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本 ・マンガ (176ページ) / ISBN・EAN: 9784048996396
作品紹介・あらすじ
《協会》は魔術の大家、七つの盾と共に赤い竜の噂に対して調査へ動き出す。 何かが動き始めている地で、《獣殺し》のセント=ジョージ家の子供が出会ったのは怯えた獣――これは偶然か或いは必然か。
感想・レビュー・書評
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獣狩り篇が本格的に始動!
赤い竜の噂で騒めく、人外の者たち。
セント=ジョージ親子と<協会>も調査に動き出し、
チセとエリオスも協力することに。
そして、かの魔法使いにも動きが?
「英国に来てほしい」
エリアスと、ある人との過去の邂逅が印象的でした。
自分がなにかわからないエリオスに導きを与え、
そして呪いを祓ったエリオスは魔法使いとなる。
お互いが救われ、その縁が現在に至っているのですね。
また謎が深まる展開も。
ゾーイの変化。ジャスミンに懐く人外。
「因子」とは?「あの人」とは?
まだまだ始まったばかりですから、今後の進展に期待します。
でも「はるか長城を越えて東風が来る」がとっても不穏。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半は初期の頃のようなエピソードで、とても面白かった。 後半からは新しいエピソードが始まってきたのでまだ分からないが、期待大だと感じる。学園編での各キャラクターたちがどのように動いていくかが興味深い。
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《赤い竜》という英国全体に関わる伝承が話の主題に加わってきた為か、チセの観測範囲も英国全体を意識させるものへと移り変わっていくね
その一つが魔女狩りか
欧州では負の歴史として知られる魔女狩り、ただ既に歴史の一部となっているからそれが現在に繋がっているなんて誰も思わない
それを引っ繰り返す一例となったのがラティマーの一族に付き纏う呪いか
実際に目にしないと信じられない赤子への呪い。それは魔法や呪いに関する信仰が途絶えているが為に生じる現象。けれど、昔であれば無条件に信じられていたわけでもないと判るのが面白いね
呪いの始まりは村に住んでいた魔女を無惨に殺したから。そんな何百年も前のお伽噺のような逸話から逃れられず子が殺され続けるというのは辛い話
そこから逃れる為には魔法や呪いを信じる必要があって、存在が曖昧なエリアスをキースが信じ、カトリーナが勇気を持って踏み出したからラティマー家は呪いから逃れられたと言える
それが今もラティマー家を救い続け、そして彼らにとってエリアスは魔法使いとなったわけだ
と云うか、この事件を契機にエリアスは魔法使いと名乗るようになったのか。エリアスって出自からしてあやふやで存在的に魔法使いらしくないから、本当に魔法使いなのかと疑問に思う事も有ったけど、人からそう定義されて名乗るようになった感じなのかな…
ならば本当は魔法使いではない可能性もあったりするんだろうか?
次なる《赤い竜》に纏わる話は多方面的にやってきたね。というより隣人達を中心として英国全体を騒がせているから一斉にやってきたと云うか…
なら、ゾーイの先祖返りもそういった連なりだったりするのかな?
本格的にチセへと話が届くのはセント=ジョージによってか。人間に害を与える人外を決して許さないセント=ジョージ、現状は協力的でも《赤い竜》とチセが通じていると知られれば果たしてどうなってしまう事やら…
エリアスが悩んだようにこれは難しい問題。セント=ジョージに協力しても協力しなくても大きなデメリットが存在する
まあ、こういう悩んだ時に迷うこと無く危険を顧みずに進むのがチセなんだけど。ただ、今回はきちんと相談した上での判断だから今後意思疎通の問題が生じる事はない…のかな?
そして《赤い竜》とは別件なのか連なる問題なのか曖昧なのはジャスミンが連れ込んだ『仔』か
ゾーイやフィロメラに噛み付こうとする点は危険な存在と思えるが、ジャスミンには懐いている様子からは普通の小動物にしか見えない
大人に知らせず子供だけで管理しようとするならば少し危うい気もするのだけど、ルツの「どうとでもなる なんにでもなる」という言葉を今は信じるしか無いのかな…
さておき、大勢を巻き込んで混乱の事態へと至りそうな《獣狩り》とはどのような物語になるのかと少し身構えてしまう巻となったよ -
「獣殺し編」開幕。
予告から察するにリンデルが敵になりそうで気になりますね。
相関図は是非とも欲しい! -
いっきに21巻まで読んだので、ここで感想。現実逃避先に良かった。傷ついた要らない私が、必要とされてしかも特別な才能が花開くという夢のような話。読み終えた後の現実との落差にめまい。
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