ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒 (電撃文庫)
- KADOKAWA (2021年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049136869
作品紹介・あらすじ
★第27回電撃小説大賞《大賞》受賞作!!★
最強の凸凹バディが贈る、SFクライムドラマが堂々開幕!!
「エチカ、父さんの機械でいなさい」
そう育てられた少女は望まれるまま、世界最年少で「電索官」の任に就く。人の脳にダイブし、記録された情報から重大事件解決の手がかりを探す特殊捜査任務だ。
「私〈機械〉がお嫌いのようですね?」
電索能力が釣り合わない同僚の脳を焼き切っては、病院送りにしてばかりのエチカにあてがわれた新しい相棒は、高性能ヒト型ロボット〈アミクス〉のハロルド。
人間に従順な機械のはずが、馴れ馴れしい、図太い、距離感がおかしい! エチカを怒らせてばかりのハロルドだが、皮肉にも電索の相性だけは・・・・・・抜群だった!
凸凹な二人が挑む凶悪電子犯罪事件は、互いの過去を巻き込んで思わぬ方向へと舵を切る――!?
感想・レビュー・書評
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ライトノベルだけど、それを感じさせないほどの完成度。
これは面白かったな。
ロボットと相棒を組まされた若き天才女性捜査官。
いわゆるバディものの典型だけど、なかなか設定がよかった。
攻殻機動隊とシャーロック・ホームズを足したような面白さ。
女性捜査官の方がワトソンになってしまっているところがご愛敬。 -
大賞とったのも納得の面白さ!
感情まで記録される情報端末って設定がユニークで、捜査のために感情まで同調していく描写が面白い。
個人的にハロルドがとてもツボです。人当たりがいい好青年に見えて実は……なところとか機械なのに人間の相棒より感情豊かなところとか、ほんと全要素好きすぎる。
個人的にこの巻終了時点くらいの温度感の非恋愛男女バディ好きすぎるのでエチカとハロルドは最後までこんな関係性でいてほしいなーと思います。願望ー -
構成としては推理物によくあるタイプで断片的な情報から主人公に内包された謎が明らかになっていく。
メインキャラ2人のやり取りはあまり自分の好みには会わなかった。どちらかと言えば女性向けかもしれない。
SF含みの設定のせいで推理する楽しさもあまり味わえなかったと思う。 -
ニーズがあるから大賞なのだと思うのだけれど、個人的にはあまりにステレオタイプなヒロイン(とその相棒の男性キャラ)で、うーん、というのが率直な感想。世界観や話の作り自体はしっかりしてて普通に面白かった。キャラクターが合わなかったので続編は買わないです。
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電索官のエチカの相棒は常に使い捨てだったが、初めての「壊れない」相棒は……。文章がひっかかるところがなく、快適に読めた。頑ななエチカがかわいいです。
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ようできてるけど、主人公に興味を持てんな。
2巻買ったんは失敗やった。 -
最初の設定を理解してしまえば話がどんどん進んで一気に読めた。人間とヒト型ロボットが事件を解決していく。ヒト型ロボットのハロルドの方が人間らしくておもしろい。
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人の頭の中に残った記憶を読み出す「天才」電索官エチカと、その補佐官で超優秀なアミクス(ロボット)であるハロルドの2人で事件の解決に挑む、バディ物。
電索以外はさっぱりなエチカが、ホームズの並の優秀さを誇るハロルドに振り回されている感じが良き。
中々に重厚な展開で、終盤にかけての解決編はなるほどね~、と思えるもので中々に良かった。
ユア・フォルマ電素官エチカ・・・・相棒がロボット?ですか・・・ウ~ん、変わっていますね。
私は先週、白鳥とコウモリが読み終わり...
ユア・フォルマ電素官エチカ・・・・相棒がロボット?ですか・・・ウ~ん、変わっていますね。
私は先週、白鳥とコウモリが読み終わり、今、スモールワールズを読んでいます。日常に起こりうるかも知れない、六つのお話が入っています。・・・・読みましたか?
┏(・*_*・)┛
コメントありがとうございます。
この「ユア・フォルマ」、人間そっくりなロボットがでてくるなど未来的な設定なの...
コメントありがとうございます。
この「ユア・フォルマ」、人間そっくりなロボットがでてくるなど未来的な設定なのですが、実は今の時代が舞台なのです(笑)。というのも数十年前に疫病が発生し、そのせいでロボット工学が革命的に進化したという設定でした。みんないろいろ考えますね。
そうですか、「白鳥とコウモリ」読了されたのですね。僕は最近は東野圭吾先生の本はあまり読めていません。最後に読んだのは『容疑者Xの献身』か『さまよう刃』かなぁ。気にはしているのですが、いろいろと読みたい本がありすぎて困っています。
ゆうママさんのレビューを楽しませていただきます。