Unnamed Memory IV 白紙よりもう一度 (電撃の新文芸)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049128031

作品紹介・あらすじ

幼い頃に自分を救ってくれたオスカーと再び出会うため、ティナーシャは四百年の眠りについた。長い時を経て再会した二人だが、当然オスカーにはティナーシャの記憶はなく――。少女と王の、運命の書き換えが始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。3巻でオスカーが過去を改竄したので、”白紙よりもう一度”となる。ただ、ティナーシャには失われた別ディメンションのオスカーの記憶が残った状態。ティナーシャは魔女になっていないし、色々と歴史が別の分岐をしている。ティナーシャ無双でないのが寂しい。前作で結ばれた1年前に二人がまた出会い、今度はティナーシャのほうがオスカーに求婚するという逆パタ。これはこれでとても面白い。が、前3冊よりはラブコメ色がやや強の印象を受ける。オスカーが前オスカーよりもめんどくさい。とはいえ、いい感じに惹かれ合う様子が描かれているので、まあ、政治的にお膳立てが出来た状態でペア成立となるのかと予想する。あんまり素っ頓狂なことにならないことを祈る。次巻楽しみ。

  • 3巻からの流れで今度はどんな風に出会うのか楽しみだったのですが、しっかり出会えました~。状況変わるとこんな風になるのか、これも楽しいなと二人の関係をまた、一から楽しめます。
    ただ、これまでつらつらーっと読んで来てしまい、まさかのループ、ああ、登場人物覚えてない。この、多分前は二人にやられた人たちどんなんだっけ、多分私、この話半分捨ててるよね?という哀しみにつきまとわれながら読んでます。
    これから読む人は些細な事案も漏らさず覚えておきましょう。それが、さらに後半を楽しくします。

  • ループして結婚しろ、しないよのくだりがなくなったのは少し寂しいが、言ってることが逆になっているのはおもしろいし、立場が変わってもあまり望まれない結婚というところもいい。次回も楽しみ。

  • 精霊術士のティナーシャは前巻のラストから、長い時を経て再びオスカーと出会う。しかし、彼は自分のことになど興味がない……はずだった。こういう話を読むと、「そのひとがそのひとであること」「そのひとを好きだと思うこと」ってどういうことなんだろうと考える。二人ともってなると、これはもう、別人の話としてとらえるかな。個性は似るとしても、環境で人って変わるし、受け止めかたとか。

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著者プロフィール

第20回電撃小説大賞、最終選考作『監獄学校にて門番を』(電撃文庫刊)にてデビュー。メディアワークス文庫『死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録』など著書多数。『Unnamed Memory』(電撃の新文芸)が「このライトノベルがすごい!2020」(宝島社刊)にて単行本・ノベルズ部門第1位を獲得するなど、今、若者から注目を集める作家の一人。

「2022年 『Unnamed Memory -after the end-II』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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