声が出なくなったので、会社を辞めて二人暮らし始めました。 (1) (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA (2021年1月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784049136418

作品紹介・あらすじ

 仕事は辛くて友だちも少なく、元カレはクズ。ストレスが原因で声が出なくなり会社を辞めた絵麻。無職になり祖母の遺した家でずぼらな引きこもり生活をしていたが、突如親友の弟・空が現れる。
「俺がここに住むの、どうですか?」
 空の強引な提案で一緒に暮らし始める二人。空の手料理やお世話により、絵麻の生活は改善されていくが、空には秘密があって……。
『おいしい』『ありがとう』『好き』――声が出なくても想いは文字《カタチ》にして伝えたい。
 優しく言葉を綴る恋の物語。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

ストレスで声を失った主人公が、元同居人の弟と新たな生活を始めることで、少しずつ自分を取り戻していく物語です。彼女の引きこもり生活からの再生は、共感を呼ぶ要素が満載で、多くの読者が自身の経験と重ね合わせ...

感想・レビュー・書評

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  • ストレスで声が出せなくなり、仕事もやめてどん底な主人公のもとに元同居人の弟が訪ねてきて始まる同居生活。いい話でした。
    ところで後書き読んで驚きました。コロナ禍で派遣切りにあってしまったんですね、神戸さん。。本を買って応援したいと思います。

  • 伝えたい言葉を飲み込んだり、聞きたい事も聞けなかったり…自分の思いを隠してばかりの人生だったな、と思う。
    主人公のように、少しの勇気が持てたら、未来も見える景色も変わるのだろうか。
    上手く人間関係が築けない弱い自分にとっては共感できる部分が多い反面、読み進めると前向きにも後ろ向きにもなって、色んな感情が引き出された作品。

  • ストレスが原因で声が出なくなり会社を辞めた絵麻がずぼらな引きこもり生活をしていると、突如親友の弟であるという空が現れて一緒に暮らし始める。徐々に絵麻の生活が改善されて周囲との関わりもできていくが、空には秘密があって....という話。絵麻もぐずぐずだけど、元カレのクズっぷりも酷い。言葉にしても伝わるとは限らないけど、言葉にしないと分からないし、言葉にされると嬉しいことってあるよねと改めて思った。もやっとすることもあったものの、全体としては温かく優しくかわいい話だった。

  • めちゃくちゃキュンキュンしました!
    2人が一緒に住み始めるところから物語が始まります。同居ではありますが…ピュアラブです。むしろなかなか進展しないので、もどかしいくらいです!笑

    声が出なくなった経緯やそれをどう乗り越えていくか…など別軸も納得感のある終わり方でした!

  • なんとかいう課長はまじクズでうんざり。
    でも主人公のダメ人間っぷりは、正直他人事とは思えず…。私も何か少し違ったらこんなかんじの生活をしてた気がするなぁ。でもこんなふうに世話してくれるイケメンは転がり込んで来てくれないだろうなぁ笑

  • 久しぶりにきゅんきゅんしました!

    ヒーローみたいな空くんのいる主人公の絵麻が羨ましくなっちゃった。

    かわいい恋に満足です。

    家族だから分かり合えるってことはないんだよな。

    伝えることって難しいからな。

  • 臆病で周りを警戒しているように見える絵麻の、心配になるほどの警戒心のなさに驚く。自己主張が出来ないのも大きいとは思うけれど。空が一緒に暮らすようになった経緯にも驚いたけど、絵麻が独りでいるよりずっと安心できた。
    声の出せない絵麻と空のやり取りを見ていて、もっと意図を読み取ってあげれば…。と最初は思ったけれど、空の優しくない言葉があったから絵麻は言いたいことを言えたのかも。今まで抑えつけてきた想いを少しずつ外に出せるようになってきた絵麻。空たちとワイワイ暮らしていくのを想像して、楽しくなった。

  • 元カレがクズですな、本当に。
    それでいてやることが小っちゃい。
    まあその小っちゃいことが、今の主人公にしてみれば致命的なことになっていくのだが。

    ズボラ女子と料理上手な年下男子との同居もの。
    向かない仕事やその他諸々で精神をすり減らした結果、声は出なくなるし、部屋は荒れ放題。
    ただそのズボラっぷりも家庭環境のせいかと思うと同情の余地はある。
    抑圧され続けたら、どこかで爆発もするだろう。

    そういう意味では、彼の方も似た境遇ではあった。
    色々隠してはいたが(転がり込んだ理由が理由だったので、絶対何か裏があるだろうと思っていたら案の定……ただ悪い方向でなくてよかった)
    彼にしてみれば彼女は恩人でもあるし、理解もしやすい立場だっただろう。
    元カレに対しての言葉は、彼だからこそ出た言葉だったと思う。

    思いの外、彼氏彼女になるタイミングは早かったが、付箋で言葉を交わし合うバカップルぶりに悶えることもできたし、元カレにも主人公を苦しめてきた元凶にも一矢報いることができてよかったと思う。
    あそこで駆けつけて逆転の一手を放つのはヒーローの醍醐味よの。
    主人公を追い込んだ人が血の繋がった……(伏せ)と言うのは辛いものがあるが……
    ラストに和解らしき描写があるのも救いか。

    引きこもっていた彼女も作中で色々仲間ができたのもよかった。
    自分が引きこもった場合はこうはいかない。
    しかも、そこから自分の未来を決めたところもびっくり。
    そこまで飛躍するとは思わなかった。
    あのマグカップやお菓子は布石だったか……
    やはり、自分ではこうはいかない。
    主人公の成長ぶりが嬉しくもあり、置いていかれたような寂しさもあり。
    でも、同じ未来を見てくれる彼がいるのだから、大丈夫だろう。
    そう信じている。

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著者プロフィール

千葉県生まれ。第5回集英社みらい文庫大賞優秀賞受賞。『恋とポテトと夏休み』などの「恋ポテ」シリーズで第45回日本児童文芸家協会賞受賞、スピンオフ作品に『きみとホームで待ち合わせ』、続編「恋シェイク」シリーズ(いずれも講談社)がある。ほかの著書に、「ぼくのまつり縫い」シリーズ(偕成社)、「この声とどけ! 」シリーズ、「ウソカレ!?」シリーズ(ともに集英社みらい文庫)、『告白したのは、君だから。』(野いちご文庫)、『モテすぎる許婚と初恋はじめます』(野いちごジュニア文庫)など。


「2023年 『藤白くんのヘビーな恋 こまったキミのことが好き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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