日本の古典: 現代語訳 (21)

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  • Gakken
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  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784051038113

感想・レビュー・書評

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  • 広重の東海道五十三次を見る機会があって、そこで引き合い出されていた弥次さん喜多さんを読んでみたくなった。本書は原本に忠実な全訳の現代語ではなく、途中を端折ったりしている抄訳っぽい構成だが、京都まで不自然な話の繋がりはない。本文の中で、途中の狂歌の解説をしてくれているのが、読み易くなり助かった。しかも、編集委員や巻末解説の執筆陣も、早々たる顔ぶれなのだ。ただ本書の挿絵に関しては、オリジナルじゃない(一九のオリジナルもなくはないが、広重等の浮世絵グラビアが多い)のがちょっと残念なので、いつかはそういう全訳も読んでみよう。

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著者プロフィール

井上 靖 (1907~1991)
北海道旭川生まれ。京都帝国大学を卒業後、大阪毎日新聞社に入社。1949(昭和24)年、小説『闘牛』で第22回芥川賞受賞、文壇へは1950(昭和25)年43歳デビュー。1951年に退社して以降、「天平の甍」で芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」で日本文学大賞(1969年)、「孔子」で野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章。現代小説、歴史小説、随筆、紀行、詩集など、創作は多岐に及び、次々と名作を産み出す。1971(昭和46)年から、約1年間にわたり、朝日新聞紙面上で連載された『星と祭』の舞台となった滋賀県湖北地域には、連載終了後も度々訪れ、仏像を守る人たちと交流を深めた。長浜市立高月図書館には「井上靖記念室」が設けられ、今も多くの人が訪れている。

「2019年 『星と祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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