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本 ・本 (120ページ) / ISBN・EAN: 9784052035425
作品紹介・あらすじ
ケイくんは商店街のお肉屋さんのポテトサラダが大好物。でも近くにスーパーの出店ができて、お肉屋さんはついに店じまいを決心。そこにケイくんのお母さんが現れて、「ぜひお店は続けて」と。実は、ケイくんは重い病気で入院中だった。
感想・レビュー・書評
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おじいちゃんとおばあちゃんが2人でやっている、駅前の小さなお肉屋「せのお精肉店」。お店の前にぶらさがっているブタのぬいぐるみ“トントン”は、3年前、お店のポテトサラダが大好きなケイくんがくれたもの。お客がへり、お店を閉めることも考えていたが…。
お話は、トントンの視点から。小学校中学年くらい向け。読みながら、うるうる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とってもステキなお話でした。
週に2回お店にくる程、商店街のお肉屋さんのポテトサラダが大好きなケイくん。
そのケイくんが突然来なくなった理由は―ケイくんが入院!?
このお話に出てくる人たちは、みんなステキな人ばかりなのですが、中でも語り手の「お肉屋さんの看板マスコット『トントン』」がイイですね。イイ味だしてます。
近所にスーパーができてお客さんが少なくなったり、商店街の危機だったり、今時の問題も、そっと後ろにひかえています。
そんな中の奇跡(未満?)にグッときました。
挿絵もあったかくて、懐かしい、商店街の雰囲気によくあっていて、好きです。
同じ商店街の魚亀のおじさんや八百吉のおばあちゃんにも、きっと物語があるのでしょうね。
読んでみたいです。 -
愛らしいブタの表紙(なのに、題名はポテトサラダ)に惹かれて読んだ児童書。お肉屋さんのポテトサラダが大好きな男の子が、店主にあげたブタのぬいぐるみ“トントン”。物語は、トントン目線で書かれています。ポロリと涙した、優しいおはなしでした。
著者プロフィール
福明子の作品





