ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2018年9月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049120448
感想・レビュー・書評
-
前シリーズのような、よくわからない家族の確執の話よりも面白かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長編のがおもしろいかなー。なんとなく読んできたけどシリーズ的にはもうええかな。
-
「ビブリア古書堂」シリーズの後日譚を集めた短編集です。栞子と五浦が結婚し、二人のあいだに生まれた扉子という少女に、本にまつわる事件を語り聞かせるという形式で、四つの物語がつづられています。
本を手がかりに、登場人物たちの人間ドラマが展開されるという、本編と同様のストーリー仕立てになっているのですが、登場人物たちが巻き込まれる事件や彼らの背景などはそれなりに複雑で、短編の分量でさらりとえがくにはちょっと重い内容だったように感じました。もしかすると、この著者は長編のほうが得意なのかなという気もします。
個人的には、佐々木丸美『雪の断章』をめぐる小菅奈緒の物語が印象的でした。 -
2018年9月メディアワークス文庫刊。書下ろし。シリーズ通算8作目。4つの連作短編。大輔と栞子の娘の扉子が登場。本にまつわる話は、やや子供向きの本になったかな。
-
誤植が多い。本編ほどの面白さは無い。
小菅と紺野の話は割と好きだったけれど。 -
栞子に子供が生まれ、6歳になっている。
で、本好きで、母親がその本にまつわる話をかたる。
うーん。
まぁ、こういういきさつがありました、って語る相手としては、最適なんだろう。が、その語りにいたる部分が…。
母親そっくりで本が好きで、夢中になると周りが見えなくなるから、って暖かく見てる感じだろうけど、ただのしつけのできてない子供だから。古書堂で商品なのだ。それを店の子供がいぢくりたおした、ってなんかすごい嫌な感じなのだ。もちろん、古書だから誰かの手から手にわかってきたものだけど、でもやっぱり店の商品を、っていうのは違う。
うん。
家族経営のレストレンが店の仕入れから、自分ちのご飯を作ってるようなもんだよね。
ここは税理士の出番だよねww
そして、相変わらず本当に本が好きなのかと、いいたい感じなのだ。
ようするに、本の中身じゃなくて本という形というか体裁が好きなんだろうな。
佐々木丸美を取り上げたのだけは、エライ!って思ったよ。 -
栞子と大輔が結婚し、6歳になる子供に過去の出来事を語る連作短編集。『BEEP! メガドライブ』、『マル勝PCエンジン』、伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、佐々木丸美『雪の断章』など、作中で取り上げられている本が個人的に興味深く楽しめましたが、古書の蘊蓄や、それに絡めた謎解きはあっさり気味で残念。扉子という新キャラクターを登場させて回想形式にする意味もよく分からず、不満が残りました。