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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784049124521
作品紹介・あらすじ
神をも畏れぬ女商人エーブの謀略を見事に退け、王国と教会による戦争の危機を回避したコルとミューリ。
騒動も落ち着く頃、コルは自らを慕ってくれるミューリとの関係をはっきりさせなければとあれこれ知恵をひねり、ある方法を思いつく。
そして調べもののため、かつて訪れたブロンデル修道院を目指す道中、コルとミューリは行き倒れの少年ローズと出くわすことに。彼はミューリの尻尾が飛び出るほど高名な聖クルザ騎士団の見習い騎士で、世界最強の騎士団が、悪名高い“薄明の枢機卿”のせいで壊滅状態だと訴えてきて――!?
一時の休暇のはずが、またしても大事件勃発のシリーズ第5弾!
みんなの感想まとめ
物語は、コルとミューリの絆を深めるための特別な紋章を作る提案から始まります。二人は、黄金羊ハスキンズがいるブロンデル修道院を目指す中で、聖クルザ騎士団の見習い騎士ローズと出会い、彼の訴えを受けて新たな...
感想・レビュー・書評
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ミューリのシリーズで一番面白かった。コルとミューリだけが使う紋章をつくる、それと月を狩る熊。この流れで出会う、巨大な黄金の羊ハスキンズ。この羊爺さんとの会話がとても気に入った。ラストはうまくまとまって大団円。
まあ、確かにホロの話よりは弱いが、これはこれで面白い。そういえば、ロレンスとホロもニョッヒラを出て追いかけて?きてるんではなかったか。あちらはどうなっているのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミューリとコルの旅も5冊目となりました。
前ヒロイン、と呼んでしまうと怒られそうなほど現役のホロとロレンスも旅立って、青臭いのとおっさん臭いのの2組の旅をほぼ同時に読み進められるというとても贅沢な状況です。最近やや刊行ペースが落ちてきて待ちきれない…と感じていたら、「狼と羊皮紙」のコミカライズ版が新たに刊行されるというサプライズまでありました。
ここまで重たい話が多かったように思えますが、今回はやや明るい話。「香辛料」のほうの22巻の最後の短編が、この巻の直前くらいの時期にミューリ達がラウズボーンで巻き込まれたスラップスティックだったので、そんな雰囲気を引っ張ってきたということもあるのかもしれません。この巻でもミューリそっくりの毛並みの子犬も出てきましたし(名前つけてやってくださいよ…)。
この巻で改めて取り上げられたのはミューリとコルとの「続柄」。もちろん夫婦や婚約者でもなければ、兄妹でもない。
2人がたどり着いた結論は…普通だと男女逆みたいな気がします。ミューリがコルの騎士、なんですね。
信仰とそれを護る者なので、理屈としてはあっているんだけど、ミューリは自分が騎士でいいのかなあ…。あと、図柄はやっぱりそっぽを向いた狼になるんでしょうかw。
作者が後書きで自慢をしていましたが、ミューリが可愛いのは相変わらずです。
ここに至ってその可愛さも年齢相応になってきました(中学生くらいのイメージかな?)。今回は見習い騎士のローズ君を手玉に取るさまがまさに中学生女子的な感じです。「からかい上手の高木さん」的なイメージでしょうかね。(ローズが)「私に惚れてるから」って言い切るあたり、こういった面では最早コルの手には負えないだろうことは誰が見ても明らかです。嫌味を感じさせないのはその底抜けの食欲から見て取れる育ち盛り感のおかげかな。
シリーズ全体の行く末を決めそうな「月を狩る熊」にまつわる設定は、よくぴったり嵌まるものを考えたものだと感心しました。「香辛料」のほうの「今読んでるのは実はホロの日記」(かも)といい、月を狩る熊の目的や現状も、後付け設定に間違いはないと思いますがうまいこと考えたものだと思います。
宗教改革~ピルグリムファーザーズ=月を狩る熊対応でコルとミューリの目的がそれなりに一致したわけですし。
でも、あんまり風呂敷を広げちゃううと、現在の年間1冊ペースではラストまで読めないような気が…。
ちゃんとミューリが最後まで笑っていられると(そしてミューリの娘に付ける名前は何になるのか読めると)いいなと思います。 -
「第一幕」
二人の続柄は何なのか。
夫婦にはなれなかったとしても、共に過ごす時間が長くなれば自然と似たような関係になるかもしれない。
「第二幕」
両親もお世話になった。
どれだけ軽装備で送り出されたのかは見たら分かることだが、何故そんな状態で旅にでてしまったのか。
「第三幕」
存続が危ういからこそ。
報告してから書物を読み漁っていたとしても、いい顔をされないと分かっているから黙っていたのだろう。
「第四幕」
求めている見返りとは。
高額な金額で雇われたとしても、善悪関係なく仕事を受理していたら友好的な関係を結びにくくなるだろ。
「第五幕」
タイミングが悪かった。
たらればの話をしていてはキリがないだろうが、こんな偶然のせいで疑われてしまうのは悔しいだろうな。 -
未だミューリの想いに応えられないコルは、ふたりの絆の証としてふたりだけの紋章を作る提案をする。
その調べもののため、黄金羊ハスキンズがいるブロンデル修道院に向かったコルたちは、道中で聖クルザ騎士団の騎士見習い・ローズを助けることとなる。
聖クルザ騎士団は教皇の懐刀として有名なのだが…?
今回も楽しく読ませていただきました。
かつてロレンスたちの旅で知り合ったキャラクターが再び登場すると、なんだか嬉しくなってしまう。
いつもはハイランドからの指令で忙しいコルも、しばしの休暇を与えられて、自分なりにミューリのことを考えてみたり。
精霊の時代の話に新たな可能性が見えてきたり。
今後の展開の転機になるような話だったのではないだろうか。
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子供編的に爽やか、正論を突き通す感じが好き。
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今巻のコルとミューリはいつにも増して可愛かったです。事件は起こるんですが、2人の絆がより増すほっこりするエピソード。月を狩る熊の話が少し出ますが、新展開でかなりワクワクしました。
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これは、好きだなあ。とても好き。
シリーズ5巻目。
コルとミューリの物語はシリーズ最初はとても苦しいお話が多かったのだけど、ここに来てぐっと胸に響く、読み終わって心地よい余韻の残るお話になってきて、とても良かった。
相変わらずコルは世事に疎く正しいことに拘るけれど、その愚直さ故に得られるものもあるのだ。
ロレンスとはまったく異なるやり方で、それでも最後まで全てを正しく解決しようとする姿勢はとてもコルらしい。
うん、いいね。
でもミューリにとってはコルは相変わらず危なっかしくてほっとけない母性愛を刺激される感じなのだろうなあ^^
それにしても二人だけのエンブレムの件は胸が熱くなった。
薄明の枢機卿とその騎士だもんなあ。
そして月を狩る熊と教会を巡る謎。
この先どこかで二人はその真実に行き当たるんだろうか?
これからも楽しみ。
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