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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784049154764
作品紹介・あらすじ
どうして、わたしなんかを選んだの?
行き場もなく夜の街をさまよっていた家出少女チル。ある夜、路地裏に突如降ってきた黄金の髪を持つ美しい男。その口が発したのは――「うまれかわりを、のぞまれますか?」「我が王よ」
かくして、チルは異世界に取り込まれる。破れたマントを胸に抱えて迷い込んだのは、かつて豊かな織物の国と呼ばれた動乱の国リスターン。
一度はすべてを諦めた無力な少女は、荒廃した国を救い、王となり得るのか。少女文学の旗手が贈る、ドラマチックロマンファンタジー。
『ミミズクと夜の王』から17年。こんな紅玉いづきを、待っていた!!
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
異世界に迷い込んだ少女チルが、運命に翻弄されながらも自らの生き方を模索する物語が描かれています。家出から始まる彼女の旅は、混乱する国リスターンでの王としての役割を担うことに繋がります。彼女が選ばれた理...
感想・レビュー・書評
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「ミミズクと夜の王」を読んでから、その描く世界がちょっと気になるこの作者さん。
家出して行き場もなく夜の街をさまよっていた少女チルが、ある夜、路地裏に突如降ってきた黄金の髪を持つ美しい男と出会い、異世界に取り込まれる。
破れたマントを胸に抱えて迷い込んだ先は、かつて豊かな織物の国と呼ばれながら今は先王が没後の混乱を極める国リスターン…という出だし。
聖獣が王を選ぶとされるその国で、なぜ彼女が選ばれたのか、こちらもチルとともに戸惑いながら読み進むが、一度は人生のすべてを諦めたのチルの、降りかかってきた運命の下で改めて突き付けられる“生きること”の意味に揺れる心情が痛ましい。
一方、動乱を収めるためにチルを王として担ぎたいながら彼女の心情も理解し元の世界へ戻してあげたいと願う、マニージェやビージャンなど周囲の心根がなかなか清々しい。
終章、チルがどちらの道を選ぶのかと思っていたが、ああ、そっちだったのか。少し意表を突かれたが、ありきたりではない良い選択だった。
少し前の頁に戻れば、『どのような願い、どのような他者からの望みがあったとしても。自分の人生を生きるべきだと』と教えてくれた人たちがいたのだと気がついた。
チルに祝意を送った国の中に“聖なる剣の国”も出てきてちょっと嬉しく、『いつかそんな、剣に選ばれた騎士と話してみたい』と思ったチルだったが、そんな話が読めるともっと嬉しい。
物語の底には、生きることの尊さや意志を持つことの大切さや民意を反映して国のトップを選ぶことの重要さなども寓意として描かれているように思えたのは、今の世界を見ているからかね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう何もかもがいやだと、逃げ出したいと考える少女のチル。
「我が王よ」
突如降ってきた黄金から囁かれたその言葉にさらわれ、チルは異世界へと迷い込む。
自分には何もできないと諦めの境地に達している彼女は、本人の知らぬ間に勝手に託された運命のもと、選択しなければならない。彼女の生きる道を。
チルの周りに確かに在る手の温もり。国の象徴である織物の彩り、刺繍の手触り。肌で感じる異国の動乱。
すべてのものが鮮やかに浮かび上がってくる。
チルの進む道を物語の最後まで共に歩んできたように感じる。
そして共に進んできた彼女はこの物語を一度終え、再び新たな道を歩き出すのだ。その道に幸あらんことを。
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まだ読んでないんだけど、あらすじ見た感じめっちゃ十二国記味があって楽しみ!
金髪で聖獣とか絶対麒麟じゃんね、、、
女の子が突然「あなたは王だ」って告げられて異世界に連れてかれる展開も似てる!
