天使は炭酸しか飲まない (1) (電撃文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 159
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049139464

作品紹介・あらすじ

 恋に悩みはつきものだ。
 気持ちを伝える勇気がほしい。意中の相手の好きな人が知りたい。誰かに悩みを聞いてほしい。背中を押してほしい。
 そんなやつらの気持ちが、俺には痛いほどわかる。
 忘れられない過去があるから。そして、彼らを救える「ちから」があるから──。
 だから、俺、明石伊緒は“天使” となった。
「やっと見つけたわ、久世高の天使」
 恋多き乙女、柚月湊の異常な惚れ癖を直すため、天使は少女の頬に触れる。記憶と恋がしゅわりと弾ける、すこし不思議な青春物語。

感想・レビュー・書評

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  • 天使は炭酸しか飲まない(電撃文庫)
    著作者:丸深まろやか
    発行者:KADOKAWA
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    facecollabo home Booklog
    https://facecollabo.jimdofree.com/
    ちょっと不思議な青春物語。

  • 面白かった!
    タイトルと内容があまり関係ないという意見の方がいらっしゃいましたが、個人的にはむしろ関係大有りなのではと思いました。
    頭の悪いただの邪推かもしれませんが、亡くなった彩羽も天使で何らかの超能力者だったとしたらタイトルの違和感は納得かなと。
    彩羽自身も天使だったとしたら作中の彩羽が伊緒にカルピスソーダを勧めるシーンを入れる必要性も分かりますし、「天使は炭酸しか飲まない」というタイトルの意味を額面通りに受けとるなら「作中で炭酸しか飲んていないキャラ=天使」という可能性もあるのではないか?と個人的には思いました。
    まあ、ただの主人公が引きずっている彩羽との想い出の味って可能性も十分にあるとは思いますが。
    こっから完全な妄想ですけど、実は伊緒と彩羽はお互い天使で両想いだったとするなら。
    「天使は他人への恋心が見える代わりに自分自身への恋心は見えない」的な欠点があるのではないかという仮説を推してます。お互いにお互いの好きな人を盗み見ようとして両想いだけど天使の欠点によってお互いに失恋していた~的な悲しい展開が見れたらおもろいなーと思いました。
    なんか申し訳ございません。僕自身Fランなんで頭の悪い文章を長々と書いてしまいましたが、とにかく!この後の話の展開が気になる作品だなと思いました!

  • 少し不思議な青春ラノベといった感じ。主人公の伊緒がなぜ天使として恋愛相談を請け負うのかという理由もしっかりしていて、説得力のある物語に仕上がっていた。

  • 前半を引っ張った謎に関心を持てなかったこと、後半にその場の辻褄を合わせるためだけに「人の死」という設定を導入した点にあまり良い印象を持てなかったことで、読み進めるモチベーションがたびたび停滞した。
    それなりに構想を練り込んだ内容ではあったので、シリーズ物としてやるのであればキャラクターの扱いも馴染んできた第4巻くらいの頃合いで満を持してぶつける感じの話だと思ったのだけれども、それを下地の出来ていない第1巻にもって来てしまうのは、続刊の保証がない競争の中で余裕のなさの現れなのかなー、などと考えてしまう。

  • 「びきょり」と同様に丸深さんの標題センスに脱帽します。本作の標題が実に魅力的で、このタイトルを見た瞬間、これはもう面白いに違いないと思った自分の直感は正しかった。さて、本作はとある超能力を持つ少年・伊緒と、惚れ癖のある少女・湊の物語です。暗めの過去を持つ二人が、湊から伊緒への依頼を通じて心を通わせていくという王道ですが、クライマックスから怒濤の展開にカタルシスを感じて震えました。単巻でも十分な作品ですが、この二人が今後どのような関係になっていくのかが実に気になる。ぜひ続編をお願いしたいですね。

  • 2022.03.02〜03.07
    4時間20分 323ページ 読了

  • Twitterでも話題になってた作品で気になってたので購入。
    表紙のイラストとタイトルに見事騙されましたという感じです…でもこれがほんとの狙いだとしたらこの作品はすごいと思います。

    文章もけっこう読みやすくて、ラストも何となく予想ができ、最後まで楽しく読めました!

  • 惚れっぽいヒロイン湊と、「天使」として生徒の恋愛をサポートするが、誰にも惚れない主人公の、正反対な二人の物語。
    「天使」の正体を知る友人たちと共に問題を解決するエピソードが丁寧に描かれており、そこからのクライマックスにかけての怒涛の展開は素晴らしかったです。友人たちのキャラが良いですね。
    気になるのは、タイトルに「天使」「炭酸」が使われている割に、あまり物語で意味をなしていない点。まぁ、彩葉が雑に殺され過ぎなんで、次巻があればそこらへんを中心としたエピソードになるのではないかと期待しております。
    ということで、単巻でよくまとまっていましたが、次巻にも期待したいところです。

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著者プロフィール

テンポのいい掛け合いと等身大なキャラクターを書くのが得意。著書に『美少女と距離を置く方法』(オーバーラップ文庫)。

「2023年 『天使は炭酸しか飲まない4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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