- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049142358
作品紹介・あらすじ
元刑事・岩佐の訃報に、重松は捜査へと乗り出す。一方、いじめ被害者の復讐を請け負ったジローは、馬場と林に調査を依頼。刑事焼死と生徒自殺、二つの事件は絡み合い、そして警察組織を揺るがす不祥事へと発展する!
感想・レビュー・書評
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毎回「今度の主役は誰かしら?(*^^*)」とワクワクドキドキしながら手に取るシリーズ♪今回は刑事の重松さんだ(^^)ということで、殺し屋じゃなくて刑事ものになってる!?(・о・)そして重い…というほどではないけれど、しんみりしちゃう話(._.)さてさて次は誰のお話かしら?そして少し未来のスピンオフ作品の主役は誰かしら?楽しみ~(((o(*゚∀゚*)o)))
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複雑に絡んだ事件、語り人と視点がくるくる変わる。それでも分かりやすく、読みやすく、スピード感があって、読み応えあり。
今回も面白かった。 -
シリーズ11作目!
今回はラーメンズのキャッチャーで刑事の重松さんがメインのお話でした…重松さんカッコいい!前作の話も絶妙に絡んでいて秀逸でした…珍しく(?)ホロリときてしまいました。 -
背ラベル:913.6-キ-11
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重松さんの過去には。
好き勝手した挙句その責任は自身でとろうとせず、揉み消し隠蔽して終わりだなんて最低過ぎるな。
断罪される際に口にした謝罪も命がかかっているからであり本心からだったのかは不明だが、あまりにも遅すぎる言葉だったな。 -
二冊連続で読んだおかげか、記憶が新鮮で話のつながりが見えてよかった。本作の時間軸がちょうど10巻の途中のハロウィンあたりから続いている設定のため、逆に間が空いていたら話が見えてこなかったと思う。
今回のメインキャラは重松。事の発端は元同僚の岩佐の死が報じられたことだった。表向き、岩佐の死因は焼身自殺とされていたが、単独で岩佐の身辺調査をしていくうちにその死が他殺だったのではないかと重松は考え、情報集めに豚骨ナインに協力を仰ぐ。すると、岩佐の死はその後に続く事件の幕開けとなっており、それはジローが請け負った復讐の依頼とも絡むこととなる。
重松は刑事ながらも裏稼業を生業とする豚骨ナインの仲間であるから、決して清廉潔白とは言えない。しかし彼の正義感は本物で、そんな彼を信頼している豚骨ナインのメンバーも決して不条理な悪を働かない。重松のピンチを助けた林が彼のことを「うちの大事なキャッチャー」と呼んでいるのがそんな信頼関係を語っているような気がして嬉しかった。
本作は久しぶりににわか侍が活躍した回になったのではないか?馬場のスーツとにわか面をまとった姿を想像するだけでテンションは上がるが、今回の終わり方がどこか悲しく、すっきり解決!というオチではなかった。 -
博多を愛する刑事、重松が耳にしたのは、汚職に手を染め警察を去った親友・岩佐の訃報だった。かつての同僚の死に、疑念を抱いた重松は独自に捜査へと乗り出す。
その頃、虐めを苦に自殺した生徒の家族から復讐を請け負ったジローの頼みで、馬場と林は周辺調査を進めることに。やがて二人は、ある女教師の存在にたどり着く。
元刑事と生徒の死、別々に見えた事件は絡み合い、隠されていた警察組織の不祥事が発覚――! 信じ抜くべき正義を失った重松の前に、“殺し屋殺し”が姿を現す……!