やがて君になる(7) (電撃コミックスNEXT)

著者 :
  • KADOKAWA
4.43
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本棚登録 : 344
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049124934

作品紹介・あらすじ

自らの足で前へと進み始めた燈子。
だが、その隣は侑の居場所ではなかった。
すれ違ったまま時が過ぎ、
燈子と沙弥香は修学旅行へ。
「思いを伝える。その時は、もう来ている」

感想・レビュー・書評

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  • 従うものではなく対等であるもの。「好き」とは何か?を追い求めてた本作ではあるが、これはそれでも「好き」と言える紗弥香が居るから、この紗弥香の姿を作者が描いてくれたから私はこの作品を信頼出来ると言えます。濁さず曇らせず決して逸らさずに向き合ってきた彼女たちのクライマックスに向かっての物語、答えに向かっての物語としてこの本巻は完璧に近い。
    「好き」っていう曖昧で不確かなものと「好き」という変わらない確かな意思、覚悟。
    人を見つめ、人を探り、見出した結末を。どんな結末が待っていようとも最終巻を正座待機。

  • 以下、電子本で読んだときの感想。

    そうそう、燈子にとって沙耶香の存在が大きいのだ、恋しあうふたりの世界ではなくて、恋していない相手からの影響を受けて恋に立ち戻る、という、いい筋書きだ。

  • 前後を除くほぼ全編が沙弥香回。沙弥香の視点から、修学旅行の前の気持ちの整理、旅行中の葛藤からの告白、そしてその回答の受け入れ(諦め)までを余すところなく描く。
    思わずページを捲るのが止まってしまうような、ハッとするカットが随所に見られ、彼女の思いあふれる様子が魅力的。
    ああ、辛い。

  • 修学旅行。

  • 案外さらっと、おわる。
    最終まで読んで、納得するのだろうか。
    続きのシリーズが出たりは、しないだろうなあ。

  • もっと引き伸ばしたり勿体つけてもいいのに、さらっと展開してくる贅沢。

  • (2019年9月)
    購入して読み。
    佐伯沙弥香巻であった。あと先生と喫茶店マスターの巻。
    沙弥香の気持ちがうまいこと昇華されたようであってよかったよかった。

    (2021年5月)
    なんとなく手に取って読み。
    ライトノベル「佐伯沙弥香について」を読み終わったこともあって、沙弥香に感情移入しつつ読んだ。
    面食いで包容力があって臆病、そんな沙弥香の恋に一区切りついた巻だったなあ。
    あとマスターと先生の大学時代の話はいいなあ。ずっとお試しで、っていうのがよし

  • 関係性〜〜〜

  • 前巻ラストで告白からの擦れ違い、更に次巻が最終巻ということも有ってか、この巻は溜めの印象を感じさせた。
    かと言って、溜めているのは侑と燈子の関係性だけで周囲動き続けている

    燈子に告白を拒否された(と思っている)侑は「好き」が判らなくなってしまう。「特別」が判らないと日々を過ごしていた侑が燈子と過ごす内に「特別」を少しずつ知り始め、燈子にその想いをぶつけたのが前巻の話。
    ここでの侑の状態は端から見れば失恋がショックすぎて心が追いついていない状態に見えるのだけど、近くで朱里の失恋を見ていた侑は自分が朱里と同じようにならなかったことで、自分の恋心を疑ってしまう。
    これは自分の中にあった「特別」を否定してしまう動き

    それに対して燈子は侑の内面に踏み込むことができないまま
    これまで侑に気持ちを押し殺させてきた申し訳無さ、「好き」を知ってしまった侑がどの様に変わったのか判らない恐怖、自分は侑に何も応えられないという足踏み感などによって燈子は動けなくなる

    これまでは侑が動かなければ燈子が、燈子が動かなければ侑が動き、心を通わせてきた。しかし、二人が同時に動けなくなったことでこんなにもあっさりと交流が無くなってしまうなんて…


    二人が動けなくなった中、動き始めるのは沙弥香
    沙弥香は生徒会劇が終わり燈子が燈子になれば好きだと言えるのだろうかと14話で考えていた。そして、燈子は無事生徒会劇をやり遂げ「普通」を手に入れた。加えて侑と燈子は微妙な状態
    告白するにはこれ以上のタイミングはないだろうね。でも、沙弥香はすぐに動くことはできない。やはり同性への告白なんてそう簡単なものじゃない。動き出す切っ掛けが必要になる
    そういった意味では都と理子が同棲カップルでありながら、今の関係性を手に入れられた馴れ初め話やとても良い雰囲気の二人の光景は沙弥香の気持ちを後押しするものになったのだろうね

    修学旅行中、万感の想いを込めて燈子に告白した沙弥香
    ここでの燈子の動きが印象的。燈子は沙弥香が告白しないよう遮った上で「沙弥香が期待するような人間じゃない」と釘を刺した
    でも、覚悟を決めた沙弥香にはそんな言葉じゃ留まる理由にはならない。燈子が隠した「弱さ」に手を差し伸べた上で「恋人になりたい」とはっきり伝えた沙弥香の姿は賞賛に値するね

    以前は誰かから告白されても丁寧に断っていた燈子。しかし、親友の沙弥香が相手であれば丁寧程度では足りない。沙弥香の気持ちをきちんと斟酌して向き合わなければいけない
    ただ、沙弥香にとって不幸なのは燈子に自身の気持ちと向き合わせることで燈子は「好き」とは何かを理解していってしまう。燈子自身が望む答えを明確にさせてしまう

    沙弥香への返事を「応えられない」ではなく「選べない、選ばない」と表現した燈子。沙弥香の気持ちを尊重しつつ、それと同じくらい譲れない自分の気持が有ることを明かす言葉
    沙弥香からの告白をどう応えるかという悩みを通して自分の中の「好き」に燈子は気付く。それを祝福するように再び好きと告げた沙弥香の姿はやはり良いなぁ


    そうして心に変革を起こした燈子と対象的に、自分の心から逃げ続ける侑。遂には槙に一喝されてしまう。「君と僕を一緒にしないでよ」と厳しくあたった上で「小糸さんはもうわかってる」と優しく諭した槙。
    舞台上の役者ではなく、観客で居たいという槙の信念を考えればこうして侑に助言するのは半ば役者になってしまうようなもの
    それでも助言したのは自分と似たようで違う侑が、「好き」に向き合えず藻掻き苦しむ姿に思う所があったからなんだろうな

    侑を「好き」だと気づけた燈子、「好き」が欲しいと苦しむ侑。二人の「特別」を巡る物語がどのような結末を迎えるのか、最終巻を楽しみにしつつ待ちたいと思う

  • 胃に重たすぎる。吐きそうになりながら読んだ。

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