ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います (3) (電撃文庫)
- KADOKAWA (2021年11月10日発売)


- 本 ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049139372
作品紹介・あらすじ
今宵も受付嬢アリナは処刑人に扮し、攻略が進まない迷宮のボス(と壁)を粉砕していた。なぜか? それは残業を回避し、受付嬢の新人研修に参加するため!!
有望な業務改善案を出した受付嬢に、「お誕生日休暇」が与えられる……突如として降って湧いたこの話に、しかしアリナは何のアイディアも出せずにいた。
毎年、なぜか忙殺される誕生日。今年こそ家でゆっくりすごしたい(涙)!!
悩むアリナの耳に、今年の新人研修には伝説の受付嬢が講師として参加するという情報が舞い込んで……!?
かわいい受付嬢がボスと残業を駆逐する大人気シリーズ第3弾!!
感想・レビュー・書評
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いつもより恋愛色の印象が強く反応が可愛い前半と、戦闘シーンから最後の爆弾発言の描写まで読みやすいテンポで書かれていて面白かった。
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前巻まででかなり怪しかったギルドマスターのグレン・ガリア。彼とかつてのパーティメンバーであり血の繋がらない娘でもあったリンとの回想を交えて物語が進行する。若干15歳でこの世を去ったリンに対して後悔の念を持ったまま過ごしたグレンはある人物に唆されて恐ろしい計画を実行する。相変わらずアリナの残業は減ることなくその兆しすらない。業務改善のために満を持して参加した新人研修ではワーカーホリックに心を折られた瀕死のアリナ。アリナとの約束を忘れて自己の願望のために邁進するグレン。そして最後に後輩のライラのカミングアウト
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いやなんか黒衣の男がラスボス感があって3巻目にしてもう最終回かよと思う展開だった。
これまでの伏線はここで一旦回収されたけど、さらに隠されていた世界観が明かされてきた感じ。
新たな事実も明らかにされて、これはこの物語は何処に進んでいくんだろう?と思う。
それにしても相変らず研修先にまで残業をぶっこまれるアリナさんが不憫すぎる^^
そして、ようやくアリナさんがジェイドの事を気にしだしたみたいで、これからの進展も楽しみになってきた。
いやまあ、頑張れジェイド^^ -
このシリーズは登場人物たちにそれぞれしっかりバックボーンや物語が与えられていて、それらを掘り下げていきながら大きい物語を進めるという、古き良きラノベの手法で描かれている。
この巻も同じ構造で進んでいくが、ネット小説発が増えて、大きい物語を進めるよりはいくらでも続けられるような構造になっている作品が多い中で貴重だし、面白い作品だ。 -
毎巻、作者の勤め人としての叫びが感じられる本シリーズ。
全体的な印象は1巻,2巻と似てますが、新しいネタもあり、面白かったです。
そんな本巻(前半)の話は、ワーカホリックは倒せない、と、押して駄目なら引いてみろ。
前者では生気の抜けたアリナさんが、後者ではジェイドへのアリナさんの反応が、可愛らしかったです。
後半は重いですが、アリナさんの台詞が色々とバッサリと切り落としているのが良かったかな。
最後にどうでもいいですが、そこの黒魔道士、キミ、働かなさすぎじゃないです?
著者プロフィール
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