ファーストキス 1ST KISS

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  • KADOKAWA (2025年1月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784048978569

作品紹介・あらすじ

永遠に刻みたい、感動をあなたの手元に――。
数々の名作ドラマと映画を生み出してきた脚本家・坂元裕二が贈る、映画『ファーストキス 1ST KISS』(2月7日公開・東宝)のオリジナルシナリオブックが登場!胸に響くセリフの数々を完全収録し、感動を何度でも味わえます。また、主演・松たか子による特別な寄稿文も掲載しました。映画製作の裏側や坂元裕二への想いを綴った貴重な文章で、本書ならではの読み応えも満載です。さらに、巻頭にはカラー16ページの映画スチールも収録。スクリーンで感じる感動を本書でも体験してください。

二度と会うはずのなかった亡き夫、15年前のあなたに恋をする―
結婚して十五年目、事故で夫が死んだ。夫とは長く倦怠期で、不仲なままだった。残された妻は第二の人生を歩もうとしていた矢先、タイムトラベルする術を手に入れる。戻った過去には、彼女と出会う直前の夫の姿があった。出会った頃の若き日の夫を見て、彼女は思う。わたしはやっぱりこの人のことが好きだった。夫に再会した彼女はもう一度彼と恋に落ちる。そして思う。十五年後事故死してしまう彼を救わなくては-- 。「夫婦とは?」「家族とは?」「愛する人と歩む人生とは?」人生で誰もが直面する、答えのない深くてシンプルな疑問。この物語は、それらの意味を問いかける心揺さぶるラブストーリー。

映画『ファーストキス 1ST KISS』
2025年2月7日公開
脚本:坂元裕二
監督:塚原あゆ子
出演:松たか子 松村北斗
    吉岡里帆 森 七菜
YOU 竹原ピストル 松田大輔 和田雅成 鈴木慶一 神野三鈴 リリー・フランキー
    (c)2025「1ST KISS」製作委員会

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人生における愛や家族の意味を深く問いかける物語で、観る者の心を揺さぶる感動的なラブストーリーが展開されます。主人公の妻がタイムトラベルを通じて亡き夫と再会し、過去の愛を再確認する様子は、多くの読者に共...

感想・レビュー・書評

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  • 映画を観てセリフの一つ一つが良すぎて、読みたくなったシナリオブック。
    映画を観終わってすぐ書店に行ったけれど見当たらず。
    予約して、ようやく手に取れた。

    結婚して15年が経ち、倦怠期を迎えていた駈とカンナ。ある日、駈が事故に遭い、帰らぬ人に。残されたカンナは過去にタイムトラベルする術を手に入れ、15年前の駈と出逢う。

    シナリオブック、実は初めて読んだ。
    映画を観たのは2月の終わり頃だったけれど、読んでいると、映画で観た映像が脳裏に蘇ってきて、「この本からあの俳優さんたちの演技が生まれたんだなぁ…」としみじみ。

    映画を観ただけでは気付けなかった描写に気付くことができてよかった。
    一番好きなシーンはカンナが駈のあるセリフを聞きたいがために、何回もタイムトラベルを繰り返すシーン。

    自分の命が尽きるとき、幸せな人生だったと言えるかどうか。
    パートナーに対して、出逢えてよかったと思えるかどうか。
    自分の気の持ちようだな、と思い知らされた。
    自分に与えられている環境を当たり前だと思って生きていくのか、幸運だと思って大切にして生きていくのか。
    そこが分かれ道なのかなぁ。

    この作品を観て、読んで、思い浮かんだ言葉。
    「初心忘るべからず」
    夫婦関係にも当てはまる気がする。
    長い時間を一緒に過ごすと出逢った時のことを思い出すことは、きっとほぼなくなる。(私はそうだった)
    けれど、出逢った時のドキドキとか、好きになったところとか…恋した時の気持ちを忘れずにいることが大事なことなのかな。

    あとは、自分の想いをちゃんと伝えること。
    伝えずに後悔するなら、伝えて後悔する方がいい。

    人は失って初めて、失ったものの大切さに気付くことが多いような気がする。
    パートナーだけではなく、親子、友達…。
    また、人だけではなく、健康、お金…。
    失ったときに気付いたのではもう遅い。
    失う前に気付かなくては。

    私は夫と倦怠期というわけではないけれど、子どもが生まれてから、どうしても子ども優先になってしまって、夫のことをおろそかにしてしまいがちになっていて…数々のセリフがグサグサ突き刺さってきた。
    生きていく上で忘れてしまいがちだけれど、忘れてはいけない大切なことを、いつも物語が思い出させてくれる。
    きっと、ずっと私の心に残り続ける作品になった。

    ✎︎____________

    以下、ネタバレを含みます。
    映画を未鑑賞、または本書を未読の方はお気をつけください。

    恋は盲目って言うじゃないですか、結婚は逆に解像度が上がります。見逃していた欠点が4Kで見えてきます(pp.68~69)

