- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052033896
作品紹介・あらすじ
トリシアは魔法とアイデアで、人も動物もドラゴンもみんな治して幸せにする「魔法医」の少女。今日も、飛べなくなったオトメ系ドラゴンや、音を忘れた竪琴などが、トリシアの助けを求めて診療所に!表題作を含めて7編のお話が楽しめる。
感想・レビュー・書評
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・トリシアがまほうでかんじゃさんをなおすところが、おすすめです。
・きゅうにとべなくなってしまったドラゴンをなおすお話です。ほかにもいろいろなお話があります。
・この本では、病気をまほうの力でなおしています。さいごに感想みたいなものが書いてあって、それを読むのがおもしろかったです。わたしもかんごしさんになってみたくなりました。 -
★★★☆☆
トリシアの新シリーズです。現・既刊6巻。
予約が途切れません。男子も読んでます。
(まっきー) -
トリシアの新シリーズ。
対象が低学年にシフトした様子。文章・表現・文体が大分読みやすく気を使ったものに変わっている。
低学年向けということで、ページあたりの文字数が減ったり、カットが増えたりというのもあって、ページ数の割にボリュームが大分減った印象。
大人が30分少々で読み終わる程度になっている。
お話の方も、今まで以上にほのぼのテイストになっていると思う。トリシアとレンの関係は進展無さそうだなー(笑)。 -
“「うう、わかってるわよ。でも、せっかく覚えた魔法だもん、使いたいじゃない?」
トリシアはくちびるをとがらせました。
「ともかく、あなたはお仕事以外で魔法を使うのは禁止です!」
キャットが宣言します。
「まったく、どうしてあなたが診療所のお仕事だけはちゃんとできてるのか、不思議でなりませんわ。」
「た、確かに。」
レンはぷっとふき出しました。
ふつうの魔法は苦手なトリシアですが、治療に使う魔法だけはなぜか失敗しないのです。
「あのね!その言い方だと、わたしは毎回魔法を失敗してるみたいに聞こえるでしょ!」”
さらに子供向けになったなぁと思いつつ。
“「ベルにだきつかれた時、にげなかったじゃない!この診療所、そういうの禁止だから!」
「なんだ、焼きもちか......。」
レンは小さくつぶやきました。
「だ、だれが!?」
「きみが。」
「ちがうわよ!」
「ちがわない。」
「ちがうったら!」
「意地っ張り。」
「レンのことなんて、なんとも思ってないから!」
「ぼくだって!」
二人はフンと顔をそむけて座ります。
「あらあら、仲のよろしいことで。」
キャットはすました顔で、ハーブティーのカップを口元に運びます。
「ピ〜。」
ポムもあきれたように丸いしっぽの先をクルリとふると、ミルクの皿をなめました。”