ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1731
レビュー : 237
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049120448

感想・レビュー・書評

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  • お気に入りシリーズの番外編ながら、正直もの足りなかったかな。古書の背景よりも人物の心情に焦点をあてた展開なのだけれど、過去の登場人物の記憶がかなり曖昧になっていて、戸惑ううちに読了する。まあ栞子、扉子母娘の知能に遠く及ばぬ己がいたらぬのだ。それにしても、性格は違えど新たに強力な知性を備えた魔女っ子が出現した。末恐ろしいとはこのことで、成長ぶりを見るのはちと遠慮したい。

  • このシリーズもとうとう二代目の人物が登場することに。栞子さんと結婚して彼女の実家の家業の古書店を一緒にやり始めた大輔には、幼稚園児の娘がいます。母親似で本が大好きで友だちと遊ぶより読書している方がいいという娘、名前は扉子といいます。(もうちょっと可愛い名前がつけられなかったのかなあと思いましたが…)そんな娘相手に栞子さんが本にまつわるお話を聞かせるという趣向になっています。
    お話は4つ、いずれも謎めいているのですが、栞子さんや大輔、そして以前登場した人物も出てきて謎解きに関わります。どれも面白かったのですが、その中でも、栞子さんがあまり得意でないような分野、ゲーム本とかラノベに関するお話、「俺と母さんの思い出の本」が新鮮な感じがして良かったです。
    扉子ちゃんはまだ幼稚園児ですけど充分存在感があり、この先大いに活躍しそうです。

  • 何とも分類が難しい一冊(^ ^;

    「本編」のビブリア古書堂は、もっとミステリ寄り。
    この本は、本編の「後日談」で、栞子さんが
    自分の娘に「昔話」を語るという体を取っている。
    なので、取り上げられているトピックスは
    本編と同じ時期の話で...内容的には「外伝」か。

    5歳の娘に語っているという設定なので、
    やば目な話は避けている、と書かれているし、
    「実話」の体なので特にオチとか無かったり。
    何とも不思議な読後感である(^ ^;

    記憶力というものを持ち合わせていない私は、
    本編の話をろくに思い出せず...(^ ^;
    覚えてて読むと、もっと面白いんだろうなぁ...(^ ^;

  • 前作から速攻で結婚したらしい五浦と栞子さん。
    既に女児も生まれ、栞子さんにそっくりな扉子、六歳。
    六歳にして本好きで店にある古書にも手を伸ばす母譲りの賢いお子さま。
    まずは栞子さんに似て良かったね、と。

    坂口昌志の家族の話が一話目、死んでしまった息子の思い出の本探しが二話目、志田を巡る小菅奈緒と高校生男子の話が三話目、因縁の吉原喜市の息子との話が四話目。
    やはり因縁話の四話目が印象に残りました。

  • 後日談。流れは変わらず、安定して読める。

  • 栞子と大輔が結婚し、扉子という子が産まれて、
    その扉子に栞子が本に纏わる出来事を語る
    という構成になっている。

    4話とも結構じんわり来るいい話で、
    それぞれに出てくる本も読みたくなった。
    このシリーズをずっと読んできたが、
    実は私は栞子が少し苦手なので、
    今回はあまり栞子が出てこないのが良かったのかも。
    これからも番外編みたいな形で
    続いてくれたら良いなと思う。

  • 7巻で終わってしまい、残念な気持ちで…
    まず、映画は観た。
    そして、この〜扉子と不思議な客人〜を購入。
    2人が結婚して、娘が産まれてた。
    しかも、女の子らしいおませなな感じが良い♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
    あとがきも、きっちり読みました。
    あれ〜!扉子編で、続きそうな感じ。
    期待します。
    '18.12.11読書完了

  • 今回も予想を裏切ってくれて…
    表紙と裏書きで、てっきりよく似た母娘というのは智恵子と幼い栞子親子だと勝手に思い込んでしまってました^_^
    で、結婚したんですね 子供もできたんですね
    でも相変わらず恥ずかしがり屋の二人なんですね
    さて、ビブリア古書店の事件手帳というタイトルの謎が解けましたね

  • シリーズの後日譚。読んでるうちにシリーズが思い出されて
    懐かしく、楽しかった。
    栞子と大輔に娘がいるなんて、月日を感じる。
    娘に本にまつわるお話を栞子が語り聞かせる形でお話が進む。
    ただ、この扉子ちゃん、勘が鋭くて
    なんか少々面倒くせぇと思ってしまった。

    坂口夫妻がでてくるとなんか嬉しい。
    お話もこの「からたちの花 北原白秋童謡集」が一番好き。


    「俺と母さんの思い出の本」では
    ゲームの攻略本まで出てきて驚いた。
    振り幅広い~。
    「お前たちなんなんだ!」と言われて
    結婚指輪を見せるのに
    グーにした手を二人で突き出すところが可愛かった。
    仲良しで良きことです。

    佐々木丸美「雪の断章」
    小菅奈緒が登場。志田氏と謎の青年。
    志田氏の言葉を回想しながら
    謎が解かれていく、こういう構成は好き。

    内田百聞「王様の背中」
    舞砂道具店の現店主の卑屈さが
    どんどん負のスパイラルに入りこんでいく感じ。
    ヤな感じぃ。
    でも、最後は潔いい。
    早くからそういう気持ちであればよかったのにね。
    大輔が意外と頼れる人になってて
    それもよかった。
    真面目に生きるって大事だ。

    エピローグで
    大輔の青いカバーの本の謎が明かされる。
    ふふふ、そうなんだぁ。
    これって、まだ続くってことでいいのよね?

    やっぱり、好きだなぁこのシリーズ。

  • 栞子と大輔が結婚し、6歳になる子供に過去の出来事を語る連作短編集。『BEEP! メガドライブ』、『マル勝PCエンジン』、伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、佐々木丸美『雪の断章』など、作中で取り上げられている本が個人的に興味深く楽しめましたが、古書の蘊蓄や、それに絡めた謎解きはあっさり気味で残念。扉子という新キャラクターを登場させて回想形式にする意味もよく分からず、不満が残りました。

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著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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