- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052039645
作品紹介・あらすじ
こやぎくんの拾った不思議な種。葉っぱも花も実も根っこも、何の役にも立ちません。それでもあきらめないこやぎくんの思いが呼んだ奇跡とは…? 思わず一緒に「あしたまほうになあれ」と口ずさみたくなる、感動のお話。黒井氏の初期作品、35年を経て復刻!
感想・レビュー・書評
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ある朝こやぎくんは、たねを見つけました。そのたねを植えてワクワクしていましたが、なんだか期待はずれなことばかり。でも、こやぎくんはあきらめません。あきらめなければいつかきっと、と感じさせてくれる絵本です。(約6分)
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おもわず笑顔になった!なかなかの仕掛けだと思った。
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子やぎ君が青い種を拾う。
何の植物が咲くか分らないけれど、植えてみる。
隣のおじさんが葉っぱを刈っているとき、その植物が葉っぱをつけたので食べてみるけれど、おいしくない。
この植物は葉っぱが大切なのではない、きっと根っこが食べられるんだ、と思う子やぎくん。
でも、根っこは小さいのしかなかった。隣のおじさんの畑ではひまわりが咲いているとき、その植物には小さな花が咲いただけだった。
きっと実がなるんだと思うけれど、夕日の中でぱっと火
花が散ったように見えて終わる。
隣のおじさんは、何の役にも立たない植物だったから捨ててしまえと言うけれど、子やぎには何の植物だか何となく分かっていた。
枯れかけた枝を干していると枝が真っ白になった。
子やぎはその枝で箒を作る。
明日魔法になあれ、と言うとほうきは子やぎを乗せて空を飛ぶ。
あの植物は魔法の箒になる植物だったのだ。
子やぎは隣のおじさんの元へ向かうのだった。
魔法のほうきの木がなるというのが素敵。
ファンタジック。
1つが駄目だったからといって諦めないで次に期待する子やぎくんがすごい。
こう前向きだと運の方から近づいてきそう。
隣のおじさんも悪い人じゃないのだろうけれど、捨ててしまえというのは少し感じ悪い。