春夏秋冬代行者 春の舞 下 (2) (電撃文庫)

  • KADOKAWA (2021年4月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (504ページ) / ISBN・EAN: 9784049137538

作品紹介・あらすじ

「独りにしないで。お願い帰ってきて」
 世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たす者は“四季の代行者”と呼ばれた――。
 『春』の少女神雛菊には生涯の忠誠を誓う剣士が居た。名を「さくら」。職位は代行者護衛官。愛する主を拐かした者へ、悲劇を傍観していた者へ、自分達を傷つけた全ての者に復讐すべく刀を抜く。主を守って死ぬと決めた。だからもう迷わない。師と仰いだ男への恋慕は捨てた。これより先は、覚悟ある者だけが進める戦場なり。いざや、春の舞を踊ろうぞ。
 暁 佳奈が贈る、春を世に顕現する役割を持つ少女神の物語。堂々完結。

みんなの感想まとめ

心の葛藤と愛の力が織りなす物語が展開される作品で、登場人物たちの深い心情描写が魅力的です。四季の代行者たちが抱える孤独や復讐の念、そして愛する者を守るために戦う姿は、読者を強く引き込む要素となっていま...

感想・レビュー・書評

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  • 四季の代行者と護衛官たちの心の描写がすごい。
    世界観に一気に引き込まれました。
    読んでいて苦しくなるところもあったけど、
    最後は雛菊とさくらの2人の愛に感動!
    切ないけど暖かい気持ちになりました。
    アニメ化してほしい!!

  • 面白かった。これは異世界バトルものの一種やねぇ。上巻に比べて下巻の面白さよ!上巻の設定説明的な1冊がある故の登場人物への入れ込みと盛り上がりがあるのだとは思う。
    上巻のラストで誘拐された秋の代行者を助けるために、春、夏、冬が連携して立ち向かう。ヴィランがアホで拍子抜けというのはあるが、色々と深い感じ。非常にラノベ的痛快さもあり、エンジョイできた。テロ集団華歳での雛菊の様子やら、色々と知りたかったとこらへんも、ちゃぁんと描かれる。
    絵面が素晴らしいのと、女子厨二心ゆさぶりまくる、衣装とセリフ。これはコス映えしそうなアレやねぇ。それに狼星のキャラが完璧。凍蝶や竜胆も良いし、春夏秋冬の代行者と春と夏の護衛官もど真ん中ですな。

  • 上巻の最後に起きた秋の代行者の誘拐事件が、
    さらにいろんな思惑を含んで展開していく
    このお話では、傷ついていない人は誰もおらず
    それを受け入れどう生きるかを強く訴えるような作品
    作者があとがきで話した様に素敵なものには少し寂しさがあり、同じように寂しさを感じている人がいたら、私もいるよ大丈夫と寄り添える
    主人公の雛菊はまさにそんな存在、だから春なんだと感じられる。
    自分は寂しさを感じる人に寄り添える人になれているかも考えた。
    あと、竜胆格好いい

  • 神の力によって世界に四季をもたらす「四季の代行者」と彼らを守る護衛官。主人公の春の主従は、壮絶な過去をのりこえ春をもたらしていたが、代行者の力を利用して世界を変えようとする因縁の「賊」と戦うことになる。
    上巻に続き戦いの様子が描かれ、敵の様子もどんどんわかってくる。
    ファンタジーなんだけど、ほんとにそういう人たちがいそうだな、と思えてくる!
    続きも楽しみ!

  • 春の代行者・雛菊の過去が明かされる度に胸が痛くなる。
    だからこそ幸せになって欲しい、春主従と冬主従の四人に無事対面して欲しいと願わずにはいられない。
    雛菊とさくらの関係性がメインだった上巻とは異なり、ひたすら戦いを強いられる下巻。
    終始ハラハラさせられた。

  • 面白かった。春夏秋冬の能力や、排出する血統の里の特徴、統括する国の組織、それに対抗する組織が上手く作り込んであって、対抗組織との争い場面は一気に読んだ。これは、絵が良いところでアニメ化してほしい。主従をお互いに思う心が感動を呼び起こしてくれるので、話の筋立てと感動の両方楽しめるところが秀逸でした。続きがどのような展開になるか、楽しみです。

  • 雛菊の過去。辛すぎる。そしてさくらも。。。
    バトル描写よかった。雛菊が君命を出すところ、心がグッとなった。
    雛菊と狼星の再会のとこで泣いた。
    春の顕現、もう少し。楽しみだ。

  • 下巻、読了

    下巻は戦闘シーン多め
    四季の代行者達と、それに異を唱えるもの達との抗争
    そしてそのシーンが…かっこいい……
    ちょいちょい従者達の腹黒な部分が垣間見えるのが何とも言えず…とりあえず好き
    また代行者達も、戦闘において各々の御業を披露していくのがとても素敵!
    春は種から植物を成長させ敵を拘束
    夏は生き物たちを司り敵を襲撃
    秋は生者の力を元に死者の蘇生
    冬は氷を創造し敵を氷結
    私なら生き物たちと話したいから夏が良いかな

    それぞれの恋愛模様
    雛菊様…今の雛菊様の心も報われて良かった
    狼星様の雛菊様への想いがもう素敵
    そしてさくら様と凍蝶様のことも今後に期待
    でも私が1番今作の中でキュンとしたのは、竜胆様でしょうか!
    キザでいけ好かない感じかと思いきや、覚醒した途端の甘さが……ほんと白馬の王子様って感じでうん、良き!

