チームふたり (学研の新・創作)

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052028953

作品紹介・あらすじ

東小卓球部のキャプテン大地は、小学校最後の試合で最強のダブルスを組みたかったのに、5年生の純と組むことになり、がっかり。納得のいかない大地だったが、それどころではない「事件」が、学校でも家でも起こってしまう。それらを乗り越えて、大地が見つけた「チームふたり」のカタチとは?小学校中学年から。

感想・レビュー・書評

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  • 小学校中高学年向け。話の展開も早くよくまとまっており、小学生の息子ともサクサク読めました。
    小学6年生の大地は卓球部のキャプテン。引退試合はベスト8を目指すと意気込んでいたのに、発表されたダブルスのペアの相手は5年生の純。5年生とのペアじゃ勝てない、と不満を抱く大地。そんなとき、お父さんが会社をクビになり、専業主婦だったお母さんが働き始める。引きこもっている父親についてグチる大地に、お母さんは「父さんと母さんは、ふたりで一つのチームなの」と。そこから大地は、純とのダブルスにも前向きになる。一方で、女子卓球部は、試合に向けて練習時間を増やしたいキャプテンと、それに反対する部員(実はヤングケアラー)との間ですれ違いが生じる。この部分はなくてもお話は作れるのに、うまくハマっていました。

  • 卓球の話なので、卓球に興味がある人はよんでほしい

  • 東小卓球部のキャプテン大地は、小学校最後の試合で最強のダブルスを組みたかったのに、5年生の純と組むことになり、がっかり。納得のいかない大地だったが、それどころではない「事件」が、学校でも家でも起こってしまう。それらを乗り越えて、大地が見つけた「チームふたり」のカタチとは?小学校中学年から。

  • ちょっと期待が高すぎたので低めの評価ですが、子どもに勧めるには読みやすさ、内容ともいいでしょう。

    個人的には、ちょっと出来過ぎ、と思ってしまいました。

  • チームひとり→あしたと来て、ようやく1巻目の「ふたり」に到達。6年の大地と5年の純の話。
    シリーズ1作目とあってか、卓球+それぞれの家庭事情などもからめて、意欲的な感じ。いつもながら、これで小学生かぁ?と思ったりするけど。終わり方もスピード感があってよかった。 地味ながらがんばる純がやっぱり好きだな。

  • ブックトーク 中~高学年 卓球部の話

  • 吉野先生初の児童向けが本作だったしいですね。
    お父さんのリストラとか、書いている内容はそこそこハードなんですけど、ほんと始まりから終わりまで爽やかにハートフルで・・・純くん健気やなあ・・・。
    ええ話やった・・・卓球全然分からんのやけど・・・。

  • 2013年9月16日に開催された番外編01ビブリオバトル対抗戦テーマ「スポーツ」で発表された本です。

  • とても面白かった。
    そう思うのは、児童向けだからと子どもを取り巻く様々な事情をおためごかしにせず、物語に組み込んである姿勢が、誠実に感じられたから。
    感情の揺らぎや葛藤も、リアルに伝わって来てよかった。

  •  6年生の大地は、卓球部のキャプテン。6年生は、11月の市の大会で引退。市の大会でベスト8に入れば、12月の県大会に出られる。卓球部の6年生は、大地の他に誠とハセッチがいる。5年生の純は、がんばり屋だけれど、まだ弱い。2人でチームになって試合をするダブルスのパートナーを純にすると先生に言われ、ベスト8に残りたい、最強のチームを作りたいと思っていた大地は納得がいかない。

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著者プロフィール

神奈川県出身。2005年『秋の大三角』で新潮エンターテインメント新人賞を受賞。『劇団6年2組』で第29回うつのみやこども賞受賞。作品に、『チームふたり』からはじまる「チーム」シリーズなど多数。

「2014年 『新装版 チームシリーズ 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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