- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049241792
感想・レビュー・書評
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初版 小ヤケ
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全巻一気に再読。
独立前後のインドの藩王国を舞台にした、王子と英国大使の娘の波乱万丈の物語。
王子様と結婚して幸せに暮らしました…がお伽噺の定番だけど、本当はそこからがスタートで。
少女漫画の甘露をきちんとちりばめながら、実は苦く重い。モイラもシルバも、なんて強いのだろう。 -
インドのマハラジャに嫁いだ英国令嬢の話……と書くと、ただのロマンス。
でもこの話の素晴らしいところは、七転八倒の恋を経て、夢のような結婚式を過ぎてからのこと。
ロマンスではない、藩王制度が崩壊していく中でのインド・ラジャスタン州を支えようとする二人が、恋人から「夫婦」になっていく過程。夫がマハラジャでなくなったとしても。妻がマハラーニでなくなったとしても。二人の愛は変わらず、国を思う心も消えないまま。
大学の寮に入るのに売った中にこれが紛れ込んでいて、もう一度全巻揃えるのに十年近くかかりました。最後の十巻を派遣先に行く途中の乗換駅でやっていた古本百均ワゴンで見つけたときは本当に喜んだもの。
……それから数年して、文庫版がでたわけですが。――出るの遅いよ。 -
絶版。1−7まで。8−10探してます
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〜全巻