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本 ・本 (40ページ) / ISBN・EAN: 9784052027956
作品紹介・あらすじ
「いやだな、ひとりでおふろにはいるのって」。“ぼく”はなんだかドキドキ。予感は見事的中! バスルームで待っていたのは水泳帽をかぶった背広姿のおじさん。密室で起こる不思議な出来事、次々現れる奇妙な人々。『おふろワンダーランド』の超次元体験。
感想・レビュー・書評
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本書は出久根育さんオリジナルのデビュー作で、『十二の月たち』や『みどりのスキップ』とは全くテイストの異なる絵が、なんとも味がある上、そのナンセンスなストーリーに見事にハマっており、読み聞かせの時の、お子さんのリアクションが楽しみといえば、楽しみなのだが・・・。
それにしても、一日の中で最も落ち着ける癒しのひと時に、何やってるの(笑) そりゃ表紙の男の子も、そんな顔になるでしょうよと書けば、もう充分なのではないかと思えるくらい、男の子にとってはとんだ災難でしかない、そんな内容であり、主人公の男の子以外、全てが個性的なキャラしか登場しない中に於いても、特に、出久根さんの如何にもな、『ジス・イズ・おっさん』描写が光る「はかせ」や、わらわらと群がるカラフルな「おおぜいのひと」に、それから、「トマトみたいなの」と「うめぼしみたいなの」のコンビは、意味が全く分からなかったが、その不条理ぶりを存分に楽しませてもらった。
また、そんな内容に反して、出久根さんの絵の描き方で印象的だったのが、ユーモラスな中にも、時折、斜め上から見下ろす視点に、お風呂の湯気も合わさったクラクラ感があることと、気合いを入れて描いているものと、適当に描いたようなもの(勿論、狙ってそうしてるのでしょうが)とのギャップ感が、更にナンセンスぶりを高めており、それから、扉絵に描かれた石鹸が、本編の男の子にとって、一つのキーポイントとなってはいるものの、結局、敵なのか味方なのかよく分からない奇妙さがまた面白いが、そんな中に於いても、あくまでマイペースに淡々と目的をこなそうとする男の子に、ある種の感慨深さを覚えたのも印象的だった、そんな突拍子も無いぶっ飛んだ感が、如何にも海外受けしそうな本書は、1998年、ボローニャ国際絵本原画展入選作で、私が読んだのは、1996年に発売された原書の、復刊版(2007年)です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごい不思議なお話よね。
でもなんだか気になってまた読んでしまう絵本。 -
2025.2.13 1-1
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図書館本。長女が図書館で次女にと選んだ本。怖々と一人でお風呂に入ると、先客がいた!長女のセンスが好きです。
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意表をつくユニークな展開、面白いなあ。
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なかま
1年生
2年生 -
お風呂が不思議な空間として描かれています。
抑制的な絵も味があります。4~6才向け。 -
なにこれ!おもしろい!
お母さん、話聞いてあげてちょ〜だい!おふろ場で大変なこと起こってたんですよ。
おふろの管理人?赤白のシマシマ帽を被った、赤いネクタイのスーツ男の人がなんともみょーちきりん。ユニーク! -
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて
2010/06/10
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて
2010/10/25
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて2回
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて3回
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて4回
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて5回
2011/02/14
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて
2011/02/17
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて2回
2011/03/15
チビ2号、幼稚園、「読みの時間」にて
著者プロフィール
出久根育の作品





