ペパロニ・ヴァンパイア1 (1) (it COMICS)

須田翔子

• KADOKAWA (2024年9月13日発売)

作品紹介・あらすじ

【マンガボックスの人気作を紙書籍化！】

大都会のショークラブの人気No.1ドラァグクイーン、ローリ。店のクイーンたちからは「ママ・ローリ」と慕われ、自身もまた彼女らを娘のように思っていた。ある夜、ローリに故郷の母の訃報が届く。かつて自分を捨てた母の遺産をもとに、ローリは娘たちを引き連れて独立の計画を立てるが…！？

単行本限定の描き下ろし漫画『What's SOGIE?』のほか、紙書籍版限定の描き下ろし漫画と設定資料も収録！

●声優・ファイルーズあい推薦！●

ハウス・オブ・ローリの血は水よりも濃い。

ローリの涙はマスカラとアイラインの黒い雫。
ありのままの自分で「生きてやるからな」と訴えかける ママ・ローリ の強さに、最上級の愛と敬意を。
本当の“血”とは何なのか、生きづらさを抱える全ての人に届いてほしい。

感想・レビュー・書評

[gssyさんの感想 · 2024年9月29日]

アメリカの田舎町で女装をしただけで家を追い出されたドラァグクイーンが、母親が亡くなったことで生まれた町に戻ってきたところ、彼を吸血鬼だと信じる小学生男児に懐かれ、その警察官の兄も巻き込んでドラァグクイーンのショー劇場を作ろうと思い立つやけっぱち物語。ことアメリカの田舎町というマイノリティが人間として認められない土地での「異物」としての「ヴァンパイア」で、本物は出てこない。絵にもキャラ達の性格にも勢いがあり、結構面白い。