チームふたり (学研の新・創作)

  • 学習研究社 (2007年10月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784052028953

作品紹介・あらすじ

第54回青少年読書感想文全国コンクール 課題図書
小学校中学年から
★★シリーズ累計23万部突破(新装版含む)★★
アニメ『アニ×パラ』パラ卓球編で登場人物の大地&純が登場

[あらすじ]
東小卓球部のキャプテン大地は、小学校最後の試合で最強のダブルスを組みたかったのに、5年生の純と組むことになり、がっかり。納得のいかない大地だったが、それどころではない「事件」が学校でも家でも起こる。それらを乗り越えて、大地が見つけた「チームふたり」のカタチとは?

感想・レビュー・書評

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  • 小学校中高学年向け。話の展開も早くよくまとまっており、小学生の息子ともサクサク読めました。
    小学6年生の大地は卓球部のキャプテン。引退試合はベスト8を目指すと意気込んでいたのに、発表されたダブルスのペアの相手は5年生の純。5年生とのペアじゃ勝てない、と不満を抱く大地。そんなとき、お父さんが会社をクビになり、専業主婦だったお母さんが働き始める。引きこもっている父親についてグチる大地に、お母さんは「父さんと母さんは、ふたりで一つのチームなの」と。そこから大地は、純とのダブルスにも前向きになる。一方で、女子卓球部は、試合に向けて練習時間を増やしたいキャプテンと、それに反対する部員(実はヤングケアラー)との間ですれ違いが生じる。この部分はなくてもお話は作れるのに、うまくハマっていました。

  • みんな、色々あるよね。母さんが強くてよかったな。

  • 小学生高学年におすすめ。

    小学校卓球部クラブキャプテンの大地の気持ちが中心に話が進むが、他の登場人物の気持ちや考え方なども想像しながら読むことができ、読書感想文などにもよいと思った。

  • 卓球の話なので、卓球に興味がある人はよんでほしい

  • ちょっと期待が高すぎたので低めの評価ですが、子どもに勧めるには読みやすさ、内容ともいいでしょう。

    個人的には、ちょっと出来過ぎ、と思ってしまいました。

  • チームひとり→あしたと来て、ようやく1巻目の「ふたり」に到達。6年の大地と5年の純の話。
    シリーズ1作目とあってか、卓球+それぞれの家庭事情などもからめて、意欲的な感じ。いつもながら、これで小学生かぁ?と思ったりするけど。終わり方もスピード感があってよかった。 地味ながらがんばる純がやっぱり好きだな。

  • ブックトーク 中~高学年 卓球部の話

  • 吉野先生初の児童向けが本作だったしいですね。
    お父さんのリストラとか、書いている内容はそこそこハードなんですけど、ほんと始まりから終わりまで爽やかにハートフルで・・・純くん健気やなあ・・・。
    ええ話やった・・・卓球全然分からんのやけど・・・。

  • 2013年9月16日に開催された番外編01ビブリオバトル対抗戦テーマ「スポーツ」で発表された本です。

  • とても面白かった。
    そう思うのは、児童向けだからと子どもを取り巻く様々な事情をおためごかしにせず、物語に組み込んである姿勢が、誠実に感じられたから。
    感情の揺らぎや葛藤も、リアルに伝わって来てよかった。

  •  6年生の大地は、卓球部のキャプテン。6年生は、11月の市の大会で引退。市の大会でベスト8に入れば、12月の県大会に出られる。卓球部の6年生は、大地の他に誠とハセッチがいる。5年生の純は、がんばり屋だけれど、まだ弱い。2人でチームになって試合をするダブルスのパートナーを純にすると先生に言われ、ベスト8に残りたい、最強のチームを作りたいと思っていた大地は納得がいかない。

  • 同時多発的に「事件」が起こる。
    それぞれの人がそれぞれ別の「ヤマ」をかかえて生きていて。
    「チーム」で助け合っていく。

    読みやすい文体だから、短時間で読了できる。
    小学生から大人にもオススメ出来る1冊。

  • こどもが借りた本を少し読み始めて、引き込まれて一気読みすることありますよね。さらには一気読みのみならず、家庭に大変なことがあった際の、おかあさまの言葉には思わず涙が出ました。
    08年度の5、6年生の課題図書ということですが、読書感想文では、みなさんどんな感受性でどんな表現されるのでしょうか。
    チームふたり、すてきですね。涙がでます。

  • チビ1号、図書館にて

  • うわぁ 前から図書館で見かけて気にはなってたんだけど、
    卓球だしなぁって思って読まないでいたのに。 
    なにこれ 面白い。 泣いてしまったわ。 
    このシリーズ借りなければ!

  • 小学校の卓球部のはなし。

    私が小学生の時のクラブ活動って授業の一コマでしかなったのだけれど、学校によってはこういうのもあるのかな。

    運動部ものなんだけれど、スポ根な話にはならず
    運動以外のところの人間の良さだとか、人それぞれの考え方もきちんと書かれていて良かった。

    お母さんによるお父さんとのチームふたりエピソードが素敵。

  • 楽しい

  • 良かった、本当に良かった。
    久しぶりに本読んで泣いた。
    みんな小学生のクセにカッコ良すぎだろー。

    “チーム”の在り方を卓球と仲間、家族を通して
    迷うことなく清々しく描ききっている。

    読後に表紙を見ると、今までの話がフラッシュバックして…
    ヤバい、また泣いてしまいそうだ。

    シリーズ全部読んでみたい。

  • 大好きな一冊!

    お父さんとお母さんのお話で感動して、泣いてしまいました。
    大地の葛藤や成長も良いですよね。
    児童書ですが、大人の方にもオススメしたいです。

    ちなみに、私は純ちゃんが可愛くて仕方がないです(笑)

  • 東小卓球部キャプテン、大地。小学校最後の試合のダブルスは、なんと唯一の5年生純と組むことに。6年生と組んで勝利を目指したかった大地は、先生の決定に納得がいかず…と、ここまでは小学生向きの内容だが、このあと大地の家ではすごい事件が。
    バス会社に勤める父親が抜き打ち飲酒検査でクビに。実は、身内を亡くし荒れる親友に夜毎付き合っていたからだった。母親が働き始め、父親はひきこもりに。
    落ち込む大地を最後まで支えてくれた純に気付き、チームを強く意識した大地。最後はいいけど、大人の付き合いなんてわかるのかしら…

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著者プロフィール

神奈川県出身。2005年『秋の大三角』で新潮エンターテインメント新人賞を受賞。『劇団6年2組』で第29回うつのみやこども賞受賞。作品に、『チームふたり』からはじまる「チーム」シリーズなど多数。

「2014年 『新装版 チームシリーズ 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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