娘じゃなくて私が好きなの!? (電撃文庫)

著者 : 望公太

• KADOKAWA (2019年12月10日発売)

作品紹介・あらすじ

「この子は、私が引き取って育てます」
　私、歌枕綾子、３ピー歳。亡くなった姉夫婦の娘を引き取ってから早十年。高校生になった娘は、最近は幼馴染みの男の子、左沢巧くんといい感じ。もしかしたら付き合っちゃうかも？　タッくんはとってもいい子だし、私は大賛成ね。
　え？　彼が私に話があるって、まさか『娘さんを僕にください』的な話なの？
　やだもう、ちょっと気が早すぎ――　
「綾子ママ……俺、ずっとあなたが好きでした。俺と付き合ってください」
「……娘じゃなくて私（ママ）が好きなの！？」
　隣の男の子が惚れていたのは、娘じゃなくて私だった！？　嘘でしょぉお！？
　姉の娘を育ててきた女性と、そんな彼女に片思いをしていた少年。長年の想いが爆発する超純愛ラブコメ、開幕！

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2022年11月13日]

【電子書籍】今回のヒロインは望作品では最年長ではないでしょうか。大学生の巧は隣に住む幼馴染みの義母・綾子に長年恋心を抱いていた。ある日酒の勢いもあって、ついに愛を告白。「タッくんは娘の恋の相手に」と思っていた綾子は大混乱。まさにタイトル通りの一言をつぶやくところから始まる、望先生お得意のお姉さんと年下男子の年の差ラブコメ。30歳台ヒロインか…。無論アリだが、電撃文庫も随分思い切ったなという感じ。 一途な巧と初心な綾子の愛の行方が気になります。ぜひ続いて欲しい作品ですね。

[れっちんさんの感想 · 2022年7月3日]

ラノベの世界に戻ったきっかけ作品
綾子さんの胸にはある意味男性の夢が全て詰まっているのではないだろうか。と言うくらい私には傑作だった。

[ユリアさんの感想 · 2022年7月2日]

良いところは短くて簡単ですぐ読み終える。 悪いのは、それ以外の部分。 この本は男性だけでなく楽しめると言われた。でも、そうじゃない。これは明らかに男の夢だ。それ以上のはない。ストーリーはつまらない。

[メタル69さんの感想 · 2022年4月3日]

わ

[ちぇぇぇんさんの感想 · 2021年7月18日]

幼馴染のママと恋愛したい人向け・初級編

周囲（男側の両親も含めて）外堀が埋まりきっているので、ママ（主人公）くらいしか突っ込まないのが、イージーモードで、ライトノベルって感じで良いですね

[みゆにゃんさんの感想 · 2020年4月24日]

義理の娘を育てるシングルマザーだが、隣の家に住む娘の幼なじみに好かれる話。
幼なじみカップルは少女マンガによくある設定だが、まさかのお母さんがヒロインは面白いなと思って読んだ
文章はわかりやすくて、全体的にコミカルでとても読みやすい。
けど展開や構成はすごくしっかりしてて、とてもよかった。
大人になって背負うものが増えるほど行動しづらくなる的な話は、すごくわかるなって感じた。自分自身は背負うものなんてないから「好きならいっちゃえよ」派だけど、家族や世間体とか年を取ればリスクを背負いたくなくなるものだよなぁ。自分はそんな年の取り方はしたくない、と感じた。

[kasuranさんの感想 · 2020年1月7日]

これラブコメじゃなくて、ほぼ全面的に純愛ラブストリーですよね？3ピー歳とか言ってるけど、新入社員で10年後なら32～3歳ですよね。何か問題でも？こいつはきっと大物になる。一方綾子ママは未婚かつ、未成年後見人のシングルマザーというレアかつ納得のいく境遇。たっくんの外堀を埋める能力がとんでもない。そんなたっくんのペースでグイグイ来るのに対し、いつもアワアワしてる綾子ママの様子を見るに本当にニヤけてくる。このままちょっとずつイチャコラしてくれればそれだけで満足だわ。ただ、最後の最後で誤植は勘弁して欲しかった。
なおこの作品、所謂「バブみ」を期待して読むと、そういうシーンは皆無なので、もしかするとタイトル詐欺だと言われてしまう可能性は無きにしもあらず。

著者プロフィール

福島県在住。大学在学中に作家デビュー。 第3回GA文庫大賞・優秀賞、および第5回ノベルジャパン大賞・金賞受賞。 代表作に、テレビアニメ化された『異能バトルは日常系のなかで』(GA文庫)のほか、 『黒き英雄の一撃無双(ワンターンキル! )』(HJ文庫)など。

「2015年 『異能バトルは日常系のなかで10 ドラマCD付き限定特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」