私を喰べたい、ひとでなし 9 (電撃コミックスNEXT)

  • KADOKAWA (2024年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ) / ISBN・EAN: 9784049160659

作品紹介・あらすじ

「お前なんかが、人間に愛されるなんて許さない。許せない。」

隠神刑部を名乗る少女・椿に、いつも手首に巻いている数珠を破壊された美胡。
その数珠は、かつて人喰い狐と恐れられ悪逆非道の限りを尽くした美胡の獣性を封じる呪縛だったのだ。

周囲への被害を恐れ山奥に消えた美胡だったが、
その跡を追った先で、美胡と椿、ふたりを巡る真実が明らかになる。

みんなの感想まとめ

異形の存在である美胡と椿の物語は、彼女たちの過去と現在を通じて、絆や自己認識の変化を描いています。美胡はかつて人喰い狐として恐れられ、自己を制御し続けることで人々の隣に在り続けました。その姿は、彼女の...

感想・レビュー・書評

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  • 椿の策略により美胡が人に擬態し得た絆や縁を何もかも失ってしまう…と思っていただけに何事もなく比名子の隣に戻れた彼女の姿には驚きつつも安堵できましたよ
    美胡が人に仇なす存在であるという定義は遥か昔に変質していたようで。それに気付かず己を制御し続け、そして人の隣に在り続けた美胡はなんて尊い存在なんだろうね

    こうなってくると美胡と比較する事すら烏滸がましく思えてくるのが椿。思わせぶりな言動で美胡を翻弄した彼女だけど、翻弄を続けられるだけの実力も覚悟もなかったか
    そんな言動と実力にギャップが有り過ぎた彼女だけど、まさかの騙り者でしたか
    隠神刑部から大事な精神を受け継ぎ人の側に居続けた美胡、隠神刑部から大事な精神を聞き逃し人と共に居る美胡を憎んだ椿。2人は同じ異形であってもその背景は全く違ったようで

    穏やかに幕を閉じた今回の事件、最終的に注目ポイントとなったのは比名子と美胡ではなく、比名子と汐莉となったような
    比名子は美胡の為なら多少の無茶をする。何故なら大切な友人だから。ならば汐莉の為であれば比名子は何が出来るんだろうね?
    もし、彼女の為にしたい事がなかった場合、それを見せられるだろう汐莉は何を思うのだろうね?

    ただ、比名子は美胡の過去を知った事で彼女を嫌いになるどころか彼女の努力に感服した。それは汐莉が望むような生きる希望に繋がるかもしれない。でも実現した瞬間に汐莉は比名子を食べなければならない
    これは確かに汐莉が言うように酷い約束だ…

    思い返せば、汐莉は比名子の為に様々を我慢して尽くしている。ひとでなしな笑顔に騙されそうになるけれど、彼女が普通の人間であれば苦悩に満ちていたであろう事は想像に難くない
    41話で自分では全く理解できない墓参りに同行したのもそうだし、彼女の祈りに合わせているのもそう

    そのような関係だからこそ、比名子が汐莉に何を返せるのかという点が気になってくるが、それだけに「ずっと一緒にいられるでしょ?」という台詞には衝撃を受けてしまったよ……
    比名子としては悪気はないし、本心から彼女に返せるものは自分の肉体だけだと思っている。だからそう言ってしまう
    でも、汐莉は一度だって本心から彼女の肉体を望んだ事なんて無いというのに……

    この酷く苦しい擦れ違いはどうやったら正常化出来るのだろうね…?

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