ダンジョン飯Walker TVアニメガイドブック (ウォーカームック)
- KADOKAWA (2024年1月29日発売)
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感想 : 1件
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Amazon.co.jp ・雑誌 (84ページ) / ISBN・EAN: 9784048976794
作品紹介・あらすじ
シリーズ累計1000万部(デジタル版含む)突破「ダンジョン飯」のTVアニメ放送開始を記念し、アニメガイドブックが発売決定!
熊谷健太郎、千本木彩花、泊明日菜、中博史などキャスト陣や、宮島善博監督、キャラクターデザイン・竹田直樹氏、シリーズ構成・うえのきみこ氏などスタッフ陣へのインタビュー、アニメストーリーやキャラクター紹介などをボリュームたっぷりにお届け!
冒険気分が楽しめる日本のダンジョンスポット、「ダンジョン飯」に出てきそうな珍しくも美味なグルメの数々、お家で挑戦できるダンジョン飯の再現レシピも収録!表紙はスタジオトリガー描き下ろし!
TVアニメの放送と一緒に、ダンジョン飯の世界をめいっぱい楽しもう!
感想・レビュー・書評
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食べよう、歩こう、楽しもう、迷宮ガイド「入門&現実編」。
本書はアニメ『ダンジョン飯』の視聴者さん向けのスターターブック&ムック本です。
内訳として前半は序盤四話までの振り返りや各種インタビューを中心に据えて、軽く設定資料も載ったスターターブックです。こちらは全体のうち三分の二ほどのページ数が配分されています。
後半の残る三分の一には作中に登場した魔物料理を現実の材料で再現するコーナーなどを用意して、旅行ガイドというテーマに『ダンジョン飯』の世界観を絡めてのムック本としてまとめた、といった風です。
ほかの方のレビューも拝見しましたが、値段もお高めですし購買層も選ぶとは存じます。
ただ、アニメを軸に『ダンジョン飯』の世界に入っていこうという方にはいいかもしれません。
原作は読んだけどアニメにアタックする機会を逸した方にとっても本書は、視点を変えてリトライする一助になるでしょう。設定資料集としては扱えませんが、いかようにも使いようがある一冊なのかもしれません。
それと本書の最大の利点はいたって、さらっと読めることです。
画像図像写真を散りばめて飽きさせず、決して少なくはない文字数をすらりと読ませてくれた。
その辺は旅行ガイドとしてのノウハウが生かされているのかなーとか思ったりもしましたが素人考えです。
さて。前半についてはまず個人的にですが、監督の熱のこもったインタビューは必見! と感じました。
序盤ということもありキャストインタビューも含め、制作の裏事情に踏み込む風ではないです。手探りで役柄などを掴んでいく過程と、視聴者に共感をもたらす話運びを軸に文を組み立てたように見受けられましたね。
原作やアニメ制作会社、メインキャラやモンスターの紹介を含め基本は抑えています。
ちなみに裏話的な資料は絵コンテ二ページくらいです。真新しさはなく傾向としてはご新規さん向けでした。
とは言え、こういうライトな読み心地の本もほかに充実した設定資料がある前提ありならきっと悪くはない。
原作からのファン層にとっては、改めて旅のはじまりに思いを馳せてみるくらいの捉え方でお買い求めになるのがちょうどいいのではないでしょうか。
フルカラーで画質もいいので、コレクターアイテムとして邪魔になりませんし。
なんでしたら、ファンアイテムと割り切ってもよいのです。
では次に、後半の観光ガイドなどに触れていきます。こちらとしてはまず見開きの写真が圧巻でした。
洞窟、吊橋、遺構、大自然という四テーマが据えられていますが、それぞれ自然と人為が程度の差こそあれ溶け合っていると考えるとなかなかセレクトが粋でしたね。まさに「ダンジョン(地下迷宮)」って感じ。
悠久の時の産物だったり、今なお人の手が入る現役の構造物だったり、打ち棄てられているけど見捨てられてはいない廃墟の美だったりと、方向はさまざまでも全体的には統一性があって美しいと感じました。
一例を挙げるなら岐阜の飛騨大鍾乳洞、京都の南禅寺、山梨の青木ヶ原樹海などに興味を惹かれた私です。
現実世界の絶景も、外枠としてはファンタジーの王道を征く『ダンジョン飯』の世界に負けていないんだよと連想することができるかも? なんでしたらあちらは現実よりいっそう絶景なのだと思うのも一興です。
そうすれば脳内にフィードバックが巻き起こり、アニメの補整が強まってより楽しめるかもしれません。
ほか、表紙に載っている、現実と絡めた一押しコーナーとしては――?
珍味を出す店の紹介は都内の物件だけでもうちょっと踏み込んでもよかった感はありますが、よいのでは。
ゲテモノってほどではないのですけれど、きちんと珍奇な食材も取り扱っているので面目躍如でしょうか。
そして最後の再現レシピは入手性を鑑みて、難易度を低めな食材を選んでいるのがありがたいところです。
作中の料理自体も食材はぶっ飛んでいるものの調理法自体は現実準拠なため可能と言えば可能でしょう。
ですが、近い食材を選ばれたこともあって、ビジュアル的な再現性はかなり高かったです。
温かみのある撮り方・盛り方がされているのもポイントが高く、実に食欲をそそられました。
以上。
個人的には、普段目にしない題材をアニメのガイドブックという予期しない媒体を介して知ることができた喜びが大きかったので星五つで。それでいて、ガイドブックの本分を忘れていないバランスも評価します。
さらっと読めるし、読み返せる。実際に行かなくてもガイドブックを介して旅路に思いを馳せられる。
この思いを馳せるというのが肝心で、題材が創作世界だからこそ行けなくてもいい親和性に通じるのかなと。
ん。それはちょっと悲しい見方かもしれません?
そんなわけで本書は食後、おなか一杯の時にご覧になられるのがいいでしょう。なにせ私自身、空腹のときに書くべきレビューではなかったな……と少しだけ後悔しているくらいなのですから。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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