秋日子かく語りき (あすかコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 81
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049240313

感想・レビュー・書評

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  • 実家にある。

  • リリース:(淳子さん)

  • 母が大島弓子のファンで、ほぼ全作をそろえている関係で読みました。
    昔の、ドラマティック少女漫画!といった作品もいいけれど、私はこの時期に書かれた作品が一番好きです。よけいなものを排除した、シンプルですっきりとした作品たち。大島弓子らしさが確立されています。そして言いたいところはシンプルに伝わってくる。
    シンプルな絵柄も好きなのです。お話もそうだけれど、どんどん絵もシンプルになっている。

    収録作品は、
    「秋日子かく語りき」
    「ロングロングケーキ」
    「庭はみどり川はブルー」
    「水の中のティッシュペーパー」

    どれも良い。
    私は特に「ロングロングケーキ」「庭はみどり川はブルー」が好きです。後者のタイトルは謎だけど(昔から、大島さんはタイトルづけが苦手と言っていたからなぁ……)。

    SFのような。
    何の話なのか簡単に。

    「秋日子かく語りき」
    事故で死んだ主婦が、女子高生秋日子の体を一週間借りる話。

    「ロングロングケーキ」
    主人公の男子学生の元に、体の形を何にでも変えられ、人の考えを読み取ることが可能な「宇宙人」がやってきたのだが、、、という話。

    「庭はみどり川はブルー」
    突然死んでしまった「私」が、幼稚園児の娘の体に入って生活する話。


    「水の中のティッシュペーパー」
    予知夢を見る暗い女子高生の話。

    なぜかあらすじを書くと陳腐に見えますが……。
    読むと大島弓子ワールドが繰り広げられているのです。
    本当におすすめです。

  • これ読んだときは若すぎて、なんだか良く分からなかったけど心に残った。そんなマンガです。現実とファンタジー。厳しいのはどちらで、甘いのはどちらなのでしょうか。自分が今生きているのはどちらなんでしょう。

  • [private]母の霊魂が女子高校生の娘に憑依して仕種がオバサンぽくなるって話[/private]

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著者プロフィール

栃木県生まれ。短大在学中に『ポーラの涙』でデビュー。昭和53年より「月刊ララ」に掲載された『綿の国星』は、独特の豊かな感性で描かれ、大きな反響を呼ぶ。『ミモザ館でつかまえて』『夏のおわりのト短調』『パスカルの群』など著書多数。

「2011年 『グーグーだって猫である6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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