野鳥もネコもすくいたい! 小笠原のノラネコ引っこし大作戦 (動物感動ノンフィクション)
- 学研教育出版 (2011年7月12日発売)


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本 ・本 (112ページ) / ISBN・EAN: 9784052034183
作品紹介・あらすじ
小笠原の貴重な海鳥がおそわれている。犯人は野生化したネコ。野鳥を守るためにノラネコは処分しよう、という意見に「鳥の命もねこの命も大事です。両方を救いましょう」という獣医師のことばで、小笠原のノラネコを本土へ引っこしさせる捕獲活動が始まった!
感想・レビュー・書評
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小笠原諸島には、貴重な渡り鳥がやってきて繁殖をしている。
しかし人間が連れて来たネコが野生化して、渡り鳥を襲っていることが分った。
島の研究者たちは、鳥を守るためにネコを捕獲することにした。
しかし、悪いのはネコを捨てた人間で、ネコに罪は無い。
殺してしまうのは可哀想だったので、研究者たちは東京の獣医師に相談をした。
すると獣医師の下で、人間に馴らすトレーニングをしてくれると言う。
小笠原のネコ捕獲作戦が始まったが、既に百匹をこえる野良猫がいる島で、
全てを捕獲するのは簡単な事ではなかった。
住民の理解が、まず第一に必要だった。
小笠原に限らず、野良猫は身近な問題です。
ほんとうに人間の心がけ次第で、可哀想な生き物を増やさずにすむのです。 -
ラベル:桃488
資料番号:5000500115 -
小笠原諸島 母島で増えたノラネコが、稀少な生物あるカツオドリやオナガミズナギドリを襲い、繁殖を妨げている。
その対策を描いた作品。
地元の人と東京の獣医師たちの協力により、事態は良い方向へ進んでいく。
当たり前だけれど、協力することの大切さがひしひしと伝わってくる。
どのように協力すべきかについて、いくつかヒントがこの本の中に書かれている。
僕はかつて、ニュージーランドに生息するカカポ(大型のインコ)の保護活動の講演を聞いたことがある。
国民を巻き込み、政府を動かし、カカポの繁殖を妨げる動物の駆除に成功した。
国をあげて行動できるとはすごい話だと僕は思う。
その一方で、ある特定の生物を守るために、別の生物を駆除することに疑問を持つ人も多いはずである。
ましてや、人間が持ち込んだ生物が駆除の対象の場合の事態は単純ではない。
この本に書かれているのは、タイトル「野鳥もネコもすくいたい!」の通り、両者を救う方法の実践である。
著者プロフィール
高橋うららの作品






と言うのは、人に飼われる可能性が出来るってコトでしょうか?
気になるので読んでみます。。。
と言うのは、人に飼われる可能性が出来るってコトでしょうか?
気になるので読んでみます。。。