千年の時をこえて (エンタティーン倶楽部)

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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052028854

感想・レビュー・書評

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  • 幽霊と思いきや安楽椅子探偵でしたか。無邪気さがとっても可愛らしい。

  • ちょっとオカルト的な本
    信じるか信じないかは自己判断です。

    生きている人に対する思いであれ、亡くなっている人への思いであれ、それは叶う

    と思わせる作品だった。

    その思いが、相手の幸せをただひたすらに思う気持ちであれば

  • ほんわりしたお話。主人公は「恋」というものがよくわからなくて、告白されたのに逃げ出してしまった自分自身に少し、嫌気が差している。

    そんな子が、平安時代に生きていた幽霊?と出会い、和歌を学ぶことで言葉を伝えることの大切さを知るというお話。

    作者が和歌に興味を持って書いたというお話なので、作中に登場する和歌は恐らく念入りに選ばれているのだろうと思った。言葉について大切にされているんだなというのが伝わってきたし、主人公が自分の悩みを乗り越えて成長する、というのもわかりやすいし、あぁ可愛いなぁ、と思う(笑)

    ただ幽霊×少女という組み合わせから、だいたいどういう展開になるのかはある程度想像がついてしまって、少し物足りないという気がした。
    児童書だから、子供が読む分には十分面白いとは思うのだけれど・・・
    最後結末まで読んでも、切なくなるというよりほっこりする感じでした。

  • 以前万葉集は全然興味がなかったが
    この本を読んで、好きになった!

    ひとつひとつの和歌にどんな意味が、
    隠されているのか考えるのが面白そう!

  • 主人公は小学五年生の女の子で姉は高校生と言う我が家とよく似た所には親近感が湧きますが、あくまでも小学生向けのお話なので大人がどうこう言ってはいけません。

  • 自分に小学生の娘がいたらぜひ読ませてあげたい作品。沢村さんの本が読みたくて、小中学生向けの本にまで手をだしてしまった・・。おばさんにはもうこそばゆいけど、万葉集入門にいいと思います。

  • 和歌は興味のない子どもにも親しみがわきそうです…

  • いまを生きる小学5年生の静枝と、平安時代から来た不思議な少年マコマとの、千年の時をこえた出会い。

    万葉集の歌を絡めながら展開する物語は、ややあっさりな印象を受けますが、爽やかな終わり方はとても満足な読後感を残してくれます。

    イラストは、『文学少女』シリーズの竹岡美穂さんです

  • 万葉集を絡めたミステリ。
    面白かった!!!!!
    言霊…勉強になります。

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著者プロフィール

1963年広島県生まれ。鳥取大学農学部卒業。91年に日本ファンタジーノベル大賞に応募した『リフレイン』が最終候補となり、作家デビュー。98年、『ヤンのいた島』で第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。骨太な人間ドラマで魅せるファンタジーや、日常のひだを的確に切り取るミステリーなど、様々な世界を展開している。その他の著作に『瞳の中の大河』『黄金の王 白銀の王』『あやまち』『タソガレ』『ディーセント・ワーク・ガーディアン』『猫が足りない』「ソナンと空人」シリーズなど多数。

「2023年 『旅する通り雨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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