引退犬 命の物語 命あるかぎり輝きつづけた盲導犬たち (動物感動ノンフィクション)

  • 学習研究社 (2007年11月13日発売)
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本 ・本 (108ページ) / ISBN・EAN: 9784052029271

作品紹介・あらすじ

盲導犬は、体力的な理由などから10歳を目処に役目を終え、引退する。その後は、引退犬ボランティアなどの協力により余生を過ごす。本書では、4頭の盲導犬たちが、引退後新たな場所でそれぞれががんばる姿を追った感動のノンフィクションである。

感想・レビュー・書評

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  • 漢字 2~3年生レベル 
    フリガナ あり(全ての漢字に)
    文字の大きさ 中
    長さ 長い(108ページ)
    出版年 2007年
    内容 老化による機能低下により引退した補助犬(盲導犬や介助犬)=「引退犬」のその後の生活や引退犬を引き取って飼う「引退犬ボランティア」について、個別のエピソードを交えて紹介している。
    感想 人のために働いてくれた犬のその後を知ることができる貴重な本。引退犬は、怪我や老化などによる何らかのハンディキャップをすでに持っている犬で、年齢も高いので、引き取った後は「介護・看取りケア」が中心となる。また、人と共に生活するよう訓練されてきた犬であるため、人が近くにいないと非常に寂しがるなど、通常の飼い犬とは異なる特徴もある。動物と共に暮らすことのすばらしさや、人間の責任を考えさせられる。

  • 盲導犬を見たことありますか?きちんとしつけられて人の役にたってはたらく犬たち。
    でも、そんな盲導犬も年をとって仕事ができなくなったらどうなるでしょう?盲導犬のその後、引退余生の物語が紹介されています。
    犬たちの多くはボランティアの方々に引き取られ、あたたかく介護されながら生きていく。中には、年取ったその生き様も人に勇気をあたえてくれる。
    「盲導犬不合格物語」とあわせて読みたい。

  • 盲導犬の現役寿命(犬としての命ではなく定年までの時間)を終えた犬たちのその後の話。
    子供向けだから仕方ないけど道徳的にきれい。
    こういう存在があるんだよってことを知らせるにはいいんだと思うが...

    「動物感動ノンフィクション」ってものすごく悪趣味なタイトルだな。

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著者プロフィール

京都府生まれ。ノンフィクションから童話まで小学校初級から中級向けの作品を中心に幅広く執筆している。『盲導犬不合格物語』(学研教育出版)で、第52回産経児童出版文化賞を受賞。(同書は、加筆・修正のうえ講談社青い鳥文庫に収録)。ほかのおもな作品に『目の見えない子ねこ、どろっぷ』『犬たちよ、今、助けに行くからね』(講談社)、『盲導犬引退物語』『犬の車いす物語』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『命の重さはみな同じ』『助かった命と、助からなかった命』(いずれも学研教育出版)などがある。日本児童文芸家協会会員。日本ペンクラブ会員。


「2022年 『サバンナで野生動物を守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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