まずは自分のものとして大事にする。
    自分らしさがないことを責めているということは、今は自分らしさを求めてもよいくらいには安全な環境にまで、生きて到達している証。だとすると、その生存力の高さ、ここまで生き抜いてきたことそのものが、無条件のリスペクトに値するもの。そして、今の環境であれば、万人に服従や迎合を貫くことがもはや最適の戦略ではなくなっている。
    パーツとは、その人が最も苦しかった時期の感情を肩代わりすることによってその人を生存させてきた尊い存在です。対立するのではなくリスペクトを持って接することができたら素晴らしい。
    隠したい感情を引き受けてくれていた「わたし」を抑え続けると、むしろその感情が暴走してしまい、さまざまな不具合を起こす。
    自分の影の部分を受け入れることで、能力がレベルアップするだけでなく、人格的にも成長する。
    自分のひとつの側面としての「わたし」の存在に気づき、認めることは、自分のとらえ方を大きく変えるということ。「怒り」も「恐怖」も「拒絶」も「死にたい」も決して敵ではなく、みんな私の「一部」であり、本来の「私」を生かすために生まれた存在。
    「わたし」とうまく付き合っていくためには、過去の体験によって刻まれた感情や身体反応が未完了のまま「今、ここ」にあり、それが現在の生活に大きな影響を与えていると知ることが大切。過酷な環境を生き延びるためにある種、必要不可欠なものであった。それを知り、理解すること。
    さらに、危険にさらされていた当時の生存戦略は、現在の(当時ほど危険ではない)環境とマッチしなくなってきていることまで理解してあげる。
    あなたの生きる力は、自身が考えているよりもはるかに強い。
    「こう生きてきた」という過去のストーリーを手放し、新しいストーリーを探し、自分と世界を再接続させるためには、自分という存在を根本から見直す「フルモデルチェンジ」をしなければならない。
    「私の大嫌いなもう一人の『わたし』は、本来の『私』を守るための存在だったのかもしれない」
    どんな気持ちも敵じゃない。私の一部なんだ。焦らずにいこう。
    あなたが、あなた自身と仲良くなってほしい。

  • 小難しいことが少しあり理解するのに調べたりしましたが私は読んで納得と落胆を繰り返した。

    あぁ、全部私の病名かかれてる。。

    安全な場所に居れるのにあえて不安定を取る理由もトラウマが原因。予測しやすいと脳が誤作動。
    トラウマボンディングで支配されやすいのもわかる。

    違う道として、希死念慮なり不安も怒りもネガティブを否定せず認めて愛おしく抱きしめること。
    その積み重ねに私の欲しい未来があると確信した。
    だから今の環境が大事だとわかった。悪い縁とは距離を取ろうと思う。心と命の方が大事。軍服を脱ぐように、安全にまず慣れ愛される価値はあると知ること。

    理解しやすいし、しんどくても飛ばしながら読んでいいけど全部を読み返し書き出すことで、
    じゃあ一番にどうしていけばいいかがわかる。

    アンガーマネジメント•ハラスメントは笑った。私はまさにカウンセリングで学ぶように言われ本を読み実践中。でも病気持ちの怒りはコントロールどころか増えてしまう、トラウマを植え付けた大きさ小ささ関係なくその相手に憎しみすら強くなる。と、課題がてんこ盛りになっていく。

    愛着障害について一番わかりやすい本だし、とても優しい言葉の羅列で涙が出てきた。
    今後の愛着のトラウマ対策の研究が進みますように。
    感謝してます。図書館にもこの本との出会いをありがとう。それだけで私は幸せを感じれている。どうか誰かのクリしみに届きますように。

  • 最初は少し難しく(私の頭が悪いだけ)理解するのに時間を要したけれど、理解してくると「なんだ、これ全部私のことについて書いてあるやん。」と思ってしまうほど当てはまる事が多かった。感情をコントロールしているつもりでできていない私は、この本の言うとおり、過去にトラウマだらけだ。仮定の話だが、もし自分に子供ができたらトラウマを背負って欲しくないなと強く思った。

  • とても読みやすかった。
    自分に当てはまるところだけ読むという読み方もありだと思う。

    幼い頃に傷ついた心にそっと寄り添ってくれる様な本。
    しんどいと感じている人も、そのサポートをする人も読んでみるといいのかなぁと思う。

  • わたしの生きづらさってトラウマやったんや。あれって解離やったんや。そう思いながら読んでたら泣いてました。

  • 内容難しくて頭に入ってこなかった

  • 生存戦略のために隔離された自分の「パーツ」たちとチームになる。
    自力で余裕を持ってケアしていくのは難しそう。
    「トラウマ」が重要なキーワードになっていくんだろうなあ。

    ・感情は身体反応から始まる
    ・PBDや双極性Ⅱ型にも相当な割合でトラウマ的な養育環境が背景にあることがわかってきている
    ・「気づいてほしい」「わかってほしい」を自分自身が無視したり抑え込もうとするほど、他人に対して「わかってくれない」という気持ちが強くなる
    ・フォーン反応:自らの安全のために、周囲の人との争いを避けたり、相手に喜んでもらおうと必死に行動したりすること

  • トラウマというものがあるということを認識して、自分の気持ちをコントロールする。ちょっと発見もあった。確かにトラウマになるような出来事がたくさんあって、それが今の私の不安定さにつながってるのかも。

  • 読者によるが、自分にとっては自己理解を深めるのに良い本だった。特にフォーン反応についての話は、当てはまる部分が結構あると感じた。

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著者プロフィール

明星大学人文学部福祉実践学科准教授。社会福祉士。大正大学人間学部人間福祉学科社会福祉学専攻卒業、高知県立大学大学院人間生活学専攻博士後期課程修了。病院のソーシャルワーカー(MSW)、高知県立大学社会福祉学部社会福祉学科助教を経て現職。著書に『〈社会福祉〉実践と研究への新たな挑戦』(共著・新泉社)、『これならわかるスッキリ図解 障害者総合支援法』(共著・翔泳社)などがある。

「2023年 『障害福祉に関する法律・支援・サービスのすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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