異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049135046

作品紹介・あらすじ

都内で女性の連続殺人事件が発生。異様なことに死体の腹部は切り裂かれ、臓器が丸ごと欠損していた。
捜査は難航。指揮を執る皆川管理官は、所轄の新人刑事・氷膳莉花に密命を下す。それはある青年の助言を得ること。阿良谷静──異名は怪物。犯罪心理学の若き准教授として教鞭を執る傍ら、数々の凶悪犯罪を計画。死刑判決を受けたいわくつきの人物だ。
阿良谷の鋭い分析と莉花の大胆な行動力で、二人は不気味な犯人へと迫る。最後にたどり着く驚愕の真相とは?

感想・レビュー・書評

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  • 腹部が切り裂かれ、全ての臓器が取り去られている女性の遺体が発見された。やがてその猟奇事件は連続で発生することに。
    幼いときに家族全員を殺された過去を持つ警察官の氷膳莉花は、怪物と異名をとる未決死刑囚のアドバイスを受けて、特別捜査を始める。

    あの「羊たちの沈黙」を水で10倍に薄めて丼に入れて、化学調味料を上からぶっかけたような作品。
    薄っぺらい。

    シリーズ物だけどもういらない。

    好きな人はごめんなさい<m(__)m>

    • みんみんさん
      ドンマイ( T_T)\(^-^ )
      もしや…くじ運とか悪いの⁇笑
      ドンマイ( T_T)\(^-^ )
      もしや…くじ運とか悪いの⁇笑
      2023/03/08
    • 松子さん
      みんみんさん、私もどんちゃんはくじ運が悪いと思いますっ^^;くじ運悪いに1票
      みんみんさん、私もどんちゃんはくじ運が悪いと思いますっ^^;くじ運悪いに1票
      2023/03/08
    • 土瓶さん
      くじ運なんかに負けぬ!!
      ( ー`дー´)キリッ
      くじ運なんかに負けぬ!!
      ( ー`дー´)キリッ
      2023/03/08
  • 久住四季『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき』メディアワークス文庫。

    プロローグから典型的な異常者の行動が描かれる異常心理犯罪ミステリー。タイトルの付け方からして、恐らくシリーズ化されるのだろう。

    主人公が新人女性捜査官で、主人公が犯罪者から助言を得るなど、トマス・ハリスの『羊たちの沈黙』以来、内藤了の『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ』などで使い古された設定を素直に踏襲している感じがする。そして、明らかに『羊たちの沈黙』を意識している描写もあり、少し不安になった。しかし、意外にもストーリーは面白く、二番煎じという感じではない。

    都内で相次いぐ女性の猟奇殺人事件。女性の死体は腹部が切り裂かれ、臓器が持ち去られていた。捜査を指揮する皆川管理官は、所轄の新人刑事・氷膳莉花に怪物という異名を持つ犯罪心理学の准教授で死刑囚として収監されている阿良谷静からプロファイリングを得よとの密命を下す。

    果たして、阿良谷静の鋭い犯人像の分析と氷膳莉花の活躍で、恐るべき犯人の凶行を食い止めることが出来るのか……

    結末の驚愕を演出しようとしたのか、終盤に捻り過ぎたのが良くなかった。ストーリーを複雑にしたことで、折角のしっかりした設定が張りぼての如く全て怪しく見えてしまった。残念。

    本体価格630円
    ★★★★

  • 江東署の新人刑事、氷膳莉花26歳が主人公の警察モノ。猟奇殺人事件の捜査に参加するが、上司から命じられたのは、死刑判決を受けた犯罪心理学者・阿良谷静の助言を得ること。阿良谷の分析から、真相に辿り着こうとするが、どんでん返しあり。

  • 展開が早く読みやすかったです。

    新人刑事が医療センターに収監中の天才犯罪心理学者からの助言を受けて連続殺人事件に立ち向かいます。

    新人がスタンドプレー過ぎるので少し違和感がありますが、続編も読みたいです。

  • ブクログのレビューを見て、読んでみた一冊。
    他の方も書いていたように、確かに「羊たちの沈黙」のオマージュ。
    2歳の時に両親を殺された氷膳莉花は江東署の刑事になっていた。
    都内で腹部を切り裂かれ、内臓を取り出される女性の遺体がいくつも見つかっていた。
    異常犯罪者の心理を知る為、過去に数々の犯罪を計画したとして、現在は未決死刑囚として拘束されている、元犯罪心理学者・阿良谷静に会いに行くことに。
    彼のアドバイスに従うと、簡単に犯人に接触することが出来てしまうのが、ちょっと拍子抜け。
    新人刑事なのに、単独捜査を何度も行い、ラストでは奥多摩署に異動になる莉花だが、解説か何かに「警察の新たなニューヒロイン誕生」とあるので、続編が出るのだろう。
    「羊たちの沈黙」のオマージュの先にあるものを期待したい。

  • どこから見てもハンニバル・レクター&クラリスなお話。ヒロインの莉花が「羊」呼ばわりされたりもするので、当然確信犯なんだろう。レクター博士に当たる阿良谷静が軟化するのが早すぎるような気もするけど、キャラクターは魅力的に思う。ただ事件の解決があれよあれよで、あまりにイージー。設定的に阿良谷のアドバイスで動けるのが下っ端の莉花一人なので、却ってそうなってしまうんだろうけど、少し残念。

  • Kindle unlimitedで。
    読んだことある設定ですが、続きが気になってすぐに読了。
    主人公のご両親殺害犯人が気になるので、シリーズ読みます!

  • 死体から臓器を抜き出すという連続殺人事件。捜査は難航し、管理官から密命を受けた主人公は死刑判決を受けた犯罪心理学のプロに会いに行き、そのアドバイスを受けて犯人に迫ってゆく‥
    異常犯罪やレクター博士のような不気味なアドバイザーなどありがちな設定、少々ご都合主義なストーリーではあったが、なかなか面白かった。シリーズ化予定と思われるので次作も期待。

  • 行儀悪く朝食を食べながら冒頭部分を読んだせいでとても辛い思いをした

    阿良谷博士がとても良いです
    莉花とのやり取りも良い

    次巻も楽しみです

  • 個人的にやっと読めたシリーズの一つ
    面白かった。主人公の内面の掘り下げがもう少し欲しい、次の巻が出たからそっちで有るのかも。楽しみ

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著者プロフィール

島根県生まれ。電撃文庫より『トリックスターズ』でデビュー。『星読島に星は流れた』は『2016本格ミステリ・ベスト10』にランクインするなど高い評価を得る。現在注目される若手ミステリ作家のひとり。他の作品に『推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ』『怪盗の後継者』など。

「2021年 『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 嗜虐の拷問官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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