    恋愛感情がなくなると、結婚に正しさが持ち込まれます。正しさは離婚に繋がります(p.69)

    街でばったり会って、少し話しただけなんですけど。その時、彼のシャツの襟が黄ばんでて。あれ、この人、今誰からも気にされてないのかなって思いました
    悔しかったです。わたしを選べばよかったのにって思いました(p.125)

    生涯を捧げたいと思うものがあるのは素晴らしいことだよ。人生は一回しかない。やり直せないんだから好きなことしなきゃ(p.126)

    たかが氷と砂糖に並ぶことこそ人間らしさです(p.135)

    好きなところを発見し合うのが恋愛でしょ。それはわかるよね。嫌いなところを見つけ合うのが結婚(p.168)

    結婚ってお互いが教官の教習所です。欠点をね、針で刺すように責め合うの(p.168)

    お互いに期待しない。感情も動かない。無の状態。これが夫婦の行き着くところです(p.169)

    生きるとか死ぬとかより、大事なことってあるでしょ。
    僕にやり直すことがあるとしたら、それは君と結婚していた十五年間だよ。死んでもいいから、結婚生活をやり直したい(p.175)

    夫婦ってなんだろう。婚姻届に名前を書けば夫婦なのかな。財布を一緒にしたら夫婦なのかな。出会うまでは他人だった二人が一緒に暮らすというこの大難題(p.199)

    家族になって、お互いを一番大事に思って、だんだんだんだんそこにいるのが当たり前になる。奇跡です(p.199)

    隣ですやすや眠っている人がいること。同じものを一緒に食べる人がいること。それは例えばタイムトラベルが出来ることなんかより、ずっとすごい奇跡的日常なのだと思います(p.199)

    記憶のひとつひとつが、僕の人生の宝物です。君がそこにいるだけで、僕は大きな大きな愛を受け取っていました(p.203)

    淋しいって思いは、淋しさだけで出来てるんじゃないと思う。淋しさはまずはじめに、好きだっていう思いからはじまっていて
    あの日出会って、好きになったこと、なれたこと、それが淋しさの正体です。それだけ好きになったんです(p.205)

    僕がこれから受け入れる未来は、君と出会うための未来だった。人生には長いも短いもない。後悔はありません。結果を変えることは出来なかったけど。僕は人生を変えることが出来た
    君と出会える人生で良かった。君を好きになる人生で本当に良かった(p.206)

  • 2025年5月15日(木)


    上映最終日のこの映画を仕事終わりに寄り、待ち合わせの妻と共に鑑賞して帰宅。

    読了はとっくにしていたのだけれど、
    今日の日付で記録しようとさきおくりにしていました。

    映画で8回目まで鑑賞しに行った作品は初のこと。

    それぐらい、
    この作品には魅了されました。

    恋愛、結婚、人を愛するということに、
    自分の価値観が重なる要素も多く、

    この先も
    自分自身と妻との愛しい時間を深めていこうと、
    あらためて思いました。

  • 心が軽やかにきゅんとして、深く締め付けられて、他人の人生を本当に自分ごとのように捉えられた映画でした。その記憶を忘れられず、、、そして忘れたくないと思い、シナリオブックを手に取りました。

    後悔することがないように、今そばにいる人たちを大切にしたいと思ったし、ちゃんと言葉にして伝えていきたいと思いました。

  • 映画を見てからこのシナリオブックを読みました。映画にあってシナリオブックにはない部分、シナリオブックにあって映画にはない部分、微妙な違いを感じるのも面白かったです。

    駈と出会わない未来を選ぼうとしたカンナ。カンナに出会える未来を選んだ駈。この選択ができるところに二人の魅力が詰まっていると思います。

    最後に駈がカンナに残した手紙は、文章で見るとより自分の心に響いてきました。

  • 映画公開より先にシナリオが出版されるので、読んでから観るか観てから読むか、死ぬほど悩んで読んでしまうのです。結婚したくなりました。
    映画坂元裕二は往年のロマコメスタイルで行くのかな。

  • 映画館で見て、シナリオブックも欲しくなり購入した。久しぶりに映画を見たくなったので、やっと読むことにした。

    過去未来現在がミルフィーユ状に交錯していて、すでに全ては決められている。始まりから終わりへ、結末は同じでも、自分が納得できる人生にすることは容易くない。私たちも、常に人生の分岐点を選びながら生きていて、どちらも選択することはできないからである。しかし、カンナと駈が互いを思いやりながら生きて、夫婦生活を幸せな形で終えることができたおかげで、残されたカンナの人生はかなり違ったものになった。夫婦生活とは、日々の少しの思いやりと積み重ねが決め手なんだと思い知る。結婚なんて、人生の中で何度もできるものじゃないんだから、どうせなら、楽しかった、幸せだったと言える結婚生活がいい。

    良かったシーン
    柿ピー
    パン屋さん
    後ろに並べば並ぶほどバカ
    自分を嫌いにならせようとするところ
    最後の1回
    手紙

