あなたと式神、お育てします。 京都西陣かんざし六花 (第二集) (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA (2022年12月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784049146400

作品紹介・あらすじ

 安倍晴明に連なる桔梗家の跡取り息子・晴人は、式神のさんごとともに今日もかんざし六花を訪れていた。店主の和装美女・茜が迎え入れる陰陽師の卵たちは、七星剣の魂に遭遇した学芸員と、海辺で戦の幻影を鎮める男性。二人の選んだ扇から生まれた式神は愛らしくも頼もしい。
 一方晴人は、土地神たる山犬に会うため四国へ向かう。海辺の哀しい幻影には、茜によく似た姿もあって――。
 古都・京都が式神と陰陽師を育む、優しいあやかしファンタジー、完結。

みんなの感想まとめ

陰陽師としての成長と、式神との絆を描いた物語が展開されます。主人公の晴人は、式神のさんごと共にかんざし六花を訪れ、様々な陰陽師たちと出会いながら、自身の使命や課題に直面します。彼が育てる式神たちは愛ら...

感想・レビュー・書評

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  •  安倍晴明に連なる桔梗家の跡取り息子・晴人は、式神のさんごとともに今日もかんざし六花を訪れていた。店主の和装美女・茜が迎え入れる陰陽師の卵たちは、七星剣の魂に遭遇した学芸員と、海辺で戦の幻影を鎮める男性。二人の選んだ扇から生まれた式神は愛らしくも頼もしい。
     一方晴人は、土地神たる山犬に会うため四国へ向かう。海辺の哀しい幻影には、茜によく似た姿もあって――。
     古都・京都が式神と陰陽師を育む、優しいあやかしファンタジー、完結。

  • 「一条公の七星剣」
    式神を持つため。
    課題として出るのが分かっているのであれば、先にどうするか考えておくだけでも気が楽になるだろう。

    「0.1カラットの嫉妬」
    羨む気持ちだけ。
    自分が劣っている訳ではないけれど、境遇など他人と比べてしまうと嫌になることは誰でもあるだろう。

    「熱田津の女神」
    命が尽きるまで。
    残り少ない時間だったとしても一緒にいることが出来るのであれば、それだけで幸せな日々なのだろう。

    「土佐中村の大文字」
    人里を見てくる。
    これだけの信頼を得ることが出来ているのは、術がすごいだけでなく人望も十分にあったからだろうな。

    「かんざし立花の茜さん」
    誰だか分かった。
    好き好んできた訳ではないからこそ、帰りたいという気持ちだけが残ってしまい留まっていたのだろう。

  • 式神育て第二作。

    なんかもっと話が広がりそうな感じもあったのに、
    あっさり終わってしまった。
    京都の守りを固める話はどうなったのか。
    そこまでいかないうちにおしまい?
    各地の安倍晴明の子孫を紹介しただけ?

    猫の式神が生まれていたが、
    主の代わりにいろいろ働くのが式神のはずなのに、
    あまり働いていなかったのが残念。

    土佐の山犬に晴明があいさつに行ったときに、
    厄を移す人形をまねた雀形に魂をのせて、
    人里まで飛んでいかせた場面が良かった。

  • そう言えば、茜さんの正体ってと改めて思い出した2巻。
    晴明様の方が上に見えるので忘れがちだったけど、生まれで言えば断然茜さんの方が上でした。

    そんな茜さんに因縁のある場所も出てくる2巻がまさかの最終巻。
    それでいてあまり最終巻という感じがしない構成だったように思う。
    あくまで、次の話へと向かう閑話的話というか。
    それでいて、大事なステップというか。
    京を守るためには、陰陽師と式神は必要ですから。
    土台固め、ちゃんとしないと。

    嬉しかったのは、出てほしかった桃花ちゃんが満を持して登場したこと。
    晴人くんにしてみれば先輩になるのかと、しみじみしながら二人の邂逅を見守った。
    桃花ちゃん、これまで結構経験詰んでますからなあ(文庫本9冊分くらい)
    確かに先輩か。

    あと、久々に篁さん視点のエピソードがあったのも嬉しかった。
    作者さまが示唆されていたので、もしかして『からくさ図書館』の新シリーズが拝めるのではないかと胸が高鳴った。
    何にせよ『からくさ図書館』のある京都の物語はこれからも続くようで(何しろ京の守りの件はまだ決着していない)更なる世界観の広がりが今から楽しみです。

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著者プロフィール

第17回電撃小説大2010年に『典医の女房』で、短編ながら第17回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞。受賞作を大幅加筆した『霧こそ闇の』でデビュー。既刊は『からくさ図書館来客簿』シリーズ他。

「2022年 『あなたと式神、お育てします。第二集 ~京都西陣かんざし六花~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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