浅田真央 そして、その瞬間へ (読み物単品)

著者 :
  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052037283

作品紹介・あらすじ

「さらなる高みへ」以降の浅田真央の足跡を追ったノンフィクション。バンクーバーからソチへ。浅田真央が感じた、喜びと悲しみ、挫折感と達成感。そして、たどりつく希望。「さらなる」以来、継続的に取材を続ける吉田順が、その知られざる素顔を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 読書スランプに陥っている間に秋を通り越して冬になってしまった。
    そんな私を久々に早く続きを読みたいと奮い立たせてくれた一冊。
    ドラマチックな小説が大好物なのに、そんな私にもう一度本へといざなってくれたのがノンフィクションなんてなんとも皮肉。
    でも仕方がない。小説以上にドラマが詰まってるんだから。

    Amazonでもブクログでもぶっちぎりの高評価。
    フィギュアに興味がない人、真央ちゃんに興味がない人もおそらく手に取らないだろうから高評価なのは当然かもしれない。
    私も真央ちゃんの大ファンだからきっと色眼鏡で見てしまう。
    でも、そんな要素を抜きにしたってこの本を読んだら絶対心が熱くなる。
    興味がない人もそうでもない人も。

    この本は全編にわたってルビがふってある。
    大人ももちろん楽しめるけど、子供たちが是非すすめたい。
    あー、読んでほしいな、小学生たちに。
    そして真央ちゃんの活躍を記憶にとどめてくれたらなおうれしい。
    と、おばさんは思う(笑)

    もうすぐ全日本選手権。
    来年はいよいよオリンピックが控える。
    楽しみなのはもちろんだが、あと何回真央ちゃんの演技を見ることができるのだろうとついつい考えてしまう。
    あまロスならぬ、真央ロスになってまた放心状態。
    読書スランプに拍車がかからぬよう祈りたい・・・。

    • vilureefさん
      ヒョードルさん、こんにちは!

      すっかりご無沙汰しております(笑)
      そうですよね、もう年末ですからね。
      ベストセラーランキングも続々...
      ヒョードルさん、こんにちは!

      すっかりご無沙汰しております(笑)
      そうですよね、もう年末ですからね。
      ベストセラーランキングも続々でてますね。

      映画か~、大好きなんですけれど時間がなくて(;_;)
      本ていつでも好きな時間に読めるのがいいんですけれどね・・・。
      読めなくなると読書も結構、気力体力使うんだななんて思ったり(^^;)

      とりあえず新しい作家さんとか分厚い本には挑戦せずに自分の好きな本だけぼちぼち読んでいこうかなと思ってます。

      2013/12/16
    • nico314さん
      vilureefさん、こんにちは。

      いまさらですが、全日本、ご覧になりましたか?
      真央ちゃんのノクターン、ますます磨きがかかって素敵...
      vilureefさん、こんにちは。

      いまさらですが、全日本、ご覧になりましたか?
      真央ちゃんのノクターン、ますます磨きがかかって素敵でした♡
      フリーはオリンピックへの足掛かりということらしいので、ソチを楽しみにします。
      それにしても、鈴木明子選手、素晴らしかった!あんなにタフな選手だったかしら?
      みなさん、自分の弱さと戦いながら、ベストを尽くした緊迫の大会でした。

      こちらで事前に話題に上がっていたこともあって、今まで以上に思い入れのある楽しい時間となりました。
      2013/12/26
    • vilureefさん
      nico314さん、こんばんは。

      再訪ありがとうございます(≧∇≦)
      もちろん見ましたとも!
      ノクターン、本当に素敵でした。
      フ...
      nico314さん、こんばんは。

      再訪ありがとうございます(≧∇≦)
      もちろん見ましたとも!
      ノクターン、本当に素敵でした。
      フリーはトリプルアクセルに二度も挑戦し気迫に溢れてましたね〜。
      完成形をソチで見るのが楽しみです(o^^o)

      それにしても今回の全日本はドラマでしたね。
      鈴木選手の完璧な演技に圧倒され、ミキティの最後の演技に涙し・・・。
      男子の三枠をかけた熾烈な戦い。
      織田君の引退表明にまたまたジーンとし。
      もうどうしましょう、フィギュアにどはまりです(^_^;)

      熱い思いをここで共有できて、こちらこそありがとうございます!!

      .
      2013/12/27
  • ただ浅田真央選手のファンで良かった、心からそう思えた。
    彼女の演技がこれほどまでに人の心を揺さぶるのは、ただただ技術や表現といった部分だけではなく、やっぱりスケートに対する愛情やひたむきさ、魂がこもっているからなのだろうと、実感。

    バンクーバー後の、本人の言葉にもあるようにこの3年間は厳しい時期だった。ファンにとっても、そうだったと思う。2010年のNHK杯は目を疑った。ジャンプの修正、と聞いてはいたけれど、まさかここまで崩れるとは予想もしていなかった。
    そんな状況から信夫先生や久美子先生始めたくさんの方の指導や愛を受けて、更に魅力的なスケーターになった。
    だから今年のロンドンワールドで、真央さんが表彰台に立てた時の感慨はひとしおだった。メダル以上の意味があったと思う。
    苦しい3年間がこの本にはつまっていて、大会ごとの話を読むたびに思い出しては、涙が溢れた。
    改めて、いかに大変な3年間だったかが分かる。
    でも、その苦しみは全てソチのため。

