いつかここにいた貴方のために/ずっとそこにいる貴方のために (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.90
  • (2)
  • (5)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 71
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049129496

作品紹介・あらすじ

少年兵レンカはその日、奇跡を見た。
 それは、春に――四月に降る雪。血みどろの最前線に降り、あらゆる敵を凍てつかせる雪。
 その奇跡を起こした少女は、こう呼ばれていた。『氷棺(ひつぎ)の聖女』と――。
 レンカと少女はふとしたことから出会う。移ろいゆく戦局の、その束の間に訪れた平穏な日々。二人は少しずつ、その距離を縮めていく。
 だが、彼らは忘れていた。
 少年が「ただの兵士」であることを。
 少女が「絶対の兵器」であることを。

 これは愚かな少年と、幸せではない少女の出会いと、そして、別れの物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1冊完結。と思ったらこの作品より前に出ていた作品があってその作品の時系列的に前の話がこれだったこと他の方のレビューみて知った。
    それなら良かった。
    あの終わりでは、???の連続であった。読まねば『死にたがりの聖女に幸せな終末を。』を。

    本作、戦闘シーンが期待したほど少なく物足りなく思ったし、戦場にありながら四月と主人公の平穏な日常の描写が続き退屈に感じた…と、思った自分、戦闘シーンが多いということは四月がより多くの殺人をするということに読了後気がついた。そう思ったら最後の四月の手紙が重くなった。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

戦車が闊歩する異形のファンタジー世界を描く、『ウォーロック・プリンセス 戦争殺しの姫君と六人の家臣たち (電撃文庫)』でデビュー。

「2022年 『ひとつ屋根の下で暮らす完璧清楚委員長の秘密を知っているのは俺だけでいい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西塔鼎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×