三角の距離は限りないゼロ4 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.88
  • (4)
  • (13)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 234
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049128000

作品紹介・あらすじ

一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕らの中で始まった恋は――ある日、唐突に終わりを迎える。
 そして……。

 ――そして彼は、変わってしまった。
 だから、わたしは、わたしたちは動き出す。出会った頃の「彼」をもう一度、取り戻すために。すれ違いの修学旅行のなかで、わたしたちは彼を、矢野くんを、わたしたちの想い人を、追いかける。
 そう――たとえ、わたしたちがもう、恋人ではないとしても。
 わたしとわたしと彼が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 秋玻との別れ以来ずっと上の空で別人のようになってしまった矢野は、これまででは考えられないような言動を繰り返す。責任を感じた秋玻と春珂は、修学旅行中に矢野を元に戻そうと意気込むが、すれ違いばかりで思うようにいかない。友人たちも懸命に力になろうとするが…。雨降って地固まるというのでしょうか。秋玻/春珂の幼い頃の想い出が3人の関係を繋ぎ止めます。矢野と秋玻と春珂の関係はここからリスタート。次巻は彼女たちの過去に迫るお話のようです。3人の今後が大いに気になりますね。これからの展開が楽しみです。

  • 行ったことがある奈良・京都の舞台だったのであの場の雰囲気を鮮やかに思い出しながら、すれ違いのコメディ感を味わいつつそれぞれの気持ちの変化が楽しめた。

  • 生駒山とは、ええチョイスや。
    こっちは、依存を肯定してきたな。
    次が楽しみやな。

  • アイデンティティの揺らぎに加えて振られたショックと相まって、矢野がメンタルやられるところまでは予想していたが、ここまで自我を失うとは思わなかった。すれ違いも多く、次回の立て直しに期待。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

第19回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉受賞。同受賞作『失恋探偵ももせ』でデビュー。以降、電撃文庫・メディアワークス文庫で青春小説を中心に執筆。

「2023年 『あした、裸足でこい。3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岬鷺宮の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×