ペンギン、飛べ大空へ! 下 (動物と話せる少女リリアーネ)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052038303

作品紹介・あらすじ

ペンギンたちのために奔走するリリアーネだったが、ある人物によって罠にはめられてしまう。それを救ったのは、動物園に暮らすリリアーネと仲良しの動物たちだった。イザヤの引っ越しや、ママとシュミットの不仲など、問題は山積だが、リリアーネは負けない。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったです

  • リリアーネの行動は面白い。普通じゃない気がする(笑)

  • 最初は、イザヤが遠くに行っちゃうの!と思いましたが、行かなくてよかったです。

  • この本で一番心に残ったのは、リリとイザヤの友情だ。イザヤが遠くに行かなくてはならなかったとき、リリが本当の気持ちを伝えた。そのあと、イザヤが言葉で気持ちを親に伝えて、リリとイザヤの友情は本当にすごいなと改めて思った。トリーナとグリムさんが手を組んで悪いことをたくらんでいたのにはびっくりしたが、上巻で問題になっていたことが全部解決したので安心したし、リリはいつもすごいなと思った。

  • さいしょはこわくて、どんどん楽しくもりあがっていくかんじがよかった。

  • (2017-09-30)

  • “パシャは驚きました。『冠がきれいだって?』
    『そうよ、きれいよ!わたしもそんなすてきな髪型にしたいわ』
    パシャは驚きのあまり、言葉を失ってしまいました。
    そこへラプンツェルがやってきました。
    『わたしもあなたの羽が好きよ。とてもきれいにゆれるんですもの!』
    リリは丘のふもとにつき、立ちあがりました。そして、ペンギンたちのやりとりを驚きながら見守っていました。
    パシャは気はずかしそうにしていました。『きみたちは、おれさまの冠が好きなのか?』パシャは信じられないといったようすです。
    『とっても好きよ!』そこへ、よたよた歩いてきた白雪姫が口をはさみました。
    『あんたがそんなに口うるさいやつでなかったら、とっくのとうに教えてあげたんだけど』”[P.40]

    9巻目。
    重い内容を含みつつも最後は気持ちの良い終わり方で。
    リリとイザヤの関係がいいなかわいいな。

    “「ぼくにとってなにがいいかなんて、パパにはわかりっこないさ。だってパパはぼくがなにを考えているのか、よくわかっていないからね!」イザヤの声は、さらに強くふるえました。「パパは知らないんだ。ぼくにとってリリがどれほど大切か!リリは、ぼくのたったひとりの本物の友人だってことをね。はなればなれになってしまったら、ぼくがどんなにさみしい思いをするのか、パパはわかっていない!」
    その場はしんと静まり返りました。おとなたちはイザヤを、それからリリを、順番に見つめました。
    リリはびっくりしてしまい、なにも言うことができません。自分が真っ赤になっていることだけしか感じていませんでした。
    「ぼくはリリのそばからはなれたくない」イザヤは言いました。「ぼくらは、ふたりで一つなんだ」
    リリは、ほおを熱くしてイザヤをじっと見つめました。リリはきのう、ばかなことを言ってしまったと思っていました。なぜなら、イザヤがリリの告白に対して、あまり多くのことを返してくれなかったからです。でも今は、二倍にも三倍にもして返してくれています!”[P.142]

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著者プロフィール

ドイツで活躍する児童書作家。ドイツやイギリスの大学で文芸翻訳、英語学、文学を学ぶ。翻訳および編集の仕事に携わった後、現在は児童書やYAを中心に執筆する。代表作「動物と話せる少女リリアーネ」シリーズ。

「2021年 『水瓶座の少女アレーア 全7巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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