ここ１０年分のヒロシ。 (ドラゴンコミックス 56-8)

著者 : 田丸浩史

• 富士見書房 (2010年8月26日発売)

作品紹介・あらすじ

漫画家・田丸浩史が自らをキャラクターとして切り売りし、デラシネのようにあらゆる媒体に出現し続けた『最近のヒロシ。』が大幅な増量でよみがえる。続編『最近のヒロシ。2』と最新作『ドラゴンエイジ』版を追加収録し、さらに禁断の同人誌版原稿も大量に含む1.8倍超の大ボリューム。不惑のヒロシ、ここ10年のワイルド・ワイルド・ライフの軌跡がここに!特別企画:倉田英之の書き下ろしエッセイ&2人が組んだ幻の小説カット。

感想・レビュー・書評

[buru2さんの感想 · 2015年8月12日]

最近のヒロシ。1・2は読んでたので未読部分はそれほど多くなかった。それでも田丸先生の語り口の妙で何度でも読み返せて何度でもニヤけてしまうよくできたずるい漫画（褒め言葉のつもり）。

[外神さんの感想 · 2015年3月7日]

漫画家田丸浩史のエッセイコミック。作者の周囲にいる人々は個性が強く、彼らのエピソードの威力と下ネタでこの本はできている

[むじな伊藤さんの感想 · 2014年11月18日]

著者の日常を10年に亘って綴った…と書くとなんだか壮大な感じですが、実態は「家」と「近所のモデルガン屋」の2ヶ所での出来事が全体の半分以上を占めるという、ここまで狭い範囲しか出てこない日記マンガも珍しいぞ、という内容。

しかしそれでも、なんでこんなに次から次へと尽きる事無く出てくるんだろうというぐらい、田丸先生の周囲にいる濃い面々は、"そんなのアリかよ…"というような話題ばかり繰り出してきて、息つく暇は…多分無いです。

[出雲一寸さんの感想 · 2014年4月14日]

読書録「ここ10年分のヒロシ。」3

著者　田丸浩史
出版　富士見書房

p56より引用
“クサイモノにフタする
つもりがつい自慢げに
話してしまう。”

　著者自身を主人公とした、絵日記漫画。雑誌連載され過去に単行本になった
ものと、同人誌にて発売されたものをまとめた一冊。
　色々と面白い感じに歪んでいる著者やその周辺人物の、なんということなさそう
だけれど、どこか変な日常が描かれています。

　上記の引用は、著者の円形脱毛についての一文。
体の変化に悩んで隠すよりも、こうして笑い話のように話してしまえるというのは、
いいことなのではないでしょうか。このように気楽に話せる友人がいる著者は、きっ
といい人なのでしょう。
　過去作の再録だけではなく、描き下ろしのものもあるようなので、著者のファン
ならば買っても損はないでしょう。特にファンでない人でも、漫画家の日常に興味
があるのなら、読んでみると楽しいのではないでしょうか。

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[gogopulseさんの感想 · 2012年12月3日]

グダグダしてるだけの湘爆みたいな些か突飛なコミュニティーと、日頃の漫画稼業が面白おかしく描写されており、のぞき見の様な愉快さがある。

[kamikazeさんの感想 · 2011年11月4日]

田丸浩史先生の身近に起こったことを描き綴った、絵日記漫画10年分の集大成。
「最近のヒロシ。」、「最近のヒロシ。2」、ドラゴンエイジ版「最近のヒロシ。」
他にも同人誌版「最近のヒロシ。」が掲載されてます。
ウェットかつワイルド、そして色々と濃ゆい漢達の10年分の生き様を、とくとご覧あれ！

ノリが男友達同士のやり取りといった感じ。

[こ げ つさんの感想 · 2011年5月4日]

久々に、纏めて読んだら面白かった。こういう漫画が描かせて貰えるって案外すごいことなのでは。

[cadrさんの感想 · 2011年2月7日]

最近のヒロシ。は両方持ってるけど。。

というか，4ヶ月前に買ってたのか。肥やし期間長過ぎだな。

[kori17さんの感想 · 2010年9月11日]

ドラゴンエイジ分以外は読んだ事あったが

まとまって助かった

[ichinojiさんの感想 · 2010年9月8日]

所々で笑いを堪えきれなくなるので電車で読むのは危険！甲冑通信に載ってた分が懐かしかった〜

著者プロフィール

大阪府出身。代表作に『超兄貴』『アルプス伝説』『最近のヒロシ』『レイモンド』『ラブやん』など。

「2015年 『ラブやん（22）＜完＞』 で使われていた紹介文から引用しています。」