    まさに無二の存在。
    究極のスケータとして、真央さんがソチで羽ばたけるのを後は待つだけ。
    本当に、ファンで良かった。
    メダルよりもただ、自分の演技に満足してうん、と小さく頷く、あの真央さんの姿を見たいです。
    この感動は、フィクションじゃ決して味わえない。

  • 読者リクエストで入荷したので、図書館にて借りました。

    買おうか迷っていたのですが、なにぶん新書は場所をとるので・・・。
    しかし、欲しいなって思うくらい素敵な本でした。

    まず、表紙がいい。
    名作「白鳥の湖」のタラママ・プレゼント衣装。
    表紙は今にも跳び立ちそうだし、裏表紙は優雅のひと言。

    そして表紙をめくるとそこにも写真が!!
    こういった造りは本当に嬉しい。
    「ジュピター」「メリーポピンズ」「アイガットリズム」そして、初代「白鳥の湖」
    しかもカラーですしね。

    バンクーバーからの3年を追う作品となっていますが、佐藤先生との初練習、今までとの練習の違い、とまどいがリアルに表現され、ファンも耐えるシーズンだった2010年シーズン、最愛の母との別れ2011年、復活の2012年と、当時の演技が脳内を駆け巡ります(笑)

    ジャンプについても詳しく触れていて、何故回転不足になるのか、何故跳べないのか、これは何故こういう風に跳ばないといけないのかが良く解りました。
    いかに今までのマスコミの報道が酷かったかも・・・。
    そして、銅メダルに輝いた2013年世界選手権。
    ここで今までの苦難の成果が見事に発揮出来た、真央選手に心から拍手を贈りたい。

    そしてソチへの道があと一年と区切られるのですが、今読んでも胸にぐっとくるものがあります。
    本当に、真央選手のファンでよかった。
    また、リアルタイムで観戦出来る時代に生きれて、本当に幸せです。

    もしかしたら買っちゃうかも(笑)

  • 彼女の夢が叶うその瞬間を、今まで以上に願いたくなる、そんな一冊。浅田真央という稀代のスケーターの「心の在り方」を知って、尊敬、そしてますます好きになりました。

  • バンクーバーが終わってからの3年間の真央ちゃんを追った本。真央ちゃんとは羽生くんを追った本は玉石混交なんだけど、この本はかなり読み応えのあるものでした。

    東日本大震災の年に真央ちゃんはお母さんを亡くして、スケートをイチから見直して、本にはその点は書いていなかったけれどマスコミや世間からものすごく追われて、本当に大変な時期だったと思います。

    そんななか、真央ちゃんがスケートに対してどう考えていたのか、どのような葛藤を胸に優しく微笑んでいたのか、とてもよく伝わってくる本でした。

  • レビュー高評価だったので手に取って見る。
    なるほどなー。当時は(もちろん)マスコミ情報のみで把握していたので、本書を読んでいろいろなことを(今更だけど)知れて面白い。特に終盤は臨場感溢れる展開。あっという間に読んでしまった。
    本書の趣旨から外れるのかもしれないけど、一方のみの情報なので、例えばライバル選手やコーチの話が盛り込まれているとなお引き込まれたのかも。

  • フィギュアスケーター浅田真央さんのバンクーバー五輪とソチ五輪の間を追ったノンフィクション・浅田選手の挑戦と苦悩、家族との別れ、そして希望が描かれており、そられひとつひとつの感情が読み手にもひしひしと伝わってきて思わず応援してしまいます。豊富な写真で色鮮やかな衣装も楽しめる作品。

  • 真央ちゃんの2010年〜2013年シーズンの記録
    苦しいシーズンの真央ちゃん
    喜びも、悲しみもばねに常に高みを目指す真央ちゃんに感動します。

  • 壮絶だ。
    大切なのはルーティーン。

  • 彼女がどんな状態でもただひたすらに応援をすると決めている、浅田真央選手の大ファンです。ただ、フィギュアスケートに詳しくないので、彼女の魅力的な演技が、何が素晴らしくてこんなに美しいのか、具体的にわからないでいました。それが、この本には書かれていて、テレビの解説を聞いているだけではわからない浅田真央選手の優れている点がわかりました。五輪、応援します!真央ちゃんが笑顔で終われますように。

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著者プロフィール

吉田 順(よしだ・じゅん)
1950年、北海道別海町生まれ。横浜市で37年間公立小中学校に勤務。担任32年、生徒指導部長16年、学年主任13年兼任。2011年定年退職。平成元年より「生徒指導」ネットワーク主宰。現在、「生徒指導コンサルタント」として全国の「荒れる」学校を訪問し、指導方針づくりに参画。「生徒指導」「非行・問題行動」「荒れる学校」「学級経営」などのテーマで講演、著述、相談活動をしている。訪問した学校は40年間で200校を超える。

「2023年 『生徒指導「トラブル対応」の教科書 事例編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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