いのちを産む: お産の現場から未来を探る

著者 :
  • 学研メディカル秀潤社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784051523664

感想・レビュー・書評

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  • わかったわかった、と言いたくなるような感じ。
    筆者の心の動きというか、迷いとか人間らしさが伝わってきた。
    なんか難しいところ(数値等)は読み飛ばした。
    赤ちゃんは可愛い。
    妊娠のことがあって読み進めてみたけど、幸せではない時に読んだら羨ましくて仕方なかったと思うから今読んで正解だった。
    なんか読むの疲れた。

  • 腹帯は保温と骨盤を支え、腰の負担を減らすことを知った。
    お産は一人でするものではないこと、お産には運動と栄養が重要であることを知った。

  • 三葛館医学 495.7||ON

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=51334

  • いつものようにブログで紹介されてたのに感化されて図書館へGO。

    p141 赤ちゃんの背中ってほんとにかわいい。どうぶつ。
    p192「生かされている」。
    生死は操作できる→×。
    望めばすべてのものが手に入る→×。
    そう。おごってはいけない。畏れを忘れるな。
    p194 広くて深い愛情の海。女は海。…ハッ!!(あの歌…!)
    p218 母乳の話で…
    「その赤ちゃんにはそのおかあさんしかおらず、そのおかあさんにはその赤ちゃんしかいない。うまく行くように組み合わせを変えるわけにはいかない。」
    これは、まさしく「未完の贈り物」を読んだときに私が抱いた感想そのもの!その時は、障害児を育てることの厳しさについて、あまりに強い母像がまさにその子を育てるためとしか思えなかったので。でも障害の有無はやはり関係なく、母子はセット。組み合わせとかじゃない。組み換え不可。
    p221 沐浴の写真。最高。こういう顔、するわぁ
    p236 助産師も少ない。養成所事情を知り、そうねと納得…。経験的にも、自分がお世話になった助産所のスタッフも激務を極めていた…。そりゃその上モラルもへったくれも…な妊産婦や家族にののしられたらやってられないわ。
    p240 田村やよひ氏…。
    p245 大卒以外もはいれる助産師学校を増やしてほしいと。うーむ、これは…。看護師の大卒偏重化がある以上?、逆行する意見な気が。看護師教育にもかかわるので、ちょいと簡単には賛成できない。かといって今のところ意見ももってない(笑)
    p252 産科施設集約化→家から施設遠くなる→その通り。おかげで里帰り出産は大変だったよ。
    p262 転生。18トリソミーで胎内死亡したちょうど一年後、次の子がうまれる。嘘くさいと思わない。あの子の代わり、と思いたいわけじゃないと思うけど、命の重みは2倍。神秘。

    センセ、写真で優しそう。そして熱いね。
    ながーい意見文のようで、一気に読む中、後半やや読むのに息切れ気味だったけど、ざっくり言うと産科をとりまく事情と、お産の神秘、感動と、国策や制度のイケてない点…などがちょっとわかった。
    写真は、見てるとまた産みたくなっちゃうな! 女でよかった!

  • 素晴らしい写真。素晴らしい命。自分の好きと興味が詰まっていた。いつまでも見ていたい。そして自分が子どもを産むときはこうしたいと思う。これを仕事にしたい。関わっていたい。いつまでも大切にして、発信していきたい。でも私にはこの写真を撮る取術も、文章力もない。でも挑戦していかないと。問題ないなら自然分娩したい。

  • 奏向おっぱいケア中に読みました。
    助産師の夢に拍車がかかった1冊。
    この人は産科医だけれども…

  • 半分は出産について、半分は人手の足りていない過酷な労働条件の産婦人科医療の現状のこと。
    病院では帝王切開は30%、ここでは、ほぼない。
    正常に経過していれば、やはり、可能なのだと思う。
    そして、それを可能にする為に、妊婦は毎日3時間歩く。
    妊娠初期の流産はどうしても20%。これはどうしようもない。
    「絶対助産院の味方、病院は敵」という考え方ではなくて、病院も頑張っているけど、どうしようもない、というのを書いていて、納得できた。陣痛促進剤の被害の本などを読んでいると、病院、医者は悪魔にしか見えないが、でも、やはり、元は人を助けたい人間なんだな。
    「自然に産みたい」をかなえたいのであれば、そこで働く人たちの事も考えないといけない、と思った。もちろん自分の「〜したい」も大事。でも、本当に産科の人たちの労働条件は過酷すぎる。私は絶対に無理だ。でも「自然に産みたい。」のだから。
    私からできる与えることは何だろう?と考えたら、もし私が助産院で産む事になったら、きちんと人として「私はお客様」などという態度を取らずに、助産婦さんの献身的な態度に、感謝の意をあらわす事、かな。マナーのひどいお客さんの事とかが書かれていて、本当につらいだろうな、と思った。
    仕事のプロであっても、繊細な感情を持った人間だから、つらい事を言われたら、傷つくよ。
    人は自分がされて嫌だったことには、声を大にして、相手に伝えようとするわりに、相手にされて嬉しかったことは、当然とばかりに、受け取るだけ受け取って、当たり前の顔をしていたるするものだ。嬉しかった事を相手に伝えて、私も嬉しいし、相手だって、嬉しいし。という事で、それがこの本から得た事かな。

    あと、ネルソンを国会に送り込む事。
    「今の医療の現状が…。」と考えているだけではどうにもならない。実際に動いてくれる熱い気持ちを持った人を、国会に送り込むのだ!!

  • 2008/09-
    天神

  • 106

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