僕がきみと出会って恋をする確率 (1) (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA (2021年7月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784049139624

作品紹介・あらすじ

幼い頃に両親をなくしずっと孤独に生きてきた久遠。憂鬱な高1のある日、見知らぬ女の子いのりから告白される。
「君は私の運命の人です」
強引ないのりに押し切られるように始まった関係は、やがてモノクロだった久遠の日常を鮮やかに変えていく。
天真爛漫で、宇宙と量子力学と天体観測に夢中で、運命を強く信じているいのり。時折見せる陰に戸惑いながらも、彼女を好きになっていることに気づいた夏――。
いのりは殺人事件を起こして、久遠の前から姿を消してしまう。

運命の人に出会える確率は、0.0000034%--。
切なすぎる衝撃のラストに、号泣必至の純愛ラブストーリー。

みんなの感想まとめ

運命の人との出会いが持つ奇跡的な確率をテーマにした物語は、孤独な高校生の久遠が、天真爛漫な少女いのりとの強引な恋愛を通じて、彼のモノクロな日常が色づいていく様子を描いています。青春の甘酸っぱさや仲間と...

感想・レビュー・書評

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  • 僕がきみと出会って恋をする確率
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    【0・0000000000000000000000000000000000000000000006パーセントの運命の君、三ツ矢久遠くんへ】

    「じゃあ太陽は二つある? どんなに星がたくさんあったって、太陽も、月も、火星も、ベテルギウスも、全部一つずつしかないんだよ。一三八億年の宇宙の歴史の中で同じ時代に生まれて、同じ国に生まれて、同じ高校を選んで、出会って、好きになることがどんなにすごい確率か君、わかってる?」

    「だから私はこの気持ちを大切にしたいって思った。そのためには他の誰かじゃなくて、三ツ矢くんじゃなきゃダメだった。私にとって君は、唯一無二の運命の人なんだよ」

    金星は地球から見て太陽に近い軌道を回る内惑星だ。その姿を観測することが出来るのは、太陽がそばにあり、かつその光にかき消されないくらいに薄暗い時間帯の明け方、もしくは夕方に限られる。古来から明け方に見える金星は〝明けの明星〟、夕方に見えるそれは〝宵の明星〟と呼ばれ、人々に愛されてきた。

    君と出会えた奇跡を、永遠に忘れない。たとえ君が人殺しだとしても。

    幼い頃に両親をなくしずっと孤独に生きてきた久遠。憂鬱な高1のある日、見知らぬ女の子いのりから告白される。
    「君は私の運命の人です」
    強引ないのりに押し切られるように始まった関係は、やがてモノクロだった久遠の日常を鮮やかに変えていく。
    天真爛漫で、宇宙と量子力学と天体観測に夢中で、運命を強く信じているいのり。時折見せる陰に戸惑いながらも、彼女を好きになっていることに気づいた夏――。
    いのりは殺人事件を起こして、久遠の前から姿を消してしまう。

    運命の人に出会える確率は、0.0000034%--。
    切なすぎる衝撃のラストに、号泣必至の純愛ラブストーリー。

  • 自分の下駄箱にあった見知らぬラブレター。特に魅力がなく地味なので、嘘だと思っていた。しかし、本当だった。強引に始まった二人の関係。そして半ば強引に入部することになった天体部。恋人だけでなく部員たちとも仲が深まっていくなか、一つの事件が起きる。それは恋人の家で殺人事件が発生し、恋人が逃走したとのこと。
    果たして、事の真相とは?


    今まで、メディアワークス文庫を多く読んできましたが、これほど残酷な展開になるとは・・・。驚きとともに言葉にならないくらいの喪失感が生まれました。

    初めの段階では、仲睦まじい天体部員達との活動が描かれていて、青春を味わえているなと思いました。
    千葉県のいすみを舞台にしていますが、都会とは違った自然の描写が、のほほんとしていて、ゆったり感も味わえました。
    時折、宇宙や確率論といった論理的な話が出てきて、ややこしい印象はありましたが、別の視点からのラブストーリーになっていて新鮮感もありました。

    しかし、殺人事件を機に一気にミステリー色になりました。

    本当に恋人が殺人をしたのか?疑惑が渦巻いていますが、それでも残った部員達の絆は崩壊せず、信じ続けていきます。

    それとは裏腹に真相がわかっていくにつれて、残酷な方向へと辿っていきます。それでも、部員達との絆が固く、お互いが励ましあっていく姿に良い方向に進んでくれと思うばかりでした。