    雛菊様とさくら様、儚く脆く狂っている部分はあるけれど、優しく愛おしく慈愛に満ちた2人が私は好きだな
    彼らの次の物語を期待してしまう!

  • これは季節を世に顕現する役割を持つ現人神たちの物語。

    世界には冬しか季節がなく、
    冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を作った。
    やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、
    四季が完成した。この季節の巡り変わりを人の子が担うことになり、役目を果たすものは四季の代行者と呼ばれた。


    明日が来なくてもいいと願う人にも、明日が来ることを祈っている人にも平等に季節は巡る。


    作者さんがあとがきで、この小説は小さなものを抱えて生きる全ての人に宛てた手紙ですと言っていたように、この物語が私の心をほんの少し豊かにしてくれました。
    素敵な物語をありがとうございます!

  • 春の始まりの寒さのような、春の終わりの瑞々しさのような、素敵な読了感を味わえました。
    途中、あまりにも雛菊様が不憫で悲しくて、数回心が折れかけました。同じ女として雛菊様が味わった恐怖を想像するだけで、筆舌に尽くし難いものがあります。
    だけど、雛菊様は頑張ることをやめず、さくらちゃんもまた共に生きることを諦めないでいてくれて嬉しかったです。
    暁佳奈先生のあとがきもやっぱり優しくて、先生のお人柄が伝わってくるようでした。
    私も、誰かの毛布になれるでしょうか。
    素敵な物語をありがとうございました。

  • 【購入本】前半部分の話は、上巻のもどかしさに乗っかって重さマシマシ。ここでようやく雛菊の過去と、さくらとの出会いが判明する。〈雛菊〉と〈ひなぎく〉の交差する想い。読み始めたときは、「この過去編、いるか....?」と思ったものだが、それは〈雛菊〉と〈撫子〉を繋ぐための''糸''だったのかも知れない。後半部分の話は、賊との戦闘がメイン。10年の時を揺るがした代償は、とても大きかった。しかし、それに抗う者たちは強く、美しい。これから先、消えゆくことのない''記憶''とともに歩む道に幸あれ。

  • 毎日、寝る前に少しずつ読んでいたのに終わってしまった(T.T)下巻は皆で協力して、秋の代行者奪還作戦だ!と思っていたら、激しい戦闘に裏切り…とすんなり救出出来ず(゜゜;)そして敵の観鈴がどんどん嫌いになって「相棒なら、とめろや!美上ι(`ロ´)ノ」と心で叫ぶ事、数回(-"-;)夏の代行者には驚いたけれど、良い感じに終わったな~(゚∀゚)そして毎回「あとがき」で泣く゜゜(´O`)°゜

  • 切ない。言葉選びとか文章の空白とか。ページ数が多いので読めはじめるのに苦労したけど、読んでるとどんどん展開が気になりあっという間に読めた。続きが気になる。

  • 大好きだー!!代行者と従者、従者同士、代行者同士の全ての関係性が好き!みんなが美しく、優しく、強い。

    最初は凍蝶推しだったのにもう、みんな好き!特に竜胆がダークホースだったなあ。自分がまだあんなお姫様と王子様な展開にときめくとは思ってなかったからちょっと悔しい笑。

  • めっちゃ面白い!春主従が愛おしい。よかったね!

  • 主従関係ってエモい。

  • 四季を代行する運命を背負った者たちと、その定めの物語。

    文体がラノベ独特の、
    わりとくどい感じなので、アニメで見たいかなあ。

  • 下巻一気読みでした。

    春冬コンビがメインではあるものの、夏秋も見せ所満載でした。
    竜胆のツンデレ、凍蝶の鈍感ぶり、最高です。

    能力を使ったバトルシーンもイメージがしやすく楽しかった。


    続きも楽しみです。

    2022.7.3
    92

  • 登場人物の境遇に読み進めるのが辛いところも沢山あったけれど、人の心の優しさが織り成す一筋の光が灯台のように心を灯す小説でした。個人的には秋の主従と凍蝶お兄様がどストライクです。同志はいるでしょうか。
    特に後半頻発する誤字脱字を直してあげたい。
    続きを切にお待ち申し上げております。

  • 一言でいうとあっという間、スピード感満点。

    下巻は男性陣の溺愛からくる無茶無謀っぷりが炸裂していた。どこか螺子が飛んだ溺愛。歪んだ関係ではありながらもこの世界観の中ではしっくり収まってしまうし、違和感なく受け入れてしまうのは世界観が確立しているからか。
    複数箇所で同時に発生する立ち回りも、あっちはどうなったんだろう、と思うタイミングでそれぞれの時系列でそれぞれに語られていて、個人的にはとても満足。
    竜胆の無双っぷりにもニヤニヤしてしまったけども、冬の2人はそれ以上に無双だったし、女性陣は心というか、芯の強さを感じた。
    雛菊と狼星、さくらと凍蝶のその後も知りたいし、夏の双子とその結婚相手の話なども覗いてみたいと思わされる、何れも魅力的なキャラであった。

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著者プロフィール

KAエスマ文庫『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』でデビュー。

「2023年 『春夏秋冬代行者 暁の射手』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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