  • 松村さんが大好きでずっと楽しみにしていて、映画を観てから読もうと決めて購入していました。
    1度目観て、曖昧な部分の確認の為に読みました。
    どうしてももう一度映画を観たくなって2回目観て、また本を読みたくなって…
    公開初日に1度目観てから、ずっとこの作品のことばかり考えています。このラストだったことで、15年前の事がわからないカンナはどんなふうに生きて行くのか…
    でも、運命が変わっていたとしたら視聴者も違う感情が生まれていただろうし。
    笑えるところや、泣けるところ、たくさん感情が揺さぶられてとても大事な一本になりました。松さんの安定した演技力、何度も駈のためにタイムスリップを繰り返す健気さ、松村北斗さんの繊細な表情、カンナへの想いの表現力、とても素晴らしかったです。何度も観たいです。出会えて良かったです!

  • 映画とは少し違うシーンや省略されていたシーンもあって、読みながらも新しい気持ちが出てきた。
    やっぱり坂元裕二さん作品はハズレがない、、

    タイムスリップなんてありえない設定だが、タイムスリップが題材ではなくて夫婦の恋愛が題材やから親近感が湧くし、見てて違和感一つもなく見れた。

    おはよう。おやすみ。ただいま。おかえり。ありがとう。この繰り返しが結婚だと感じた。小さな言葉、仕草の繰り返し、積み重ね。

  • 映画が大好きだったのでこちらも。最後の手紙がしっかり低めの駈の声で脳内再生されて勝手に満足。オチもかなり好みだった

  • 映画3回見た上で読んだけど新鮮にボロボロ泣きました。映画と比較すると、こちらの方がカンナの感情がストレートに書かれているように感じる。他にも細かいギミックが映画と異なる部分があり、もちろん映画が大大大好きだけど、シナリオブックそのままのパターンも見てみたい!と思った。
    それにしても、このシナリオからあの映像を作り出す監督はすごい…。こんなハマった映画は久しぶり。夫と、日々を大切にしていこうと思えた。大丈夫、未来は変えられる。

  • 映画を観て、とても好きな映画だったので、初めてシナリオ本を買いました。

    ラストは電車で読まなくて正解でした。もう泣きすぎて、泣きすぎて。泣かずにあのラストを読む方法を教えて欲しいくらい泣いてしまいます。

    変えられない、変えられなかった結末。でも、それまでの時間が最愛のものになった。餃子美味しくなったかな。

    ふたりが本音で話す部分は楽しいと感じることが多いから、やっぱりこのふたりはお似合いなんだろうなって思います。

    人生は『ちゅん』と終わると言っていた駈が『人生に長いも短いもない。後悔はありません。』と時間を大切に過ごした変化がよかった。こんなラブレター書いてくれるようになって本当に嬉しい。

    『あの日出会って、好きになったこと、なれたこと、それが淋しさの正体です。それだけ好きになったんです。』私の好きな言葉です。

  • 何度も見返してしまう程大好きな作品。
    映画を思い出しながらシナリオを眺めては浸っての繰り返し。
    松たか子さんの寄稿文もとても素敵だった。
    ずっとわたしの本棚に置いておきたい。

    この映画に出逢ってはじめて結婚したいと思えた。
    わたしもいつかわたしの硯駈に出逢えますように、、

  • 映画館鑑賞を5回、そして今更ながら坂元裕二にハマりにハマったきっかけの作品。

  • めっちゃ良かった。やっぱ松さんの演技好きだー
    ちょっとクスッと笑える部分もあったり。
    最後はじんわりした。恋愛って良いな。
    この映画は好きすぎる。

  • これは人生に影響がある

  • 発売してすぐに購入したけれど映画を観てから読むって決めてました。昨日映画を観たので振り返り的な感じで読んだらシーンが蘇ってきて気が付いたら号泣。テンポのいい会話、美しい言葉の数々を文字として読むことができてとても幸せでした。

  • テンポよく進む。
    あとがきがよかった。

  • 映画館で作品を観てこれは活字でも読みたい、
    手元にずっと置いて置きたいと思って購入。
    どこ探してもなくて購入するの苦労したけど、
    やっぱりシナリオブックも買って大正解◎
    さすが、坂元裕二作品すぎた。

  • 映画鑑賞後、購入。
    シナリオブック片手に映画をじっくり見たくなりました。

    映画で感動したところは、文字だけで読んでも涙が出てきて、この作品の素晴らしさを違う形でも実感しました。

  • 映画ももちろん良かったけど、手紙のところは文字の方が染みた…けど、また映画観たくなった。きっとその繰り返し。好きだな。

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著者プロフィール

脚本家。ドラマ「東京ラブストーリー」「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」「わたしたちの教科書」「Mother」「Woman」「カルテット」等、向田賞ほか受賞多数。映画、舞台でも活躍。海外でも高い評価を得ている。

「2022年 『初恋の悪魔 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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