時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 224
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049144123

作品紹介・あらすじ

ローカルラジオ放送局「鎌倉なみおとFM」の最終番組は22時で終了する。しかし、なぜか時々、23時から番組が流れる夜があり、それは1985年を生きるDJによるもので……。
親友の婚約を素直に祝うことができない女性・三回転半ジャンプさん、母親の再婚相手と距離を置いてしまう小学生・ラジコンカー君……悩めるリスナーが、時を駆ける真夜中のラジオと繋がる時、優しい波音がきこえてくる――。
聴き終えた後、心の声に耳を傾けたくなる不思議なラジオ。
『東京すみっこごはん』『今日は心のおそうじ日和』の著者・成田名璃子、新境地!

感想・レビュー・書評

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  • こんなにも楽しく読めた作品はありませんでした。過去未来をつなぐFM放送1985年から2020年代なんてファンタジーなんでしょう。洋画で似たような設定で感動作の「オーロラの彼方」と言う作品を思い浮かべました。私の好きな「男はつらいよ」を引用したところは興味津々でした。DJトッシーの過去と未来のやりとりも面白くとても清々しい気持ちになれ、あなたも読んでこの大傑作を読んで感動して下さい。

  • 感想
    未来と過去がつながる。現実ではありえないかもしれない。だからこそ美しい物語が創られる。そこで気づくのは人間の変わらなさ。みんな同じ。

  • ローカルラジオ放送局「鎌倉なみおとFM」の最終番組は22時で終了する。しかし、なぜか時々、23時から番組が流れる夜があり、それは1985年を生きるDJによるもので……。
    親友の婚約を素直に祝うことができない女性・三回転半ジャンプさん、母親の再婚相手と距離を置いてしまう小学生・ラジコンカー君……悩めるリスナーが、時を駆ける真夜中のラジオと繋がる時、優しい波音がきこえてくる――。
    聴き終えた後、心の声に耳を傾けたくなる不思議なラジオ。
    『東京すみっこごはん』『今日は心のおそうじ日和』の著者・成田名璃子、新境地!

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著者プロフィール

青森県生まれ。2011年『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』が第18回電撃小説大賞≪メディアワークス文庫賞≫を受賞し、作家デビュー。2015年『東京すみっこごはん』が人気を博し、ヒットシリーズとなる。2016年『ベンチウォーマーズ』が第7回高校生が選ぶ天竜文学賞、第12回酒飲み書店員大賞を受賞。他の作品に『ハレのヒ食堂の朝ごはん』『グランドスカイ』『月はまた昇る』『今日は心のおそうじ日和』などがある。

「2023年 『時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

成田名璃子の作品

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