紅玉いづきさん大好きだし、こういう物語の展開も大好物だから読むのたのしみすぎる -
図書館にて。
ガラスのようなダイヤモンドのような
頑なさと健気さと困惑と命と恋の物語なのかなと思いました。
人喰い三部作のように大泣きはせずにすみました。 -
現在も居場所がなくもがいているところに出会ったのは、異世界からの聖獣であった。飛ばされた異世界は、隣国からの侵攻を受けており、疲弊する国土で人々は新たな王を待ちわびていた。
異世界転生ではあるが、転生先に順応できる人ばかりでなく、この作品の主人公のように戸惑いや理不尽さを感じることもあると思う。
そんな主人公でも、人の優しさに少しずつ、でも確実にふれてゆく。
周りの大人も、主人公にいてほしい気持ちもあっても、「自分の国の問題だから」と無理強いさせずに、ひとりの庇護すべき少女として守ってもくれている。
読んでいると、ある一場面がすごく鮮やかに色づく。聖獣の黄金だったり、その温度感だったり、人の思いがこめられた刺繍の布の重さだったり。
作者さんもあとがきで書かれているが、主人公の女の子の覚悟や腹をくくった強さなど、本作も感じる事ができる。 -
今回のお話も最高でした〜!ネタバレになるからあまり書かないけれど、主人公ちゃんが最高に良い女でした!(私の好みな感じだった)。紅玉いづき先生がXで呟いてたけど、確かに主人公愛されだった。最後まで好きが止まらなかったので、愛読書の本棚に追加しました!これからも応援しています〜!
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書きたいことのテーマが違う、というのは十分わかってるんだ、紅玉いづきだから。だけど敢えて言わせてくれ。
設定が十二国記すぎる -
王を選ぶという不可思議な織物。もうね、もうね、文章の全部がいいんですよ……。ずっとひりひりきりきりするのに、満ちている空気があたたかい。
より良い未来を夢見るのは、自分がいない世界で誰かの幸せを願うから。
マニージェとビージャンが最高にすき。 -
異世界で王となることを求められた少女の物語。
行き場なく夜の街をさまよっていた少女が、自分で考え自分で道を選ぶようになる成長譚。
その決意を見守り支える大人たち。まごうことなき少女小説の王道を、希望の光で切り開く。
織物が力を持つ設定も素敵。 -
図書館にて
青臭く哀れな痛々しさと頑なさと戸惑いが、生きようとする人たちに子供を愛する人たちに出会って柔らかくほどけていく印象。
血と泥な波瀾万丈があるけど、キラキラしさも感じる。
自分で選べるのも、選んだ道を進み続けることもすごいことなんだよなあ。若さを感じる。
そしてそれはとんでもなく重い恋だよ、チルちゃん。 -
少女は王となった。紅玉いづきが贈る、ドラマチックロマンファンタジー!!
どうして、わたしなんかを選んだの?
行き場もなく夜の街をさまよっていた家出少女チル。ある夜、路地裏に突如降ってきた黄金の髪を持つ美しい男。その口が発したのは――「うまれかわりを、のぞまれますか?」「我が王よ」
かくして、チルは異世界に取り込まれる。破れたマントを胸に抱えて迷い込んだのは、かつて豊かな織物の国と呼ばれた動乱の国リスターン。
一度はすべてを諦めた無力な少女は、荒廃した国を救い、王となり得るのか。少女文学の旗手が贈る、ドラマチックロマンファンタジー。
『ミミズクと夜の王』から17年。こんな紅玉いづきを、待っていた!! -
お話の内容も素敵でしたが、あとがきも素敵でした。
また新たな物語を楽しみにしています。
作者様の描く世界観がいつも大好きです。 -
刺繍があるマントは。
どれだけ嫌に思っていたとしても、実際に違う世界に来てしまったら地位など関係なく段々帰りたくなるだろうな。
完全に関係を断ち切ることをしなかったのは、世界に未練があったからかもしれないな。 -
チルがどんどん前に進んでいく姿に勇気がもらえる。また登場人物達がいい人ばかりでとても愛おしく思える。
著者プロフィール
紅玉いづきの作品
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