    せっかく恋人ができたのに・・・。せっかく仲間が増えたのに・・・。あらゆる期待が、次々と崩れていき、最終的にはこれでもかというくらいに展開していくので、立ち直れない気持ちでいっぱいでした。

    天体部の今後が良い方向にいってくれたらと思います。

  • 純愛。
    美しすぎる。フィクションすぎ。でも最後は感動するよ。星が綺麗だね。物理的な観点が面白い。

  •  恋愛×ミステリ×量子力学×宇宙を兼ねた恋愛系ミステリ。恋愛ストーリーの中に突如起きる、殺人。まさかの犯人は彼女!?
     突如、女の子から告白をされる主人公、初めは疎ましく思うのだが、時間が経つにつれ、自身にも恋心が…。そんな矢先、彼女が殺人の容疑者として浮上する。殺されたのは、彼女のバイト先の大学生。現場は彼女の自宅。その日から彼女の行方が知れず。
     宇宙、星座に興味がある主人公、星が好きという主人公の情報を知り、彼女に天文部に無理やり入部させられるが、星座を観れることは悪くないと、惰性で入部することに。次第に彼女の人となりが分かり、惹かれる一方で、部員の同級生、先輩、顧問の切ない過去、重要な事実を知ることになる。
     彼女は本当に犯人なのか。彼女は一体どこに行ったのか。最後迄展開に目が離せません。
     最後の姉妹の絆に、妹を思う姉の姿勢に、家族を思う母親の気持ちに…。総てに感情を乗せてしまうととてもじゃないですが、やるせない気持ちにさせられてしまいます。

  • 恋愛ものをベースにした推理小説で、しかも物語に量子物理学を盛り込んだという点では力作。
    でも何だろ、いまひとつ面白さに欠ける。
    複雑な設定なので、主人公の思考という形の説明が多過ぎるからかもしれない。
    それに嘘つきばっかり。大切な人の為と思って起こした行動で、誰も幸せになれないし。

  • 中学生の子に勧められて。
    よく驚くべき確率を表すのに「天文学的数字」というような表現がされるけど、それを物語にするとこういう話になるのかな。心情描写が薄いので、久遠にもいのりにもあまり感情を寄せることはなかったけど、ストーリーの展開は最後まで飽きさせないものだった。

  • 主人公 久遠のネガティブな性格と、ヒロイン いのりの強引な性格で好き嫌いが分かれそうかなと思いました。
    宇宙の話や量子学が絡みますが、分かりやすくて混乱せずに読めました。
    ただ、後半に滅茶苦茶出来事が詰め込まれていて、私個人としては置いてきぼりをくらいながら読んでいる感覚でした。
    でも、彼らにこの先、これ以上の哀しい出来事が起きないように……と祈り、応援したくなる内容でした。

  • 自分が人生でたくさんの人と巡り会う中で、好きな人と巡り逢って、恋をして、両想いになれることがどんなにすごいことか、感じる物語だった。
    衝撃的な展開もあって、読み終わった頃には泣いていた。
    正直心臓がもたない…
    でも素敵な物語だった。

  • 「神多いのり」という人物像が、ちょっとね(¬_¬)
    完全犯罪というダークなストーリーは、あまり良くないけど、やっぱり何かしら、苦しみ、悩みを抱いて生きている人もいると想うと、哀しくなる。☆4にして、ごめん。☆1は、共感が出来なかった。

  • 背ラベル:913.6-ヨ

  • 幼い頃に両親をなくしずっと孤独に生きてきた久遠。憂鬱な高1のある日、見知らぬ女の子いのりから告白される。
    「君は私の運命の人です」
    強引ないのりに押し切られるように始まった関係は、やがてモノクロだった久遠の日常を鮮やかに変えていく。
    天真爛漫で、宇宙と量子力学と天体観測に夢中で、運命を強く信じているいのり。時折見せる陰に戸惑いながらも、彼女を好きになっていることに気づいた夏――。
    いのりは殺人事件を起こして、久遠の前から姿を消してしまう。

    運命の人に出会える確率は、0.0000034%--。
    切なすぎる衝撃のラストに、号泣必至の純愛ラブストーリー。

  • すごく好きな作品!
    何度も「え!」ってなりました笑

  • 作品名に惹かれてこの本を読んでよかったなと思いました。感動して最後の方は気付いたら泣いていました。とても衝撃的な場面がいくつかあったので楽しく読めました。

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著者プロフィール

千葉県出身。『過去で君が待っている。』でメディアワークス文庫デビュー。

「2021年 『僕がきみと出会って恋をする確率』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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