動物のひみつ 新訂版 (学研まんが ひみつシリーズ 9)

大石容子

• 学研 (1992年7月20日発売)

作品紹介・あらすじ

アフリカから寒帯まで、世界各地に住む動物について、正確な図や写真・資料を使ってわかりやすく説明した本。これ１冊で「動物のひみつ」がわかる。

感想・レビュー・書評

[largeaslifeさんの感想 · 2018年10月12日]

新しめの絵柄なので、これは新訂版になって改訂されたもののようだ。
しかしながら、旧版の記憶がないので、とても楽しめた。

表紙をめくってすぐの絵が、「できるできないのひみつ」の内山先生によるものなので、あれ？と思ったが、旧版の絵柄を感じさせるのはそこだけだが、本文も丁寧な絵なので好感を持った。

シトラスというロボットが逃げ出し、それを探しながらいろいろな地域へ旅をするのだが、なぜか飛行機と船と自動車という・・・いかにも現実的な移動手段なのが逆におかしい。

内容的には、動物の豆知識だけでなく、北米大陸で白人が自分たちの都合でバイソンやプレーリードッグなどの野生動物を抹殺した話（先住民がバイソンに向き合っていた姿勢は、日本人がクジラに向き合う姿勢と同じ印象を受けた。いつの時代も白人は・・・）などもあり、地球は人間だけのものじゃない、ということを伝えてくれる。

やっぱり「ひみつシリーズ」っていいなと思った。

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（目次）
ほ乳類って何?
アフリカの動物
北アメリカの動物
南アメリカの動物
東南アジアの動物
寒帯の動物
海の動物
砂ばくと高山の動物
オーストラリアの動物
動物なんでも質問箱
全国の動物園