犬やねこが消えた―戦争で命をうばわれた動物たちの物語 (戦争ノンフィクション)

著者 :
制作 : ミヤハラ ヨウコ 
  • 学習研究社
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本棚登録 : 24
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052029585

感想・レビュー・書評

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  • 前著『犬の消えた日』で人間の勝手により犬が供出された話を読んだが,本著の題名にもあるように,まさか猫まで供出されてるとは思わなかった.金属供出の話を聞いても「こりゃ日本は負けるわけだ」と感じたものだが,これを読みそれが確信に変わるというものである.

  • Youtubeから、この本の存在を知った。テレビ・ドラマ化までされていたようだが、完全に見過ごしていたもの。丹念な調査記録でもあり、単にお涙頂戴ではない。

  • 戦争で命を落としたのは、人間だけでありませんでした。
    太平洋戦争のさ中、日本の敗戦が色濃くなると、
    ペットとして飼っていた犬や猫まで、国のために供出しろ
    という命令が出ました。

    「何のために犬や猫が必要だったのだろう?」
    そう思った著者は、犬を手放した人に話を聞き、調査を始めました。
    そうしていろいろ調べるうちに、戦争の醜さや人間の弱さが見えてきました。

  • 重い。そしてすごい。
    毛皮として使ったからでなく、戦意を高揚させるために
    動物は命を失ったとも聞く。
    動物を飼っている身としては一冊読み終わるために
    かなりの吐き気をこらえたのも事実。
    でも読む。そして動物が好きなものとして、平和を望む。

  • 『犬の消えた日』その後。
    戦時中に犬を供出させられた人、供出させた人、
    供出させられた犬たちが実際にどう使われたのか、
    そして犬だけではなく猫も供出対象だったという事実。

    当時は追い切れなかったそれらへの取材結果を
    1冊を通して「旅」になぞらえてまとめてあり、
    『犬の消えた日』より
    さらにわかりやすくなったように感じました。

    戦争の話を読むといつも思います。
    当事者に話を聞ける機会が、
    もうじきなくなってしまうんだと。

    (2009年11月24日購入)

  • 戦争中、飼い猫・犬は「供出」させられた。
    そのことを知った著者は、詳しいことを知る人たちの証言と証拠を集め始める。

    …撲殺を逃れようとしたたくさんの猫たちがしがみついている「猫の木」が、猫の震えでふるえている…
    この描写を、私は一生忘れられないと思う。

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著者プロフィール

動物ノンフィクション作家。人と動物のふれあいがテーマの作品を多く手がけている。現在、新聞で動物エッセイ連載中。

主著:『ディロン~運命の犬』『犬の消えた日』(幻冬舎文庫)『動物看護師になるには』(ぺりかん社)など多数。

「2018年 『獣医師になるには』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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